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絶望からの新聞論
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 地平社 |
| 発売年月日 | 2024/04/30 |
| JAN | 9784911256015 |

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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
同世代の新聞記者から見た新聞というメディアや、新聞を通して見えたこの日本の20年強、そんな観点で興味あったので読んでみた。 中盤が最も面白く、前半は少し単調というか自分の認識と筆者に相違なく、共通の時代を生きてきた感覚がある。 終盤の政治については急に熱がこもっているのできっ...
同世代の新聞記者から見た新聞というメディアや、新聞を通して見えたこの日本の20年強、そんな観点で興味あったので読んでみた。 中盤が最も面白く、前半は少し単調というか自分の認識と筆者に相違なく、共通の時代を生きてきた感覚がある。 終盤の政治については急に熱がこもっているのできっと割り切れない何かがあったのか、未だに消化しきれない想いがあるのだと思う。 一冊を通して筆者がなぜ辞めるのか、次に何をするのかがまとめられているが、その表現が少し足りないというか、世代についての価値観は触れられていなかった。(それも読みたかった) この世代だからこそこの考えになったはずで、これが5年上、もしくは5年下だった場合、退職以外の選択肢かもしくはもっと早く退職していたか、何か別の感じ方や見え方があったと思う。そう言った観点はなく、あくまで筆者個人の目線から見た「絶望からの新聞論」なので、広く共感を得られるものではないかと思うが、オールド、と言われることもあるメディア組織の中核を成していた筆者の退職と次への道程に興味がある方は他にはない書籍だと思う。 これを読んで「やっぱり新聞はもうダメだ」とはならないと思うが、もしそういう方がいたら、それは本書を読み切れていないと言えるだろう。
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★新聞論ではなくジャーナリズム論★弱い立場の人に寄り添う、草の根の声を届けるというスタンスはよく分かるし、ジャーナリストとしての立ち位置は納得もする。それをないがしろにしたから新聞が読者から見捨てられたとみているようだが、そこには違和感がある。 情報へのアクセスと発信力をマスメ...
★新聞論ではなくジャーナリズム論★弱い立場の人に寄り添う、草の根の声を届けるというスタンスはよく分かるし、ジャーナリストとしての立ち位置は納得もする。それをないがしろにしたから新聞が読者から見捨てられたとみているようだが、そこには違和感がある。 情報へのアクセスと発信力をマスメディアが独占していたから、新聞はかつてボロい商売として成立していただけだろう。ネットを通じてきちんとした選択肢が生まれただけで、紙面は昔から偉そうだった。スタンスを変えたとて、新聞というビジネスモデルの限界の中では成立しないだろう。 小さな声を届けるだけなら新聞に固執する必要はない。新聞論を語るなら、ビジネスとして成立する基盤の議論が外せない。社内の管理が厳しい読売だけが新聞として生き残るとみているだけに、ポイントはやはり経営だろう。 そういえば時系列での記憶が曖昧だったが、朝日新聞を巡るトラブルは何度もあったんだ。NHKの戦時下暴力をめぐる番組で安倍政権の介入を報じて揉めたのが2005年、小説家・ジャーナリストとして知られた外岡秀俊氏が再建のために編集局長に就いたのが2008年だった。著者が政治部に配属となったのがそのタイミングで、2014年に慰安婦と吉田調書に関わる報道で相次ぎ記事を取り消す混乱がまた生じる。そこからの話となる。
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政治の劣化とマスコミの劣化、どっちが先か。報道の仕方ばかりでなく、そもそも何が報道されずいるか、も新聞報道だけでは知る由もないようだ。とはいえ、新聞が信頼できないとなると、絶望せざるを得ないのは、私たち国民だ。新聞社が真実を追求する記者を育てなければ、筆力のあるライターを育てなけ...
政治の劣化とマスコミの劣化、どっちが先か。報道の仕方ばかりでなく、そもそも何が報道されずいるか、も新聞報道だけでは知る由もないようだ。とはいえ、新聞が信頼できないとなると、絶望せざるを得ないのは、私たち国民だ。新聞社が真実を追求する記者を育てなければ、筆力のあるライターを育てなければ、いったいどうやって私たちはこの国で起こっていることを知ることができるのか。いまだかつてないほど、私たちのリテラシー、ネット上の玉石混交の情報の洪水の中から、本当のことを見つけていく力が求められているのだろう。怖いですね。
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