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イスラエル戦争の嘘 第三次世界大戦を回避せよ 中公新書ラクレ815
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2024/04/05 |
| JAN | 9784121508157 |
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イスラエル戦争の嘘
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商品レビュー
3.7
11件のお客様レビュー
「イスラエル戦争の嘘」。このタイトルと著者の佐藤優氏の名前を見れば、本書の内容はイスラエルによるパレスチナ侵攻をイスラエル側立場で正当化する様な内容ではないかと若干構え気味にページをめくっていった。確かに現在発生しているイスラエルのやり方、病院施設への攻撃や民間人を巻き込んだ爆撃...
「イスラエル戦争の嘘」。このタイトルと著者の佐藤優氏の名前を見れば、本書の内容はイスラエルによるパレスチナ侵攻をイスラエル側立場で正当化する様な内容ではないかと若干構え気味にページをめくっていった。確かに現在発生しているイスラエルのやり方、病院施設への攻撃や民間人を巻き込んだ爆撃などは、国際法の観点からも決して許されるものではない。然し乍らそうしたニュース映像で流れる表面的な事象ばかりを見て、全体を悪か善かで判断し悪として非難することも危険だ。物事の本質を見なければ、今目の前で繰り広げられる、やりすぎとも思えるイスラエルの姿を理解することはできないだろう。そうした意味で、イスラエルの諜報機関に関係を持ち、自らもイスラエル建国の日に、イスラエル外交で逮捕に至った佐藤氏の説明は説得力があり、かつ単純にイスラエルばかりを責めてはいられない、彼の地を含めた世界とイスラエルの関係性を理解するのに役立つ。 本書は2024年4月に出版されたものであるから、このレビューを書いている2025年4月は丁度一年後に当たる。未だ未だ収束の兆しは見られず、民間人の被害状況が改善したとは言えない。寧ろ度重なる爆撃、食糧物資の支援も不充分で、世界最悪の飢餓状態に向かっている様な事態に陥っている。なぜ一年後に読んでいるかと言えば、状況が改善しない現状を知るためには、始まった理由をしっかり認識する必要があると考えたためだ。その時に本書タイトルを見れば、容易にその背景を知る事ができるのではと思った。 冒頭に書いたが、佐藤氏と外交ジャーナリストの手嶋氏のタッグであるから、イスラエルの内在的論理と各方面からの情報に基づく分析は見事で、現状のイスラエルの姿を鮮やかに描き出している。そして、ハマスやファタハ、フーシ派にヒズボラとイスラム勢力の価値観や行動を重ね合わせる事で、パレスチナの地を巡る争いの経緯をあたかも氷が溶けていく様に紐解いている。この手の本を読む度に、歴史的な流れについてはよく理解できるのだが、イスラエル側に内在する徹底した姿勢「全世界に同情されながら滅びるよりも、全世界を敵に回してでも戦い、生き残る」からくる行動を理解するには、表面的に得られる情報だけではなく、その内側の心理を理解しなければならないと改めて気付かされる。 決してイスラエルの行動を同情の目で見て是認してはならないし、民間人を不幸にするやり方を正当化してはいけない。だが解決の糸口を見つけるには、彼ら(イスラエルと周辺諸国、そしてその原因を作ったヨーロッパ諸国)を行動に至らせた真の理由を把握しなければならないだろう。対談形式で読みやすくお勧めしたい一冊だ。
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イスラム教に関するところの「OSとアプリ」の話は私にとって新たな視点を得たように思う。ハマスと同じスンニ派の各国がハマスをどう見ているのかも興味深かった。 OSは宗教の宗派であり、アプリは国家や組織と読んだ。が、その後で出てくるイランとヒズボラの関係はそれに合致しない。アプリは何...
イスラム教に関するところの「OSとアプリ」の話は私にとって新たな視点を得たように思う。ハマスと同じスンニ派の各国がハマスをどう見ているのかも興味深かった。 OSは宗教の宗派であり、アプリは国家や組織と読んだ。が、その後で出てくるイランとヒズボラの関係はそれに合致しない。アプリは何なのだろうか。 その他はすでに他の媒体で得ていた情報であり、本戦争(あえて)の初期の頃からも出ていた情報だと思う。 手嶋氏は人権も考慮に入れた発言をしているが、佐藤氏はとくにパレスチナ人の人権を考慮していないところに大きな違いがある。佐藤氏はイスラエルとパレスチナのどちらが日本にとって国益があるか(技術や情報で役に立つか)の点でしか見ていない。 「ハマスはテロ組織、ロシアは厳然とした国家」とかなり偏って明言しているので、そういう背景で話していることを頭において置かないといけない。 パレスチナに関わる歴史や中東の国々についての概略が説明されていて、それらに馴染みのない人にはよいかと思う。
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佐藤優氏の本は多く読んでいるが、対談相手に誘導されたり振り回されている佐藤優氏を見るのは新鮮で面白かった。作家であり、またインテリジェンスに精通している手嶋龍一氏なればこそで良い組み合わせ。手島氏が佐藤氏を持ち上げたり詰め寄ったりとドラマを感じさせる演出がある。 ただ佐藤優と、例...
佐藤優氏の本は多く読んでいるが、対談相手に誘導されたり振り回されている佐藤優氏を見るのは新鮮で面白かった。作家であり、またインテリジェンスに精通している手嶋龍一氏なればこそで良い組み合わせ。手島氏が佐藤氏を持ち上げたり詰め寄ったりとドラマを感じさせる演出がある。 ただ佐藤優と、例えば池上彰氏との対談本なのでもそうだが、対談でありながら読者への解説を二人でもって淡々と進めていくスタイルには妙な面映ゆさを感じてしまう。その解説の恩恵に預かっている身ではあるが。 改めて宗教・信仰の負の面を強く認識させられる。本来人々の苦しみを取り除き豊かに暮らすために生まれたものなのに、妄信するあまり排他的・攻撃的になってしまう。 科学、哲学などの教育が対立の打開策となると思われるが、宗教にはそういった他の知識や考え方を取り入れること自体をタブーとするものもあるので一筋縄ではいかない。 強硬で排他的な信仰・宗教が消え去らない限りは、現実的には剛柔併せて「なぁなぁ」な落としどころを探っていくアプローチになるだろうし、現状もそうなのだろう。 必要な情報を適宜集め、対話の道を塞がずに落としどころを見つけ出していくインテリジェンスの存在、技術は欠かせないというのがよく分かった。
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