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クスノキの女神 の商品レビュー

4.3

206件のお客様レビュー

  1. 5つ

    90

  2. 4つ

    72

  3. 3つ

    31

  4. 2つ

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2024/09/19

クスノキシリーズ2弾 想いを受け渡しできるクスノキとその番人の元を訪れる人々の心温まるストーリー。 今回は痴呆症、脳障害や今を生きることの大切さがキーワード。 悲しくも人に優しくなれる小説。 さすが東野圭吾

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2024/09/18

最後読み進める為にはティッシュが不可欠でした。 女神は、番人から引き続きファンタジー要素や、事件に巻き込まれるミステリー要素もありながらも、クスノキを通じて人との心を通わせるハートウォーミングな話でした。 千舟さんの常に俯瞰した見方で冷静に事を進める聡明さがあるからこそ周りを思...

最後読み進める為にはティッシュが不可欠でした。 女神は、番人から引き続きファンタジー要素や、事件に巻き込まれるミステリー要素もありながらも、クスノキを通じて人との心を通わせるハートウォーミングな話でした。 千舟さんの常に俯瞰した見方で冷静に事を進める聡明さがあるからこそ周りを思いやり、そして側にいる玲斗も生きていく事に精一杯だった若者から思いやりを持った大人へと成長していったんだと思います。 その姿を見守り届けたからこそ、最後も千舟さんが穏やかな微笑みを浮かべられたんだろうなぁ。 と思い返すと涙が出ちゃう。 東野圭吾さんの描く人物像は、とても想像がつきやすく読みやすい。 それは、作家として人を見る力に長けているからなんだと思いました。 本を読むのが好きになりました。 今日は満月ですね。

Posted byブクログ

2024/09/17

前作より感動的で良かった!! 1人で読んでいたらきっと泣いていたと思う 未来にとらわれず今ある幸せを大切に生きる ありきたりなメッセージだけど この作品からはしっかり伝わってきた。 2人の共同作成の絵本も読んでみたい

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2024/09/15

クスノキの番人の続編。前作に比べてクスノキの神聖な描写があまり感じられない感はありましたけど、ストーリーとしては連続性があって面白いと思いました。「今、健全な心を持っていられるのなら、それで幸せなのです。今のあなたが存在することをありがたいと思い、感謝しなさい。そうすれば昨日まで...

クスノキの番人の続編。前作に比べてクスノキの神聖な描写があまり感じられない感はありましたけど、ストーリーとしては連続性があって面白いと思いました。「今、健全な心を持っていられるのなら、それで幸せなのです。今のあなたが存在することをありがたいと思い、感謝しなさい。そうすれば昨日までのことなど気にならず、明日からのことも不安ではなくなります。」劇中の物語の中の女神の言葉が心に残ってます。「幸せだ、と僕は思った。もうほかに何もいらないと思った。その時、僕は急に気がついた。未来なんていらない。この先、何が起きるかなんてどうでもいい。知らなくていい。大事なのは今だ。」今が大事ということが、文中のいろんな人にあてはまって、いろいろ考えました。  なんとなく想像はできたけど少年の最期が、せめてものと想いつつも悲しかった。千舟さんの「老い」のような変化にも私のこれからにおもいを馳せました。

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2024/09/14

前作の続きと思って読んだけど、主役の二人以外は新しいキャラとまったくの新ストーリーでした。 前作の凛とした千舟さんが、ゆるゆると弱い部分を見せていく様は、抗うことのできない人生の曲線だなあと改めて感じた。 きっと、玲斗と出会って千舟さんの晩節はグッと幸せになったんじゃないかな。...

前作の続きと思って読んだけど、主役の二人以外は新しいキャラとまったくの新ストーリーでした。 前作の凛とした千舟さんが、ゆるゆると弱い部分を見せていく様は、抗うことのできない人生の曲線だなあと改めて感じた。 きっと、玲斗と出会って千舟さんの晩節はグッと幸せになったんじゃないかな。 もし、玲斗と出会わずにそのまま過ごしていたら、本当に寂しい晩節を迎えたんだと思う。 ふと、千舟さんと玲斗の交わりを見てて、赤毛のアンを思い出した。 主人公アンと扶養者のマリラの姿とダブった。 千舟は口うるさく玲斗を嗜めながらも、どこか憎めず好きでいたんだろうと。 最後の場面は本当に感動しました。 未読の方は、ぜひ2部作で読むことをお勧めします。 恒例の、登場人物の中の女性に心惹かれるパターンは、今回は元哉の母の針生冴子さんでした。

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2024/09/12

人はいつもわからない未来に対して不安を抱いてしまうけれど、今ある当たり前の幸せを噛み締めて生きていくことが大切なのだと感じる物語でした。続編なので『クスノキの番人』を読んでからの方が読みやすいと思います。

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2024/09/11

なんか最後感動しました… 勝手に涙が………… 正直、展開は読めた感じでしたが予想外に涙が溢れてきて前作よりすきです! 過去より現在。 未来より現在。 今この瞬間が幸せであればいい。 当たり前のようで今の世の中でもなかなかそれが出来ずに未来に不安を抱いたり、過去に囚われ...

なんか最後感動しました… 勝手に涙が………… 正直、展開は読めた感じでしたが予想外に涙が溢れてきて前作よりすきです! 過去より現在。 未来より現在。 今この瞬間が幸せであればいい。 当たり前のようで今の世の中でもなかなかそれが出来ずに未来に不安を抱いたり、過去に囚われたりしてしまうもの。 逃げられない不安な未来に向き合う元哉の姿と 私自身の人生を重ねて読んでいました。

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2024/09/11

んーなんかそんなに刺さらなかった 読みやすくてサクサク読めるけど、2ヶ月立って何も残らないかんじ、、、

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2024/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

感動した。 未来を知りたい少年は10年後、20年後と未来の自分を見ていくが、状況はいつも同じで道に迷い、女神の助けを求めて彷徨い、嘆いている。 女神は言います。 何年経とうがどんなに未来へと進もうが人はいつだって迷い続け道を探し続ける。未来への不安が消えさる日など永遠に来ない。でもそれでいい。 人は未来を知るよりも大事なことがある。 それは今がどうかということです。 あなたは様々な人のおかげで生きています。 それらの全てに感謝すべきなのです。 昨日までのことなど振り返らなくていい。 あの時にああしていれば良かったと悔いることに意味はない。 同じようにこれからどうなるかなど考えることに意味などない。 大切なのは今です。今、健全な心を持っていられるのならそれで幸せなのです。今のあなたが存在することをありがたいと思い、感謝しなさい。そうすれば昨日までのことなど気にならず、明日からのことも不安ではなくなります。 感動しました。

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2024/09/11

社務所に来た女子高生と脳の病気で寝たら全てを忘れてしまう少年が出会い、絵本を作っていくのが大筋。未来や過去にとらわれず、今を生きることを教えてくれる。 伝えたいことがシンプルでグサッと刺さる。 読みやすくて一気に進む。 ただ、最後もう少しひと押しあればなぁと思う部分もある。 なん...

社務所に来た女子高生と脳の病気で寝たら全てを忘れてしまう少年が出会い、絵本を作っていくのが大筋。未来や過去にとらわれず、今を生きることを教えてくれる。 伝えたいことがシンプルでグサッと刺さる。 読みやすくて一気に進む。 ただ、最後もう少しひと押しあればなぁと思う部分もある。 なんか東野圭吾作品は物足りなさを感じてしまうが私だけだろうか。 作品とテーマは素晴らしいし、文句がないのだけど、どこか物足りない、もう少しって感じになってしまう。

Posted byブクログ