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剥製の街 近森晃平と殺人鬼 集英社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2024/04/19 |
| JAN | 9784087446432 |

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剥製の街 近森晃平と殺人鬼
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
猟奇連続殺人事件をテーマにしたミステリーで、失踪した人々が剥製として発見される異常な街を舞台に、探偵の晃平とその幼馴染の彗が事件の真相を追います。物語は、被害者遺族からの依頼を受けた晃平が、過去の事件との関連を探る中で進行し、登場人物たちの複雑な内情や感情が描かれています。ライトノベル的な雰囲気の中に、ハードな事件が展開され、思わず引き込まれるストーリーが魅力です。剥製という不気味なテーマが、なぜ選ばれたのかという疑問も生じ、読者の興味を引きます。ラストでは驚きの展開が待ち受けており、先が気になる内容となっています。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
サイコサスペンスみたいなのかと思って読んだ。事件自体がなかなか気持ち悪いが、主人公の周りが一番気持ち悪いのでは?と思わせる終わりなんだけど、これ続きものなんだろうな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本書のジャンルとしてはスリラーやサスペンスの部類だと思うが、連続殺人鬼をただ追うのではなく、怪しく見える人物が何人も登場するので推理をしながら読むのも面白い。 ただ、推理だけで解けるものでもない部分もあるので、完全に著者との知恵比べと思って読む物でもない。主人公との関係や犯人の心理も含めた事件の背景が明らかにされていく様子こそが面白く、この物語のキモだろう。 最後の種明かしは本書の事件とエピローグ的な過去の事件の二段階となっている。続編なんて考えていないような大オチで、最後の最後で副題のもう一つの意味(殺人鬼ってそういう意味だったのか!)を回収して、事件解決の安心感を打ち消す不穏な後味の悪さを残しながら幕を閉じる。 本書の良さは主人公も含む登場人物のささやかな喜び、心の葛藤や異常心理といった正負両面の心理描写が豊富で緻密な点だと思うが、この心理描写は個人と集団心理で正反対の印象だった。 個々の人物の心理描写は細やかで、キャラクターの幅も広くてとても良かったと思うのだが、集団の心理(主にマスコミやインターネット配信者)となるとその良さが無くなり、画一的でデフォルメが効きすぎているように思った。個人の心理が密に描かれているだけに、個の集合体である集団の心理が粗く、ベタ塗りのように見えてしまい、悪い意味で対照的に映ってしまった。 とはいえ、物語の核心は個対個の追いかけっこであり、心理的にも距離のある”周り”は遠くから場を形成しているだけなので物語の面白さを損なうと言うよりはたまに粗が目立つ箇所がある程度ではある。 良いところである心理描写のなかで特に見所となるのは、日常に潜む異常心理についてだ。異常な部分を緻密に描くだけでなく、正常(善)な部分との対比が随所に見えることでこの異常さが際立だっている。 この対比も正常(善)と異常(悪)の単純な二項対立ではなく、様々な具合で2つの成分が混ざり合った登場人物たちの精神性や環境が異常な部分を目覚めさせてしまう様を見せることで、連続殺人鬼を世間から乖離した異常者ではなくシームレスに日常(正常)とつなげてしまっている。 これにより、平穏に見える生活の中にも大小様々な異常心理が潜んでいることを覗わせ、よく知っていた場所が事件に関わったのを契機に伏魔殿になってしまったような、心を休める場所が無くなってしまったようなスリリングな雰囲気を生み出している。 周りすべてが敵のハードボイルドな展開ならば全方位に警戒していれば良いので読者としてはある意味では楽なのだが、本書は、優しく守りたい人々と、優しいだけではなかった人に、気の毒なだけではないことがわかってくる依頼者、疑わしかった味方と、印象と実態が必ずしも一致しない登場人物達に囲まれていて緊張感に緩急がつく(そして”緩”が間違いだったと後でわかったり)。そのおかげで物語の範囲が狭かったり、捜査が劇的な進展をみせないように見えても途中で飽きることなく読むことができた。 読み終わった時は本作のオチで続編は無いと思っていたのだが、本書と同じ副題を冠する続編『腸の器』が刊行されている。 本作で主人公の秘密が明らかになり、かなりアイディアを使い切っていないかと思っているので、続編はタイトルからもただグロテスクさに偏ってしまわないか心配ではある。 それでも本作が面白かったことと、本書のあとの晃平と彗の関係性でどうやって事件に挑んでいくのか、続編の事件と彗に関係があるのかといった興味は尽きないので「読みたい」書籍へ入れておくことにした。
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事件は異常だけれど、ミステリーとしては割と普通だった。合間合間にいろんな人の内情を入れているけれどそれほど影響もなく‥続きが出せるなら見たいけれど、多分ないだろうなぁ。
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