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ビブリア古書堂の事件手帖(新シリーズ)(Ⅳ) 扉子たちと継がれる道 メディアワークス文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2024/03/23 |
JAN | 9784049152982 |
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ビブリア古書堂の事件手帖(新シリーズ)(Ⅳ)
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ビブリア古書堂の事件手帖(新シリーズ)(Ⅳ)
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商品レビュー
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扉子シリーズとなり4作目、今回は夏目漱石がメイン古書、そしてかつて鎌倉に存在した「鎌倉文庫」なる貸本業がキーとなり、さらに3世代親子の17歳時の事件が紡がれていくという、今までにない構成であった。鎌倉文庫についてはwikiでも調べること可能で、その在庫がほとんど行方不明という事実...
扉子シリーズとなり4作目、今回は夏目漱石がメイン古書、そしてかつて鎌倉に存在した「鎌倉文庫」なる貸本業がキーとなり、さらに3世代親子の17歳時の事件が紡がれていくという、今までにない構成であった。鎌倉文庫についてはwikiでも調べること可能で、その在庫がほとんど行方不明という事実にも多いに興味が持てた。土地柄を組み合わせての展開であり、作者の創作性にただただ脱帽である。 令和編「扉子」昭和編「智恵子」平成編「栞子」と進んでいくが、なんといっても白眉は昭和編「智恵子」の章である。これまでのラスボス的キャラにも17歳という時代があり、そこには年相応の出会いがあり、抱えている悩みなどがあったりしたのだろう。直接描写はなものの、智恵子を描写する際の言葉や空気感などがとても好ましかった。そして智恵子の配偶者、栞子の父親、篠川登氏が昭和編、平成編に登場する。大学生の青年期から父となった壮年期の彼に、おどろくほどの篠川大輔との相似性を見出したのは、おそらく自分だけではないだろう。親子3代異性の好みは似通ってるのかも?昭和編での智恵子、登のやりとりに、おもわずにんまりしてしまう。栞子、大輔のやりとりとはまた別の、古書を離れた青春を感じるのもシリーズ初の体験であった。 まだまだ終わりの見えないシリーズであり楽しみである、と、ここで個人的に挑戦してみようと思ったのが、ビブリア古書堂年表であるのだ!以下時間をかけつつ整理していきたいと思う。 ビブリア古書堂年表 1956 三浦智恵子誕生(父:久我山尚大 母:三浦英子) 1973 扉子4 智恵子(17歳)篠川登(20歳)と出会う。 栞子7 直後に実父 久我山尚大からの試験を拒 絶 以降絶縁 1985 栞子誕生 1993 篠原文香誕生 2000 智恵子突然の出奔 2002 扉子4 栞子(17才) 父登とともに「吾輩ハ猫 デアル」解決 2010 7 栞子ケガを負う 2010 8 栞子1 栞子(25才)大輔(23才)と出会う 栞子1~7栞子と大輔様々な事件を解決 2011 10 栞子 大輔 入籍 2012 4 扉子2 栞子妊娠発覚 2012 10?扉子誕生 2018 秋 扉子1 扉子6才 2021 扉子3 扉子9才(小3)戸山圭と出会う 2028 扉子3 扉子(16才)樋口恭一郎(15才)と出会 う 2029 扉子4 扉子(17才)
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智恵子と栞子と扉子。3代にわたる本についての知識と推理力が遺伝している。(そして3人が一堂に会する)どうもパートナーは本の知識については負け気味で、小説中では読者代表で事件に振り回され推理を聞く立場。「鎌倉文庫」小説では散逸を免れた形だが、実際は散逸している。これを機会に市場に出...
智恵子と栞子と扉子。3代にわたる本についての知識と推理力が遺伝している。(そして3人が一堂に会する)どうもパートナーは本の知識については負け気味で、小説中では読者代表で事件に振り回され推理を聞く立場。「鎌倉文庫」小説では散逸を免れた形だが、実際は散逸している。これを機会に市場に出るとか、発掘されればいいけどな。 智恵子がビブリアに来た出会いが語られる。
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『ビブリア古書堂の事件手帖~扉子~』シリーズの四冊目ですね。 夏目漱石の『鶉籠』を巡り、扉子は親友の戸山圭と、気まずい関係になっていたが、仲直りをする事になるが、『鶉籠』がもと鎌倉文庫所有の本であった事が謎になり、扉子は鎌倉文庫を探ると、祖母の智恵子の存在が浮かび上がってきた...
『ビブリア古書堂の事件手帖~扉子~』シリーズの四冊目ですね。 夏目漱石の『鶉籠』を巡り、扉子は親友の戸山圭と、気まずい関係になっていたが、仲直りをする事になるが、『鶉籠』がもと鎌倉文庫所有の本であった事が謎になり、扉子は鎌倉文庫を探ると、祖母の智恵子の存在が浮かび上がってきた…………? 智恵子、栞子、扉子の三代の十七才が織り成す、『鎌倉文庫千冊』の謎解きミステリーです。 智恵子と篠川登の出逢いと、二人の『鎌倉文庫』をめぐる物語が、初めて明かされます。 目次 プロローグ 第一話 令和編『鶉籠』 第二話 昭和編『道草』 第三話 平成編『吾輩ハ猫デアル』 エピローグ 美智子の過去と、登が詳しく語られるのは、これが初めてで、二人のなれ初めを面白く読めました。二人の関係を本をめぐるミステリーに仕上げるとは、さすがですね。 『鎌倉文庫』をめぐるミステリーを、栞子・扉子まで繋げる構成は、興味津々で面白く読めました。 ビブリア古書堂のキーワードに漱石を持ってくるのは、三上延さんは、かなりの漱石好きだと思います。 大輔と栞子の出逢いも漱石でした。 ちょっと影が薄い栞子の妹の文香があどけなく、母智恵子の失踪後が、いじらしく描かれているのが、胸を打ちます(思いがけず大輔と出会っていました)。 文香が独立心が高いのは、早くに母と父と別れた事(登は死別)によるとわかります。 少しずつ、篠川家の過去が、これからも話題に上るのを期待しましょう♪(まだまだ、栞子の過去の謎解きは明らかにされていませんから)
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