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冬期限定ボンボンショコラ事件 創元推理文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
| 発売年月日 | 2024/04/30 |
| JAN | 9784488451127 |

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冬期限定ボンボンショコラ事件
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商品レビュー
4.3
304件のお客様レビュー
満を持して冬期!いやあ、やっぱり面白かった。 アニメで結末は知ってたんですけど、やっぱり小説のひたひたくるような迫り方はいいんですね。中学生の小鳩くんがちゃんとやな奴で、それをちゃんと自省しているのがとてもよい。 細かい言い回しで本当にちゃんと犯人が示されてるんだよなぁ。この辺...
満を持して冬期!いやあ、やっぱり面白かった。 アニメで結末は知ってたんですけど、やっぱり小説のひたひたくるような迫り方はいいんですね。中学生の小鳩くんがちゃんとやな奴で、それをちゃんと自省しているのがとてもよい。 細かい言い回しで本当にちゃんと犯人が示されてるんだよなぁ。この辺り本当に巧い。 探偵の真実を暴かないといられない傲慢さにきちんと触れているところが、このシリーズは好き。 小山内さんの「次善」はもう、「愛してる」でしょうよ!
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小市民シリーズの四季をめぐる本筋としては、ここで一区切りがついたことになる。 単作としてまず、純粋に面白かった。大きな謎があり、それを解いていく小説として読ませる力がある。ただ、謎そのものがものすごく複雑だとか、派手な仕掛けで驚かせるというより、むしろ比較的シンプルな謎の中に、...
小市民シリーズの四季をめぐる本筋としては、ここで一区切りがついたことになる。 単作としてまず、純粋に面白かった。大きな謎があり、それを解いていく小説として読ませる力がある。ただ、謎そのものがものすごく複雑だとか、派手な仕掛けで驚かせるというより、むしろ比較的シンプルな謎の中に、過去の積み重ねや人物の変化をどれだけ折り込めるか、というところがすごく巧い作品だったと思う。 少し内容に触れるが、 特に印象に残ったのは、「小市民」や「互恵関係」という言葉の扱いだった。シリーズを通して、小鳩くんと小佐内さんはその言葉によって自分たちを説明してきたし、同時にその言葉に縛られてもきた。自分たちはこういう人間で、こういう関係なのだ、という枠組みが、二人の距離感を支えていた。けれど本作では、その言葉がほとんど前面に出てこない。たぶんそれは、秋の時点で二人がもうその言葉が指し示すものとは別のところにいた、ということなのだと思う。それを象徴するような言葉も終盤で出てくる。 このシリーズは全体的に、ミステリとしてよりも、関係性が少しずつ変化していくことの面白さで読ませる作品だったと思う。感情的な場面でも、文章自体はかなり抑制されている。最後の最後までそうなのだが、だからこそ、最後の章の美しさが際立っていた。淡々と積み重ねてきたものが、そこで一気にパッケージにされる感じがあった。 このシリーズが期間限定の物語だからこそ、虚構から生じた「青春」であっても、読み手はそこに本物の「青春」を受け取れる。
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米澤穂信さんの作品はこれで6冊目になります。前回の「満願」のレビューで『デビュー作の「氷菓」や「儚い羊たちの祝宴」「インシテミル」も読んでみたい』と書いたのに、結局また別の作品に手が伸びてしまいました。ブクログの「読みたい」に登録している本を全て読み終えてから次を登録しようと思...
米澤穂信さんの作品はこれで6冊目になります。前回の「満願」のレビューで『デビュー作の「氷菓」や「儚い羊たちの祝宴」「インシテミル」も読んでみたい』と書いたのに、結局また別の作品に手が伸びてしまいました。ブクログの「読みたい」に登録している本を全て読み終えてから次を登録しようと思っているのに、毎回欲望に負けてしまうのは私の悪い癖ですね(笑)。 読み進めるうちに気付いたのですが、本作は「小市民シリーズ」の完結編にあたる作品で、「春期限定いちごタルト事件」から続く一連の物語の締めくくりとなっています。 米澤穂信さんは、重厚な歴史ミステリーである『黒牢城』のような“剛”の作品と、本作のような繊細な青春ミステリーという“柔”の両面を持つ作家さんだと改めて感じました。小鳩常悟朗と小佐内ゆきのやり取りは、どこかくすぐったく、それでいて鋭く、若い感性がなければ描けない魅力があります。 そして何より印象的だったのは結末の会話です。長く続いた関係の一つの到達点として、とても穏やかで、読後にじんわりとした幸福感に浸れました。
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