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DJヒロヒト
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2024/02/29 |
| JAN | 9784104508037 |

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商品レビュー
4.5
13件のお客様レビュー
一冊の本で昭和を描く、そんな大それた試みをとんでもない、でも実にタカハシさんらしい方法でやり遂げた傑作。タカハシさんが昭和を描くのだから、当然それは日本文学盛衰期になるというわけ。もちろん、文学に留まらず日本ポップカルチャー盛衰期にもなってるわけだが。 すっぴんが始まったのは2...
一冊の本で昭和を描く、そんな大それた試みをとんでもない、でも実にタカハシさんらしい方法でやり遂げた傑作。タカハシさんが昭和を描くのだから、当然それは日本文学盛衰期になるというわけ。もちろん、文学に留まらず日本ポップカルチャー盛衰期にもなってるわけだが。 すっぴんが始まったのは2012年、飛ぶ教室が始まったのは2020年4月。コロナ禍で在宅が増えたため、それに伴って増えていく体重を減らすために走り始めた時に、ランニングのお供に聞き始めたっけ。以来ずっと聞いているのでこの小説に無数に現れる挿話の断片は聞き覚えのあるものも多く大変読みやすかった。(甘粕正彦や赤川次郎のお父さんの話はラジオが詳しい)もちろん、ここには小説ならではの仕掛けもたくさんある。博士たちに育てられたユウジン(裕仁?)とか。 また、たまたま「たのしい知識」と並行して読んでいたため、あれ、この金子文子や中島敦の話、どっちの本だっけと軽く混乱しながら楽しく読んだ。 ヒロヒトの描き方がイノセントに過ぎる、という意見もあるだろう(自分のかなり引っ掛かりながら読んだ)、なにしろこの本には不適切なことばかり書いてある。ヒヤヒヤする。でも、これが小説なのだ。そうであったかもしれないし、そうでなかったかもしれない、とっておきの話を面白く、興味深く読む、考えることで広がってくる視界があるのではないか。 #いままでありがとう、オールナイト・パラオ!
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装丁がすばらしい。サンプリングからストーリーを作っていくという高橋源一郎さんの手法はこの作品でもとても有効。とても長い小説ですが、読み続けることが苦痛になったりする部分はない。そして、読み終わりたくなくなる。ストーリーというよりは、その世界の中にいることを楽しむ。ナウシカに会えた...
装丁がすばらしい。サンプリングからストーリーを作っていくという高橋源一郎さんの手法はこの作品でもとても有効。とても長い小説ですが、読み続けることが苦痛になったりする部分はない。そして、読み終わりたくなくなる。ストーリーというよりは、その世界の中にいることを楽しむ。ナウシカに会えた気がした。
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初高橋源一郎だったが、とても面白かった。 昭和という時代を書きたかったということで、昔の膨大な資料を現代の感覚で楽しめるようにリミックスするという試みは成功していると思う。特に武田泰淳のような知識階級、文化人が、中国の田舎の農民を銃殺する場面などはその惨たらしさわリアルに追体験で...
初高橋源一郎だったが、とても面白かった。 昭和という時代を書きたかったということで、昔の膨大な資料を現代の感覚で楽しめるようにリミックスするという試みは成功していると思う。特に武田泰淳のような知識階級、文化人が、中国の田舎の農民を銃殺する場面などはその惨たらしさわリアルに追体験できた。 ただし、「じゃん」という妙な語尾やらTwitter、Spotify、スマホなどの現代の事物やモスラ、ナウシカなどのサブカルチャーを散りばめるやり方は少し気恥ずかしく、むしろ文章の賞味期限を短くしていないか心配もある。 全体的に作家や文学者、科学者のエピソードが多くて、昭和を描くにあたってシーンの選択はこれでいいのかという疑問もある。 ヒロヒトを植物を愛する無垢な知性として設定しながら、次々と起こるのは外国人や社会主義者の虐殺、戦争などの血生臭い出来事ばかりなのが示唆的である。
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