![嫉妬論 民主社会に渦巻く情念を解剖する 光文社新書1297](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/002025/0020251333LL.jpg)
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嫉妬論 民主社会に渦巻く情念を解剖する 光文社新書1297
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2024/02/15 |
JAN | 9784334102241 |
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嫉妬論
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独身未婚中年男性の自分が読んでみました。 なかなかおもしろかったです。 言われてみればああ、という、コロンブスのたまご的ではあるんだけれども、このことに気が付かなかった。まさに、民主主義やら資本主義やら社会主義やらの話の根底は嫉妬にあるんだろうなと気づかせてもらいました。 「あ...
独身未婚中年男性の自分が読んでみました。 なかなかおもしろかったです。 言われてみればああ、という、コロンブスのたまご的ではあるんだけれども、このことに気が付かなかった。まさに、民主主義やら資本主義やら社会主義やらの話の根底は嫉妬にあるんだろうなと気づかせてもらいました。 「あいつだけずるい」と足の引っ張り合いになってしまうのが、日本は多いような気もしますが、それで結局、全体的に質を落としている感じは、日本も含め、世界全体的にそうだったりするのかもしれませんね。 自分自身も最近、若い同性の子に対して苦言を呈してしまったのですが、どうやらそれは嫉妬だったようで、これは自分で認めねばならないなと思いました。 相手のほうがだんぜん能力が上で、私などたちうちできないのに・・・。 若い子と張り合おうとしたところがすでにおこがましいというか、中年にしてなんと子どもっぽいことだなと、恥ずかしくなりました。 手塚治虫先生みたいな才能のある人なら、若い人に嫉妬してもよいと思いますが、自分のような凡人が嫉妬するのはただただ醜いばかり。 なんとか折り合いを付けて、人には迷惑をかけないようにしたいものです。
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嫉妬をギリシャの賢人や哲人時代から現代の思想家に至るまでの文言を元に分析した一冊。現代社会のポピュリズムやヘイトにも繋がる考察が面白かった。 特にルネ・ジラールの「羨望の三角形」をベースにした「誇示は羨ましがる他者がいないとなりたたない」という話や、三木清の「嫉妬は質的なもので...
嫉妬をギリシャの賢人や哲人時代から現代の思想家に至るまでの文言を元に分析した一冊。現代社会のポピュリズムやヘイトにも繋がる考察が面白かった。 特にルネ・ジラールの「羨望の三角形」をベースにした「誇示は羨ましがる他者がいないとなりたたない」という話や、三木清の「嫉妬は質的なものではなくて、量的なもので起こる(個性的なことではなく誰もが欲しがるお金や名誉、ステータスといった量的な物差しではかれるもので起こる)」といった話が勉強になった。 面白すぎたので、近日読書会で取り上げようと読み込んでいる最中です。著書の次回作にも期待大
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「嫉妬」という感情を紐解いた書籍はたくさんあるけれど、この本のように政治的な面から分析しているものはめずらしいと思う。だいたいは心理学や哲学系の分野で、嫉妬が思考や行動にどのように影響するかが書かれている けれどもこの本は嫉妬とは何かを検討したあとで思想史において思想家が嫉妬をど...
「嫉妬」という感情を紐解いた書籍はたくさんあるけれど、この本のように政治的な面から分析しているものはめずらしいと思う。だいたいは心理学や哲学系の分野で、嫉妬が思考や行動にどのように影響するかが書かれている けれどもこの本は嫉妬とは何かを検討したあとで思想史において思想家が嫉妬をどのようなものと考えているのか、そして嫉妬はコミュニティでどのように変化するか、また現代の民主主義において嫉妬はどう作用するのかを様々な人の定義や言葉を引き付けながら書いている本。当たり前だけれど人間は理屈によってのみ動いたり考えたりしているわけではなく、嫉妬をはじめとする種々の感情があり、それを無視して理屈のみによって政治的な訴えを起こすことの困難さが理解できた
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