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22歳の扉
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22歳の扉

青羽悠(著者)

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22歳の扉

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2024/04/05
JAN 9784087754674

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商品レビュー

3.9

19件のお客様レビュー

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2024/08/31

読んでいくうちにだんだんと引き込まれておもしろくなって、最終章の途中まできたところで、もう一度最初から読み直して、ラストまでを読み切った。 どんなにおもしろいと思った本でも、これまでは一気に読んで再読することはほとんどなかったから、私にしてはめずらしい読書の仕方。 ドラマチッ...

読んでいくうちにだんだんと引き込まれておもしろくなって、最終章の途中まできたところで、もう一度最初から読み直して、ラストまでを読み切った。 どんなにおもしろいと思った本でも、これまでは一気に読んで再読することはほとんどなかったから、私にしてはめずらしい読書の仕方。 ドラマチックなことやびっくりさせられる意外な展開もとくになく、順序よくダラダラと大学の4年間が描かれているんだけど、それがまたなんかとっても良かった。 関西のまちで過ごした自分自身の大学4年間のことを思い出した。ふだんはほとんど思い出すこともないような出来事やそのときの自分の感情、親しくしていた人たちのことなど。 読み終えて何とも言えない気持ち。 若い時代の恥ずかしくてなかったことにしたい事柄を思い出したり、宝物の思い出をあらためて取り出して味わったり、あの頃から30年近く経ったいま現在の自分の状況に感謝したり。 京都に行きたくなった。 いや、京都でなくても、新しいまだ知らない土地で新しい生活をしてみたいと思った。

Posted by ブクログ

2024/08/18

朔の4年間を通して、私も大学時代を過ごした京都の景色を少し懐かしく感じました。 それにしても若いです。 大学生だからこその馬鹿らしさ、青さを存分に楽しませてもらいました。 その時間は楽しいけれども、乗り越えて先に進まないといけないもので、ある意味まだ学生気分を抜けれてないようで...

朔の4年間を通して、私も大学時代を過ごした京都の景色を少し懐かしく感じました。 それにしても若いです。 大学生だからこその馬鹿らしさ、青さを存分に楽しませてもらいました。 その時間は楽しいけれども、乗り越えて先に進まないといけないもので、ある意味まだ学生気分を抜けれてないようです。 でもこんなパワーもう私は失ってしまったかもしれない。 没頭できるもののある人生を羨ましく思います。 僕はただ、好きなものを好きだって言いたい。 俺は面白いものが見たいんだよな。面白くないものを見てると、搾取されてる気分になるだろ。何だろうな、そう、面白いというか、弾けるというか、しがらみのないものが見たんだよ。 We live in the top point of our past even though we forget the past. Just living means not forgetting everything.

Posted by ブクログ

2024/08/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

若い方の作品はほんと素敵ねぇ、と思いながらどっぷり浸らせていただきました。 史上最年少ですばる新人賞を受賞された作家さんですが、意外に感じたのは、一回り以上違うはずの自分の学生時代とキャンパスライフの印象があまり変わらないこと。 え? 今の若い子って、こんなにハチャメチャやるの……? もっとスマートでドライなのかと勝手に思っていましたが、お陰様で自分の青春の思い出に引き寄せて読み進めることができました。 ファム・ファタールの野宮さんと、乗り越えるべき壁としてそびえる夷川さん。 父親不在の機能不全家庭で育った野宮さんが人として未完成な若いうちに、彼女の中へ入りこんで懐柔していった(と主人公の田辺くんは見ている)夷川さんのグロテスクさが冴えていました。 彼のマッチョイズムから強烈な洗礼を受け、地下サークルのバー「ディアハンツ」を守り、そして彼からの卒業に成功した田辺くんにあっぱれと言いたいところですが、一方でそんな田辺くんも日岡さんを振り回しているところにリアリティを感じます。 人からの影響って、プラス面もマイナス面も渾然一体となって、ぐちゃぐちゃになって押し寄せてくることがありますね。 モラトリアム期であればなおのこと。 だからこそ臆病な田辺くんは、人との関わりでなく「場所」や「学問」を志向したのでしょう。 田辺くんは抑制的で控えめ、そして自覚的な青年ですが、日岡さんや北垣君に対しては割と鈍感というか、ナチュラルに傷つけている場面がありました。 そういう相手こそ大切にしてもらいたいなと、おばちゃん目線で感じてしまいます。 なんにせよ、みんな自分の生き方を真剣に見つめていてえらい! 若者を応援する気持ちがあふれてくる、素敵な小説でした。 京都という場の設定も素晴らしかったです。

Posted by ブクログ

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