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二人目の私が夜歩く
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二人目の私が夜歩く

辻堂ゆめ(著者)

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二人目の私が夜歩く

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2024/04/22
JAN 9784120057786

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商品レビュー

3.8

103件のお客様レビュー

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2025/02/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

雰囲気が好き。辻堂さんの作品の中でいちばん良かったかも。 1部と2部でタイトルの意味がガラッと変わって、昼と夜が入れ替わる感じが好きです。

Posted by ブクログ

2025/01/28

色々、登場人物の気持ちになって考えながら読んだ。 だけど私は障害者でもなく交通事故の被害者でもなく加害者でもないから 私の想いは軽いものなんだろうな。 すごく面白かった。

Posted by ブクログ

2025/01/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

※読了から感想までラグあり 両親を事故で早くに失った茜と、同じ事故によって動かすことができなくなった咲子と、茜が眠っている間にだけ現れるサキ(二重人格)の話。初めは茜が寝ている間に咲子の魂?が入り込んで入れ替わっていると思わせて、実はサキが動いていたという話の展開に思わずそうきたか!と唸った。 茜が咲子のボランティアで献身的に振舞い、それを咲子が好感的に受け止めているように見せた後、咲子がサキの前で茜の振舞いをよく思っていないことを打ち明けるのが嫌な感じだった。 その一方で、障害者=綺麗な心の持ち主で守ってあげるべき存在という世間のイメージを覆すのは良かったと思う。障害者だって1人の人間で、良い感情も悪い感情も持つし、常に前向きな状態を強いられるのは窮屈だし迷惑だと思う。健常者がそれを見ないふりして良い人だと決めつけてかかるのは、それこそ障害者のことを1人の人間として扱っていないことに変わりない。 こんなことを言うと批難されそうだが、最後に咲子が死ぬチャンスを逃さないですむようにしてあげたのはサキの優しさだと私は感じた。残された咲子の母親の心情を考えると非常に辛いが、咲子が苦しみが誰の非にもならない状態で終えられてよかった。 ラストについては、この本の読み手が登場人物の誰に感情移入して読んだかによって感想が大きく変わってくると思う。私は咲子視点で読んでいたので、終わり方こそ暗いがハッピーエンドだったと捉えている。

Posted by ブクログ