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ムスコ物語
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ムスコ物語
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
周りを気にながらみんなと同じように振る舞い、組織に属して従順に仕事をする、そんな生活をしている私にとっては、ヤマザキさんの生き方、考え方は眩しく、憧れる。最後の息子デルスさんからみた母の物語からは、親子であってもやはり違う人間であるのだということが強く感じられた。
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ヤマザキマリは、漫画家でテルマエ・ロマエを書いた。17歳から単身イタリアで留学し画家修行など経てシングルマザーとなり、イタリア人夫と結婚してアメリカ滞在などあり、現在はイタリア在住。 そんな彼女が自身の家族特に一人息子の事を綴ったエッセイ。 ワールドワイドな価値観にただ圧倒さ...
ヤマザキマリは、漫画家でテルマエ・ロマエを書いた。17歳から単身イタリアで留学し画家修行など経てシングルマザーとなり、イタリア人夫と結婚してアメリカ滞在などあり、現在はイタリア在住。 そんな彼女が自身の家族特に一人息子の事を綴ったエッセイ。 ワールドワイドな価値観にただ圧倒された。 母が抱いていた息子に対する思いと、実際に息子本人が書いた【あとがき】のギャップに笑えた。
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誰かの何かである事 何かに所属している事 誰かに認められている事 誰かに愛されている事……などなど 作者はそう言う事の前に 「すべての人は、何よりこの地球に受け入れられているのだ」 と言う。 私は学校を卒業してから、ずっと仕事をして来た。 子供が産まれてしばらくは、いわゆる専業...
誰かの何かである事 何かに所属している事 誰かに認められている事 誰かに愛されている事……などなど 作者はそう言う事の前に 「すべての人は、何よりこの地球に受け入れられているのだ」 と言う。 私は学校を卒業してから、ずっと仕事をして来た。 子供が産まれてしばらくは、いわゆる専業主婦をしていた。 その頃○○ちゃんのママではあったものの、 「何処にも所属していない自分」という認識があった。 それは誰かの目を意識していたのか? 今も、いろいろな事を意識しているのだろう。 しかし作者には、そんなものは無い。 自分はこの惑星の生き物として、受け入れられているのだと言う確固とした自信。 シングルマザーで、身寄りもいない海外で1人で子供を産み、その後も苦労は人並みはずれているのだけれど、だからこそ得られた世間の目など振り切ったその眩しさ。自分の道をまっすぐ歩く事のできる強さ。 こんな、人として大きな母親に育てられたデウス君。 自立した、魅力的な人間にならない筈が無い。 あとがきとして、デウス君の書いた「ハハ物語」 には、「母は失敗を含めたありとあらゆる経験を推奨し、逆に勉学や教育がそれの妨げとなる事を望まなかった」 「そしてあんなに楽しげに、いろんな所へ行き、いろんな人と接する母の姿に、ただ憧れていただけなのだ」……と。 子供に心底憧れられる親。 今までの、そしてこれからの生き方を考えてしまう。
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