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国家の命運は金融にあり 高橋是清の生涯(下)
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国家の命運は金融にあり 高橋是清の生涯(下)

板谷敏彦(著者)

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国家の命運は金融にあり 高橋是清の生涯(下)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2024/04/25
JAN 9784103556329

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商品レビュー

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2025/07/16

波瀾万丈な高橋是清の生き様を描いた下巻。是清の自伝が大体上巻の範囲内なのでここからが自伝後の話となる。普通だと老人の自伝の終わりの後は波風も立たない様なイメージがあるが、この人の場合は下巻から日銀総裁、大蔵大臣、政党党首、総理大臣と寧ろ日本史に関わってくるところが並外れている。大...

波瀾万丈な高橋是清の生き様を描いた下巻。是清の自伝が大体上巻の範囲内なのでここからが自伝後の話となる。普通だと老人の自伝の終わりの後は波風も立たない様なイメージがあるが、この人の場合は下巻から日銀総裁、大蔵大臣、政党党首、総理大臣と寧ろ日本史に関わってくるところが並外れている。大蔵大臣としては歴史に残る人だが政治的駆け引きや人の名前を覚えないとか政治家としてはどうかと思う。「君の事嫌いだから辞めてくれない?」とか直球すぎる。でも裏を返せば正直な人とも言える。勿論能力も本書にあるように「今まで起こった事がない事態があった時は翁に聞け、必ず打開策を出してくれる」様に高い。 年齢を重ねて聖人になったかと思えば普通に親類筋の若い娘と浮気して孕ませている辺り、妻からするととんでもない奴だが子煩悩だしなんか憎めない。最後の子どもが63歳の時とか豪傑すぎだろ。 それでも尊敬すべき点が多々ある人で見習いたいのは晩年。国家予算で軍部と対立。予算のみならず陸軍学校の弊害も直言したりと年齢のせいにせず(寧ろ最後の奉公と言っていた)、己を通したところは素晴らしいし83歳にして暗殺の対象となりしかも実行されるという、本人とっては気の毒だが最期まで主役だった。是清が全て正しいとは言わないが殺されてから10年もしないうちに大日本帝国は崩壊した。

Posted by ブクログ

2025/01/29

嘉永7(1854)年に生まれ、昭和11(1936)年の二・二六事件で非業の死を遂げるまでの81年間におよぶ高橋是清の生涯は、掛け値なしに波瀾(はらん)万丈と言ってよい。前半生のクライマックスは、日露戦争時の外債発行に奔走し、それを見事に成功させる場面である。まさに「国家の命運」を...

嘉永7(1854)年に生まれ、昭和11(1936)年の二・二六事件で非業の死を遂げるまでの81年間におよぶ高橋是清の生涯は、掛け値なしに波瀾(はらん)万丈と言ってよい。前半生のクライマックスは、日露戦争時の外債発行に奔走し、それを見事に成功させる場面である。まさに「国家の命運」を握った是清の国際金融の舞台での大活躍に読者は手に汗を握ることになる。  しかし、是清は金融の天才では決してない。それどころか、青年期の放蕩(ほうとう)三昧の生活や怪しい投資話に手を出しての失敗など、普通であればそこで終わってしまうようなエピソードに事欠かない。そこがまた人を惹(ひ)きつけてやまない魅力となっている。  魅力的な個性のまわりにこれまたさまざまな才能をもった人々が躍動する。その代表格が、日銀の深井英五、大蔵省の森賢吾といった人々である。またグイド・フルベッキやアラン・シャンドといった「お雇い外国人」たちとの長く深い交流、森有礼、前田正名からの影響も大きい。とくに前田の紹介で知遇を得た日銀総裁の川田小一郎は、是清の人生を大きく変えた。これらの人々から重層的にネットワークが形成され、最後にクーン・ローブ商会のヤコブ・シフを動かす力へとつながっていく。  後半生のクライマックスは、老骨にむち打ちながらの金本位制即時停止の断行と昭和恐慌からの脱却、そして軍部の要求に屈せず、公債漸減策へ転換する場面である。しかし、この一連の政策はあくまで表面のことにすぎない。是清がなぜデフレ不況の根本治療をおこなえたのか。その核心は次の言葉に集約されている。曰(いわ)く「人 の働きがすなわち富である。人の働きをあらわすものが物資である。物資の高くなるのはすなわち自己の働きが高くなることである。(中略)この働きにいかにして相当なところの価をもたせるかということの政策が根本政策である」と。今、これをきちんと言える政策担当者はいるのであろうか。 『産経新聞』2024.7.14朝刊掲載

Posted by ブクログ

2024/11/28

上下巻合わせて1000ページ超、非常に読み応えのある2冊だった。 是清の後半生を書くこの巻では金融恐慌の収拾と金輸出再禁止という彼の独壇場を除くと日本近代史を詳しく紐解く巻と言っていいかもしれない。是清が主役でないどころか、出てこない話も多い。 是清が原敬の元どのように政治に関わ...

上下巻合わせて1000ページ超、非常に読み応えのある2冊だった。 是清の後半生を書くこの巻では金融恐慌の収拾と金輸出再禁止という彼の独壇場を除くと日本近代史を詳しく紐解く巻と言っていいかもしれない。是清が主役でないどころか、出てこない話も多い。 是清が原敬の元どのように政治に関わったのか、原遭難後政友会総裁としての立ち居振る舞いはどうだったのか、本来経済観念を共にした井上準之助との確執はいつ起きたのか、これらの背景を細かく描いていくとどうしても時代背景の説明が長くなり、是清本人の登場が少なくなってしまうのだろう。恐れずに書き切った著者を褒めたい。 高橋是清という人物は財政家として決して無辜ではない。例えば昭和金融恐慌の遠因は第一次世界大戦時の放漫財政が尾を引いたことは間違いないだろう。しかしこの人のすごいところはその失敗すら真正面から受け止めて収拾してしまうところにある。金解禁に関する井上準之助とは対照的と言っていいだろう。 つくづくこの人物をクーデターで亡くしてしまった事が惜しくてならない。

Posted by ブクログ