商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | スイッチ・パブリッシング |
発売年月日 | 2024/04/15 |
JAN | 9784884186227 |
- 書籍
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ドクロ
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ドクロ
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商品レビュー
3.4
6件のお客様レビュー
森に逃げ込み、大きな屋敷に辿り着いた少女のために扉を開けてくれたのはドクロだった。民話を元に記憶が作り変えた物語を少しダークなタッチで描いた絵本。 ドクロと少女の奇妙な友情物語が、後半は素性の知れない少女のノワールに変わる。思えばドクロとの対面からして冷静だし、オティラは殺し...
森に逃げ込み、大きな屋敷に辿り着いた少女のために扉を開けてくれたのはドクロだった。民話を元に記憶が作り変えた物語を少しダークなタッチで描いた絵本。 ドクロと少女の奇妙な友情物語が、後半は素性の知れない少女のノワールに変わる。思えばドクロとの対面からして冷静だし、オティラは殺し屋稼業に従事してた子なのかな。 行動主体が一番の謎を残したまま終わるこの余韻は、直後に読んだキャサリン・レイシーの『ピュウ』とも共通していて、無口で目の座った感じもなんだかピュウを思わせる。オティラが何から逃げてきたのかと同じく、ドクロが自分の身体の元に戻りたがらない理由も明かされないのだが、語りたくない秘密を抱える者同士ができる限りの優しさを分け合うところにフォーカスを当てたお話なのだと思う。黒が印象的な色づかいだけに、淡いオレンジの陽が差し込む温室の場面が印象に残る。
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雑誌「MOE」に紹介されていて。 112ページ、章立てになった贅沢な絵本。 黒がベースであるものの、淡い暖色もあり立体的な絵画のようだ。 なんだか声を出してみたくなって、気分良く最後まで読んでしまった。 著者のあとがきになるほど。思い出を自分用に作り変えてしまうって確かにある...
雑誌「MOE」に紹介されていて。 112ページ、章立てになった贅沢な絵本。 黒がベースであるものの、淡い暖色もあり立体的な絵画のようだ。 なんだか声を出してみたくなって、気分良く最後まで読んでしまった。 著者のあとがきになるほど。思い出を自分用に作り変えてしまうって確かにあるし、それが新しい物語になるんだってなんて素敵なんだろう。
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好みが分かれそう。主人公の生い立ちはじめ、謎が多く残る。それを物語の余白ととるか説明不足と感じるか。著者あとがきも興味深い内容で、私は満足しました。他のクラッセン作品が好きな人は、これもきっと気に入るはず。
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