二人目の私が夜歩く の商品レビュー
栞がいらない一気読み本だった。最初は、特殊設定のミステリーなのかと思ったけどそんなことないただのおもしろいミステリーだった。特殊設定が入ったSFチックなものだと感情移入が難しいからそれはそれでよかった。眠れずにベッドにいる時間、しんどいよなあと自身の体験を思い出しながら読めた
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交通事故で両親を亡くした茜と交通事故で重度の障害を負うことになった咲子。この二人が偶然出会う。ボランティア高校生茜と自発呼吸ができずに病室に横たわっている咲子が。 やがて、茜と咲子は昼と夜で、一つの身体を共有する。 昼の部の二人の交流がまるで嘘のように夜の部が展開する。人のもつ二...
交通事故で両親を亡くした茜と交通事故で重度の障害を負うことになった咲子。この二人が偶然出会う。ボランティア高校生茜と自発呼吸ができずに病室に横たわっている咲子が。 やがて、茜と咲子は昼と夜で、一つの身体を共有する。 昼の部の二人の交流がまるで嘘のように夜の部が展開する。人のもつ二面性が見事に描かれ、そこに事故のトラウマが重たくのしかかる。そしてそのトラウマを引き受けるのは、、、? 人間の心の奥底にはこうしたトラウマを引き受ける部屋、あるいは存在があるのかもしれない。そうでないと生きていけない。でも、何かがその扉を開けてしまわないとも限らない。怖しい。 辻堂ゆめさんはミステリー仕掛けで、深層心理を劇的に描いている。唸った。
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昼の話を特に疑うこともなく読んでいたら、夜の話の最初であれれ?となりました。昼の話も夜の話も、先が気になってどんどん読み進めてしまいました。 1番最後に明らかになった真実はなんとなく予想はしていたのですが(何か疑うような描写があったわけではなく、私の完全なヤマ勘です)、最後たたみ...
昼の話を特に疑うこともなく読んでいたら、夜の話の最初であれれ?となりました。昼の話も夜の話も、先が気になってどんどん読み進めてしまいました。 1番最後に明らかになった真実はなんとなく予想はしていたのですが(何か疑うような描写があったわけではなく、私の完全なヤマ勘です)、最後たたみかけるように色々な真実が明らかになるのは見事だなあと思いました。何一つ真実を知らずに咲子さんと別れることになった茜はかわいそうだなと思いますが、反面それはみんなが茜を守りきったからだと思うと、茜本人は実感することはできないけれど、こんなにみんなから大切にされて幸せ者なのだろうとも思います。咲子さんは、一つ一つは誰にでもあるような軽い罪だとも思うけど、ここまでの罰を受けて苦しまないといけないほどなのかな…つらいです。
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この本の一番のお気に入りポイントは主人公茜な巻き込まれた交通事故の真相が徐々に明かされていくところです。とても複雑な真実が隠されてるお話でした。
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とても読みやすい文章で、主人公が高校生ということもあり、ティーンズ向けのライト小説かなと思ったけどそういうわけでもないみたい。読みやすいけど意外と誰にも共感しづらかったのは、やはり自分が母親の視点が強いからなんだろうか。 アンプにつながずともエレキ―ギターをかき鳴らしたらけっこう...
とても読みやすい文章で、主人公が高校生ということもあり、ティーンズ向けのライト小説かなと思ったけどそういうわけでもないみたい。読みやすいけど意外と誰にも共感しづらかったのは、やはり自分が母親の視点が強いからなんだろうか。 アンプにつながずともエレキ―ギターをかき鳴らしたらけっこう音が出るのではとか、細かいは気にしないようにした。
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昼、夜の2部のパートにお話は分かれている 夜パートが物語りの真実、真相解明的なパートになっているのですが、昼パートで抱いたイメージをひっくり返してくる意外性 多少強引なようにも感じたストーリー展開も、交通事故という不幸な出来事により心を寄り添わせていった茜と咲子、その他にも元彼...
昼、夜の2部のパートにお話は分かれている 夜パートが物語りの真実、真相解明的なパートになっているのですが、昼パートで抱いたイメージをひっくり返してくる意外性 多少強引なようにも感じたストーリー展開も、交通事故という不幸な出来事により心を寄り添わせていった茜と咲子、その他にも元彼・親友などの心情はそれぞれ表裏がある、まさに昼夜の関係 人の心は多面的だろと作者から言われているようでした 結果的にすべてを知り得たわけではないが茜はこれからも生きていく 自分の抱える闇の部分を光に溶け込ませて、強く生きていって欲しいと思った
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
他人とうまく打ち解けられない茜はボランティアで交通事故で半身不随になった咲子と出会う。茜は境遇の似通った咲子の心の綺麗さと芯の強さに惹かれて、次第に心を開いていく。物語のキーは夜間、睡眠中に起こる2人の精神の入れ替わり。夜は人の本質が見える時間だという… 人間の温かみだけでなく、偽善や虚栄といった負の一面にもスポットを当てながら、読了後にはほろ苦い気持ちが残る青春小説であり、ミステリーとしても違和感の配置と種の明かし方が絶妙にうまく、衝撃成分を最大化できていると感じました。
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読んでる途中から、これは今年読んだ本TOP3に入るな…と思った本。 どうでもいいですがこの本を選んだきっかけは、8月下旬、私は何を考えたのか、9月に読む本は名前が「つ」から始まる作家さんにしようと思いまして…図書館のタ行の棚辺りをうろついている中、発見した次第です。 (ちなみに...
読んでる途中から、これは今年読んだ本TOP3に入るな…と思った本。 どうでもいいですがこの本を選んだきっかけは、8月下旬、私は何を考えたのか、9月に読む本は名前が「つ」から始まる作家さんにしようと思いまして…図書館のタ行の棚辺りをうろついている中、発見した次第です。 (ちなみに辻仁成、辻堂ゆめ、津村記久子、辻村深月の4人にしました) 辻堂さんの本は、今年の2月か3月あたりに「二重らせんのスイッチ」を読みましたが めちゃくちゃ好きだったので本好きの親友におすすめしまくりました、はい。 そこで今回も、本棚を凝視し()1番私が好みそうな本を借りてまいりましたと。 そして最初にも書いた通り面白いし好きでした本当に。 昼と夜で一つの身体を共有する茜と咲子。 鈴木茜は交通事故で両親を亡くした高校3年生、厚浦咲子は交通事故により首より下が不自由な30歳。 茜は「おはなしボランティア」によって咲子と出会います。 また茜は、夜に自分も知らないうちにベッドから出歩いていて、同居する祖父母に夢遊病を疑われます。けれど茜は、夜出歩いているのは咲子なのでは…と思い、夜の自分へ手紙を書いたところ、返ってきた返事は咲子のようでした。 そこから物語はさらに進んでいきます。 とにかく人間の感情、というか奥深さ…、誰しもが持っている光と闇、のような話です。 第二部 夜のはなし では、思わず人に「⚪︎⚪︎が□□で△△だったんだよ!!!!!!!」と言いたくなる予想の裏切られ方をします。 私の語彙力では絶対に伝えきれないので とりあえず読んでみてください()
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辻堂ゆめ作品は初。読みながら自分の予想をするりとかわされる感じで面白かった。 昼と夜の茜とサキの違い、咲子の違い。咲子の親友と元彼。 誰もが少なからず持っている表と裏や思い込みが、長い間の心の澱になってしまう。友情と恋愛が絡まると残酷な気持ちや言動に繋がることもあるよなぁと。 そ...
辻堂ゆめ作品は初。読みながら自分の予想をするりとかわされる感じで面白かった。 昼と夜の茜とサキの違い、咲子の違い。咲子の親友と元彼。 誰もが少なからず持っている表と裏や思い込みが、長い間の心の澱になってしまう。友情と恋愛が絡まると残酷な気持ちや言動に繋がることもあるよなぁと。 それぞれの気持ちに少しずつ共感するところもあったりして。 誰かの本当の気持ちなんて、そう簡単に分からないよなぁとあらためて思う。
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やっぱり辻堂ゆめは面白い! エピローグでの掴みから始まり、前半はSFファンタジーと思わせて、後半に入るとすぐにSFではなかった事を知らしめて、ヒューマンドラマ的展開からミステリー要素を含んだ謎解きへと話が進んで行き終始飽きずに楽しめました。
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