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ビブリア古書堂の事件手帖(新シリーズ)(Ⅳ)
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ビブリア古書堂の事件手帖(新シリーズ)(Ⅳ)
¥803
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商品レビュー
4
91件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
栞子の娘の扉子、そして親の智恵子の3代にまたがる漱石と鎌倉文庫をめぐるストーリー。智恵子の若かりし頃の話が今につながり、そして栞子と大輔の最初の出会いも描かれており全てがつながっているそんな話。昔ほど本の中身が謎解きのヒントになることは少なくなってきたので少し毛色が変わってきた感じもしました。
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扉子シリーズとなり4作目、今回は夏目漱石がメイン古書、そしてかつて鎌倉に存在した「鎌倉文庫」なる貸本業がキーとなり、さらに3世代親子の17歳時の事件が紡がれていくという、今までにない構成であった。鎌倉文庫についてはwikiでも調べること可能で、その在庫がほとんど行方不明という事実...
扉子シリーズとなり4作目、今回は夏目漱石がメイン古書、そしてかつて鎌倉に存在した「鎌倉文庫」なる貸本業がキーとなり、さらに3世代親子の17歳時の事件が紡がれていくという、今までにない構成であった。鎌倉文庫についてはwikiでも調べること可能で、その在庫がほとんど行方不明という事実にも多いに興味が持てた。土地柄を組み合わせての展開であり、作者の創作性にただただ脱帽である。 令和編「扉子」昭和編「智恵子」平成編「栞子」と進んでいくが、なんといっても白眉は昭和編「智恵子」の章である。これまでのラスボス的キャラにも17歳という時代があり、そこには年相応の出会いがあり、抱えている悩みなどがあったりしたのだろう。直接描写はなものの、智恵子を描写する際の言葉や空気感などがとても好ましかった。そして智恵子の配偶者、栞子の父親、篠川登氏が昭和編、平成編に登場する。大学生の青年期から父となった壮年期の彼に、おどろくほどの篠川大輔との相似性を見出したのは、おそらく自分だけではないだろう。親子3代異性の好みは似通ってるのかも?昭和編での智恵子、登のやりとりに、おもわずにんまりしてしまう。栞子、大輔のやりとりとはまた別の、古書を離れた青春を感じるのもシリーズ初の体験であった。 まだまだ終わりの見えないシリーズであり楽しみである、と、ここで個人的に挑戦してみようと思ったのが、ビブリア古書堂年表であるのだ!以下時間をかけつつ整理していきたいと思う。 ビブリア古書堂年表 1956 三浦智恵子誕生(父:久我山尚大 母:三浦英子) 1973 扉子4 智恵子(17歳)篠川登(20歳)と出会う。 栞子7 直後に実父 久我山尚大からの試験を拒 絶 以降絶縁 1985 栞子誕生 1993 篠原文香誕生 2000 智恵子突然の出奔 2002 扉子4 栞子(17才) 父登とともに「吾輩ハ猫 デアル」解決 2010 7 栞子ケガを負う 2010 8 栞子1 栞子(25才)大輔(23才)と出会う 栞子1~7栞子と大輔様々な事件を解決 2011 10 栞子 大輔 入籍 2012 4 扉子2 栞子妊娠発覚 2012 10?扉子誕生 2018 秋 扉子1 扉子6才 2021 扉子3 扉子9才(小3)戸山圭と出会う 2028 扉子3 扉子(16才)樋口恭一郎(15才)と出会 う 2029 扉子4 扉子(17才)
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智恵子と栞子と扉子。3代にわたる本についての知識と推理力が遺伝している。(そして3人が一堂に会する)どうもパートナーは本の知識については負け気味で、小説中では読者代表で事件に振り回され推理を聞く立場。「鎌倉文庫」小説では散逸を免れた形だが、実際は散逸している。これを機会に市場に出...
智恵子と栞子と扉子。3代にわたる本についての知識と推理力が遺伝している。(そして3人が一堂に会する)どうもパートナーは本の知識については負け気味で、小説中では読者代表で事件に振り回され推理を聞く立場。「鎌倉文庫」小説では散逸を免れた形だが、実際は散逸している。これを機会に市場に出るとか、発掘されればいいけどな。 智恵子がビブリアに来た出会いが語られる。
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