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ドクロ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | スイッチ・パブリッシング |
発売年月日 | 2024/04/15 |
JAN | 9784884186227 |
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商品レビュー
3.9
17件のお客様レビュー
ある夜、"とうとう"逃げだした少女と、なぜか言葉を交わすことができる頭蓋骨が森の奥の屋敷で出会い、親交を持つ話。 切ないような、温かいような、怖いような。いろんな読み方ができるやや長編の絵本です。 きっと大人と子供で感じ方が違うし、 今読んだ子どもたちが、大...
ある夜、"とうとう"逃げだした少女と、なぜか言葉を交わすことができる頭蓋骨が森の奥の屋敷で出会い、親交を持つ話。 切ないような、温かいような、怖いような。いろんな読み方ができるやや長編の絵本です。 きっと大人と子供で感じ方が違うし、 今読んだ子どもたちが、大きくなって読み返したときに全く別のものが描かれていたことに気づく。みたいなことが起こるんじゃないかという予感がある。 この話の登場人物を3人と捉えるか、2人と捉えるか、1人と捉えるかで かなり解釈が変わるのだけど、1人と捉えるのが一番怖い。 とにかくすごいのは主人公オティラの存在で。主人公としてあんまり見たことがないタイプ。 優しいけれど(大人から見ると)狂気をはらんでいるので、 全般の信頼や共感を預けることができない。 読者にも心の内を明かさないような頑なさがある。 お話自体にも語られない部分がたくさんあり、意図された沈黙によって 読者の想像が掻き立てられるつくりになっている。 彼女は何から逃げてきたのだろうか。 何度も逃げようと思うほどひどいところから、雪の降る森の奥へと駆け出した。 彼女の持つしずかな優しさと狂気は、そこに原因があるんだろうか。 そんな事を考えながら寝かしつけに読んでいると 先に子どもが寝てしまうのだけど、 そのまま最後まで音読することになる。 子どもの寝息と、薄暗い天井と、なんともいえない読後感。 オティラ・・・君は。 絵本作家ジョン・クラッセンがチロル地方の民話を再構築し、 ウォールストリートジャーナルのベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー(児童書部門)にも選出された本作。 著者あとがきには物語が人の心の中で変容することついて触れてあり、こちらも大変興味深い。 物語は不変でなく、人の心のなかで変わっていくもの。 聞き手、語り手がそれぞれに解釈することではじめて物語はつくられる。 だからこそ物語には余白が必要なんだ。 いっときの沈黙に千の思索を込めて。
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オティラがきちんと遺体を処理してくれて安心しました。かなりしっかりやってくれた。そういえば、オティラは何から逃げてきたんだろう?気になります。解説に書いてるのかな?
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小4男児 親が読もうとしたら一緒に読みたいとの事なので読み聞かせ 表紙から滲み出る何やら不穏な雰囲気 読み聞かせなので子どもは絵に集中できた様子 「あ!ここ…」 文章では語られなかった事象が描かれていて それを見つけるのが楽しかった様子 もちろんストーリーも怖いもの好きな男児にちょうど良い怖さだった 読後はこれからのストーリーや残された謎を夢想する余地がある あとがき(お話ができるまでの裏話等)は必読 小4男児の心にも響いた様子
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