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出版禁止 ろろるの村滞在記 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2024/02/28 |
JAN | 9784101207452 |
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出版禁止 ろろるの村滞在記
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商品レビュー
3.5
21件のお客様レビュー
時系列を逆にして読者を騙すパターンは好きではないな… 他の出版禁止シリーズは面白かっただけに残念です。
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叙述とは露知らず読み進めていて細かな疑問は抱いていたものの、見事に騙されて気持ちが良かった。 2周目は解像度が高く、スラスラ読めて面白い。
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山奥に存在する心に傷を負った者たちが集まるコミュニティ『すくいの村』に、潜入取材で潜り込むルポライターの話。このすくいの村には呪いで人を殺すという噂が絶えないという。不穏な雰囲気の中、序盤は気持ちがザワザワしながら読み進める。中盤ちょっと中弛みしてきたし、カルト的なシーンがメイン...
山奥に存在する心に傷を負った者たちが集まるコミュニティ『すくいの村』に、潜入取材で潜り込むルポライターの話。このすくいの村には呪いで人を殺すという噂が絶えないという。不穏な雰囲気の中、序盤は気持ちがザワザワしながら読み進める。中盤ちょっと中弛みしてきたし、カルト的なシーンがメインで疲れてくるが、どうにか最後まで読み切った。 話の内容を深く理解したければ、カバーにもあるように二度読み必須。一回読んで所々に感じた違和感には、ある程度こういうことかな?と理解したつもりだけど、この本には、まだまだ回収しきれなかった緻密な伏線がいっぱいありそう。 中盤にあったパラドクスのくだりは、おぉ、と唸った。哲学者エウブリデスの『私は嘘つきである』の言葉の矛盾だったり、文明が発展するほど、かえって我々は時間に追われて忙しくなるという矛盾だったり。 他にも生と死の矛盾など、世の中には多くのパラドクスが散りばめられていて、この世の矛盾点を注意深く探索すること、逆説的に捉えることで、本質を見失わず真理に辿り着く。なんか、妙に得心して心に引っ掛かった。 今のところ、じゃあもう一回読むか!という熱量は正直湧いてこないけど(汗)、気が向いたらまた読んでみるかなぁ。 『行けたら、行きます!』みたいな大概行かないパターンかもしれないけど…
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