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クスノキの女神
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クスノキの女神

東野圭吾(著者)

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クスノキの女神

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 実業之日本社
発売年月日 2024/05/23
JAN 9784408538563

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商品レビュー

4.3

610件のお客様レビュー

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2026/03/05

東野圭吾さんは本当に稀代のストーリーテラーだと思います。 一度本を開くと、物語に引き込まれて戻ってこれなくなります。 なぜこんなに物語や人物に引き込まれるのか、不思議でなりません。 痛みと感動がないまぜになって、心の中になんとも言えない嵐が沸き起こります。 クスノキの女神。 ...

東野圭吾さんは本当に稀代のストーリーテラーだと思います。 一度本を開くと、物語に引き込まれて戻ってこれなくなります。 なぜこんなに物語や人物に引き込まれるのか、不思議でなりません。 痛みと感動がないまぜになって、心の中になんとも言えない嵐が沸き起こります。 クスノキの女神。 この本もまさにそんな東野圭吾マジックとも言える物語空間を持っています。 いろいろと、あれこれ書きたいと思うことがあるのですが、纏めることができず、とにかく読んでください、としか言えません。 クスノキの番人もとても好きなお話でしたが、クスノキの女神はそれ以上に好きな作品となりました。 少年と少女の純粋な心と神木クスノキに触れて、心のゴミが浄化されたような、清々しい心地です。

Posted by ブクログ

2026/02/28

クスノキという言葉に惹きつけられて読んだ。クスノキは、巨木となり、芳香があることで、「神が宿る木」とされてきた。神社の境内に「ご神体」として鎮座することが多い。「薬(くす)の木」と呼ばれ、1000年を超える長寿の木もあり、不思議なほどに生命力が強いため「奇(くす)しき木」と呼ばれ...

クスノキという言葉に惹きつけられて読んだ。クスノキは、巨木となり、芳香があることで、「神が宿る木」とされてきた。神社の境内に「ご神体」として鎮座することが多い。「薬(くす)の木」と呼ばれ、1000年を超える長寿の木もあり、不思議なほどに生命力が強いため「奇(くす)しき木」と呼ばれた。『日本書紀』において、スサノオが自分の体の毛を抜いて投げた際、眉毛からクスノキが生まれたとされている。さらに「クスノキは舟にするのに良い」と言われ、古くから造船の重要材であった。また虫除け剤としての樟脳がとれる。 この本を読んで、前作に『クスノキの番人』という本があった。月郷神社のクスノキの番人になるのが、直井玲斗であり、番人として自覚を持ち、困った人を助けようとする。 柳澤千舟は、月郷神社の継承者で、軽度認知障害がある。徐々に、認知症が進行していくが、状況に応じて、遺憾なく才能を発揮する。また、玲斗にとっては母親のお姉さんで、おばさんでもあり、常に相談する相手でもある。 月郷神社に伝わるクスノキには、祈念する儀式が満月と新月にある。 その祈念は二種類ある。預念と受念だ。預念は新月の夜に行われる。クスノキの中に入り、蠟燭に火をつけ、自分が伝えたいことを念じるのだ。その念はクスノキに刻み込まれる。 それを受け取るのが受念で、満月の夜に行われる。この新月と満月のクスノキは、アンデスの農業のような雰囲気がある。 預念した人物と血の繋がりの濃い人間がクスノキの中で蠟燭に火を点し、預念者のことを思えば、その念が伝わってくるのだ。 この奇跡ともいえる現象については無闇に広めてはならず、柳澤家によって厳重に管理されてきた。そして現在のクスノキの祈念儀式の実質的管理者が玲斗なのだった。 物語は姉の早川佑紀奈と弟翔太と妹の3人が、佑紀奈の作った詩集『おーい、クスノキ』を神社で売らせて欲しいと玲斗に依頼することから始まる。母親は看護士でシングルマザー。脳脊髄液減少症になっていて、仕事が十分にできない状況で、貧しい家庭で、なんとか稼ごうとする兄弟だった。 『おーい、クスノキ。 遠くから会いにきてやったぞ。山を登り、川を渡り、砂漠を歩いて、お前に会いにきてやったぞ。そしたらどうだ。お前は随分と威張って経っているじゃないか。どうしてそんなに威張ってるんだ。大きいからか。背が高いからか。じゃあぼくはもっと大きくなってやろう。身体は小さくても夢は大きいぞ』という詩が綴られている。 玲斗は、気に入って、詩集を神社で無人販売することを決める。 そこに、久米田という男が、その詩集を盗もうとする。それと揉み合いになる玲斗。その久米田は、強盗傷害事件を起こしたという犯人らしい。それで、捕まる。しかし、その強盗傷害事件を起こしたのは、久米田ではなかった。それが、謎解きになる。 千舟と一緒に行った認知症カフェで針生母子に出会う。子供の元哉は、眠ったら記憶が消えてしまうという病気だった。そして玲斗とあうと『スターウォーズ』のことで話が通じ合った。それから、元哉は玲斗になつき、会いたがるようになる。元哉は毎日日記をつけて記憶しているのだ。そして、元哉は、絵を描く才能があり、『おーい、クスノキ』の詩集を見ることで、クスノキと少年の絵をスラスラと描く。その絵に触発されて、佑紀奈と意気投合し、絵本作りに励むのだった。 絵本作りで、クスノキに子供は、何を依頼するのか?というのが、この物語りの中心核だ。元哉は、子供の未来を見たいという。10年後、20年後、と未来を見ようとする。しかし、本当に重要なことは、今をどう生きるかだと知る。 元哉の一番楽しかったことは、梅入り大福を食べたことだった。その元哉の想いをクスノキに祈念し、母親の冴子は元哉の想いを知るのだった。別れた夫は料理人で、その夫と一緒に冴子は元哉の大好物の大福を再現するのだった。その大福を食べて、至福の時間を過ごす。 クスノキをめぐって、いくつかの物語が交錯し、一つの絵本になっていく。さすが、東野圭吾はエンターテイメントである。何事も信じないと奇跡は起こらない。  

Posted by ブクログ

2026/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

認知症の千舟と、 病気で1日しか記憶がもたない元哉、 母親が病気で父親もいなくて 詩集やパパ活で日銭を稼ぐ佑紀奈の話。 元哉と佑紀奈がクスノキを女神に見立てて絵本を書く。 そのストーリーが認知症の千舟にも重なっていて、 未来がわからなくても、記憶を積み上げていかなくても、今が幸せならそれでいいと思える話。 それぞれの想いとストーリーがうまく絡み合っていて、よくこんな話をまとめられたなあと思う。 元哉の両親の思いも、感動的な話になった一因と思う。 クスノキの祈念とか、女子高生なのに詩集?とか、絵本の刊行までそんな簡単にできるかな?とか、非現実的なところはあるけど、小説の中だからここ実現できる世界だなと思った。 読んでいておもしろかったし、ラストに向けて少しずつ種明かしされていくような流れもよかった。 主人公、推理力高い。笑

Posted by ブクログ