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姥玉みっつ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 潮出版社 |
| 発売年月日 | 2024/03/05 |
| JAN | 9784267024160 |
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姥玉みっつ
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商品レビュー
3.8
54件のお客様レビュー
江戸、老女が気楽な一人暮らしをするつもりが、同じ長屋に幼馴染が二人住むことになり煩くなった。母に目前で死なれた少女を匿うことから始まるドラマ めっちゃ面白かった。前半はコージーなのに、意外過ぎる展開から、ある種のミステリーへと変貌
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
幼馴染の老女三人組が、同じ長屋に住んで日常のあれやこれやを姦しくやり過ごす話なのかと思いきや、結構なハードボイルド展開でした。 毎日仲良く喧嘩しながら過ごす三婆。 お麓(ろく)は、名主の祐筆を請け負い、余暇には趣味の短歌などを詠みながら、穏やかに静かに老後を過ごそうと思っていた。 そこに、家事万端得意ではあるが、日がな一日愚痴ばかりのお菅(すげ)が、嫁とうまくいかないと転がり込み、さらに着道楽食道楽のお修(しゅう)も、なさぬ仲の娘夫婦とうまくいかずに越してくる。 この中で、私は誰に似ているかというと、圧倒的にお麓だと思った。 でも、お麓は合理的過ぎて情が薄いの。 あれ?私そこまで他人に冷たくないぞ、と思いながら読んでいたのだけれども。 「あんたはなんでも四角四面に考えるから。そのぶん、妙に鈍いところがあるねえ」というセリフに、やっぱり私か、と思った。 「これから老いていけば、ますます他人から軽んじられる。いくら厄介になりたくないと望んでも、誰かの手を借りないと今日を凌ぐことすらできなくなる」というセリフがぐさぐさ刺さる。 物語としては、長屋のそばで倒れていた母子を長屋で看病することから始まる。 母は亡くなり、娘は口をきくことができないため、身元がわからない。 とりあえずお上に届けて身元を探してもらう間、三婆がその娘・お萩(仮)の面倒を見ることとなる。 お萩の正体が明らかになった時、彼らは命を賭けて倒さなければならない敵と対峙する。 庶民が武士と対峙するというのは尋常なことではなく、簡単にお手打ちにされないための武器は、数だった。 大勢の者を巻き込んでの、悪事の暴露。 ”弱い者は、いや、弱い立場の者こそが取れる手段だ。小さな水滴も集まれば流れとなり、立派な橋すら崩壊させる。” 自分の面倒は自分で見る!と言っていたお麓が、人を信じ、手を借りて事態を打開する。 もたれ合うことと支え合うことは違う。 仲の良い幼馴染たちと、ごく近所で、日々喧嘩したり笑ったりして暮らす日々は、老いていく心もとなさを少しは解消できるのではないだろうか。
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時代小説なので、言葉や職業などがすっと入ってこないこともあったけれど、ミステリーかつ情愛、成敗物として楽しく読み終えられた。 お萩はいったい何者なのか?という疑問をすっきりと解決してくれる。 お麓、お修、お菅、3人3様の背景や悩み、それぞれの長所がうまく描かれていて、この3人の知...
時代小説なので、言葉や職業などがすっと入ってこないこともあったけれど、ミステリーかつ情愛、成敗物として楽しく読み終えられた。 お萩はいったい何者なのか?という疑問をすっきりと解決してくれる。 お麓、お修、お菅、3人3様の背景や悩み、それぞれの長所がうまく描かれていて、この3人の知恵と愛情があってこその解決だったと思わせてくれる。 江戸時代の子どもに対する大きな愛情と責任感、職業や階級による踏み越えられない垣根、長屋で暮らす町人の生活と連帯、色々なものを感じた。 もう一度ゆっくりと読みなおしたかったけど、図書館で次の予約者がいたので返却。 ここの描写がここにつながっていたのか、など擦り合わせながらもう一度読んだらおもしろそうな作品だった。
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