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書棚の番人 PHP文芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2024/05/09 |
JAN | 9784569903996 |
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商品レビュー
3.2
8件のお客様レビュー
タイトルから想像していたのとは全くちがう物語だった。書店員のお仕事物語かと思いきや、書店の書棚から見える世間の様相、さらには書店員椎野正和が中学時代に経験した、同級生による同級生の殺人という凄惨な事件に潜む真実と、そこから派生するあれこれまでを深く検証し描いている。そのきっかけも...
タイトルから想像していたのとは全くちがう物語だった。書店員のお仕事物語かと思いきや、書店の書棚から見える世間の様相、さらには書店員椎野正和が中学時代に経験した、同級生による同級生の殺人という凄惨な事件に潜む真実と、そこから派生するあれこれまでを深く検証し描いている。そのきっかけも、当時の犯人の告白本が書店に配本されてきたことだった。 読み進めれば読み進めるほど、胸が苦しくなる一冊だった。
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------------------------- 少女惨殺犯が17年後に出した「告白本」 そこに描かれた 嘘と真実を、 書店員が暴きだす―― ------------------------- Amazonの関連検索等で出てきて気になった一冊です。 世の中を震撼させた、少女惨殺...
------------------------- 少女惨殺犯が17年後に出した「告白本」 そこに描かれた 嘘と真実を、 書店員が暴きだす―― ------------------------- Amazonの関連検索等で出てきて気になった一冊です。 世の中を震撼させた、少女惨殺事件。 犯人は中学の同級生だった。 少年Aとして裁かれた事件。 その少年Aが告白本を出版するという。 当時の被害者だけではなく、同級生や近所の人間をもマスコミや世間は追いかけ責め立てたのに。 その本が世に出たら、どれだけの人がまた苦しい思いをするのか。 書店員の椎名正和は、事件の関係者(同級生)だった。 自身が勤める書店の棚に、告白本を置けるのか。 告白本を読んだことで感じる違和感。 事件を追いかけていた記者が事故死する。 本当に事故だったのか? 終盤は怒涛のように詰め寄られて、 人間らしい選択というか終わりというか。 本筋ではないかもしれませんが、 本作で印象的だったのは、 椎名がバイトの本橋と居酒屋で話す場面。 「本屋は文化の最前線。」 「人がより良く生きていくためには、なくてはならない生命線。」 とても印象的でした。 表現の自由があっても、人を傷つけて良いわけではない。 でも書店も商売で、売れるものを置かなければ残らない。 苦しいなあと。理想と現実というか。 話題になるのなんて一瞬なんですよね。 毎年、毎月、何冊もの本が世に送り出されて、 どんどんどんどん増えていくなかで、 生き残る作品は本当に一部だと。 だからこそ、自分の手元にある本たちは大切にしたいと思いました。 本作のミステリとはちょっと違いますが、 記録として残します…!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読んだ後他の読者はどう捉えてるのか気になってレビューを見ていました。 確かに題名の書棚の番人とはかけ離れた内容でした。ただ普通に面白かった。書店ガールよりこっちが好きかもです。 重たい内容であって、読者に見せたいのは少年の罪だけでなく書店員、出版社の間の関係性、売上と本屋の存続についてだと思う、本が好きな人にとっては結構気になる部分ではあります。 単純にミステリーとして読むのもいいし、伏線回収も上手くできている気がします。 結末に納得しない読者もいるでしょうけど、フィクションであって、これ以上罪を重くしない終わり方はないかなと思いました。 外国留学生にはおすすめしないです。 ある意味日本のこと、日本のニュース、出版と本屋に興味がある方でしたらぜひ読んでみて欲しい。 ※在日のくだりは刺さりました。この作者さんはすごいです。
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