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なぜ働いていると本が読めなくなるのか 集英社新書1212
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なぜ働いていると本が読めなくなるのか 集英社新書1212

三宅香帆(著者)

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なぜ働いていると本が読めなくなるのか 集英社新書1212

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2024/04/17
JAN 9784087213126

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商品レビュー

3.8

571件のお客様レビュー

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2024/11/13

明治/大正/戦前/戦後/平成/令和と、それぞれの時代の労働や自己研鑽や教養の捉え方が変化してきたということを読んで、現在の自分の価値観やライフスタイルが社会の在り様にかなり影響されているということを自覚した。自分の価値観は現在の社会の様式に知らず知らずのうちに染まっているのだと、...

明治/大正/戦前/戦後/平成/令和と、それぞれの時代の労働や自己研鑽や教養の捉え方が変化してきたということを読んで、現在の自分の価値観やライフスタイルが社会の在り様にかなり影響されているということを自覚した。自分の価値観は現在の社会の様式に知らず知らずのうちに染まっているのだと、俯瞰して認識できた。とくに、自分も無意識のうちに自己実現を労働と結び付けている、かっこいい仕事をすることで自己実現を果たしたいとたしかに欲望している、それが今の社会の在り様に影響された価値観だったのか、そのような価値観が別に普遍的なものではなかった、というようなことを実感できたという意味で、けっこうショッキングな一冊だった。 最後に提唱されている、半身の働き方 の意義は、感覚的によくわかる。共感する。 ただ、取り違えないようにしたいのは、しょせん仕事と割り切って「静かな退職」状態で働くのではなくて、仕事を人生のすべてにはしないけど仕事している範囲においては熱意を持って楽しく働きたいということ。 そこが自分はまだまだ。楽しんでいる状態とは言い切れない。著者は仕事も充実されている様子を感じ、大いに参考にしたいと思った。

Posted by ブクログ

2024/11/13

まずタイトルに強く惹かれて(笑) 前半の日本近現代の読書史は、全く知らなかったジャンルの話で興味深く読みました。 結論とも言える「全身全霊はやめよう」は納得できるものの、現実社会での実現可能性は難しいな、とも思いました。 いつもは小説=物語がメインですが、サクサクと様々な知識を...

まずタイトルに強く惹かれて(笑) 前半の日本近現代の読書史は、全く知らなかったジャンルの話で興味深く読みました。 結論とも言える「全身全霊はやめよう」は納得できるものの、現実社会での実現可能性は難しいな、とも思いました。 いつもは小説=物語がメインですが、サクサクと様々な知識を教えてくれる新書もまた楽しい!

Posted by ブクログ

2024/11/13

明治時代には都会のエリートしか読書ができず、上流階級の象徴 だった読書が、令和ではノイズとして扱われるまで、日本人にとっての読書が どのように変わってきたのか?この変化の考察がおもしろかった。この 考察を通じ、自分がなぜ本を読みたいのか、どうして読書を人に薦める のかについて考え...

明治時代には都会のエリートしか読書ができず、上流階級の象徴 だった読書が、令和ではノイズとして扱われるまで、日本人にとっての読書が どのように変わってきたのか?この変化の考察がおもしろかった。この 考察を通じ、自分がなぜ本を読みたいのか、どうして読書を人に薦める のかについて考えるきっかけになり、言語化するための良いヒントになった。 働きながら本を読むテクニックについては、本書の本題ではないため、その点を期待する人にとっては注意が必要だ。

Posted by ブクログ

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