現代民俗学入門 身近な風習の秘密を解き明かす 創元ビジュアル教養+α

島村恭則(編者)

• 販売会社／発売会社: 創元社
• 発売年月日: 2024/03/13
• JAN: 9784422230450

商品レビュー

2025/02/11

特別カバーとして、好きなイラストレーター、zinbeiさんが表紙を書いていたので購入。見開き1ページに、イラスト付きで我々の日常の中にある様々な慣習を、民俗学的に解説している本。

イラスト付きで文章量も少なく非常に読みやすい。まさに、「入門」として最適だと思う。そして、しっかりとその出来事やジャンルに深入りできるような「参考書」を明記しているのも素晴らしい。参考書は全ページに簡単な本の解説と共に記載されており、そこから各々好きなように自習ができる。

個人的に面白かった箇所のメモ
・北海道がおせちを大晦日に食べる理由
・クリスマス・イブはいつなのか。なぜイブを祝うのか（当日ではなく）。
・職場方言も民俗学の対象となっていること
・「遠慮のかたまり」も地域によって色々と呼ばれていること。

2025/02/07

読書マラソン感想カードより；

インターネットミームや成人式の様子も民俗学の研究対象になると知らなかった。田舎の風習・不思議な話＝民俗学のイメージだったので、他民俗学のいろんな本を読んだみたいなと思いました。

オススメ度：★★★★★
いさな
港区立図書館

2025/02/01

そういえば民俗学ってどんな分野なんだろう？って思いながら読んだらめちゃくちゃ面白かった。私が興味を持ってた疑問を解決する分野ってこれだったんだ。この歳になって気づくとは。図書館で借りた本だったけど、買うと決意した。

各セクションの左下で紹介されている参考書、これがまた良くて、読みたい本が一気に増加した。読めば読むほど調べたいことが増えていく。民俗学って知りたいが止まらない、好奇心旺盛なひとにぴったりな分野なんじゃないかな。

気になったことを１つピックアップすると、
紹介されていた来訪神は主に南の地域、または北陸・秋田・岩手などに偏っていた。内陸に来訪神は伝承されなかったのか？それはなぜ？