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たまに取り出せる褒め
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たまに取り出せる褒め

室木おすし(著者), オモコロ編集部(著者)

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たまに取り出せる褒め

定価 ¥1,265

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2024/02/14
JAN 9784047378216

たまに取り出せる褒め

¥605

商品レビュー

4.8

4件のお客様レビュー

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2024/10/27
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※このレビューにはネタバレを含みます

市井の人々から寄せられた過去の喜びや嬉しい気持ち、本当に個人的な体験と感情を再現したweb漫画を集めた単行本。 メディアサイトでの掲載ということで出版社が編集に関わった漫画よりも令和らしさが感じられる。それを言えば「他人の過去の褒められた経験を漫画化する」のが読んでいて楽しい漫画して受け入れられてるのはすごく今っぽい。読者から送られてきたエピソードを漫画化するのだとぶんか社の「本当にあった笑える話」などがあるが、ほんわらが4コマ誌であること、扱っているエピソードが笑える話と褒められた話という大きな違いがあるがその上で実話に対する姿勢が違うと思う。今っぽい価値観が表れてるのはオモコロ掲載のこちらだろう。エンタメとしてはどちらも良さがあるし私はどちらも楽しめる。 描かれている室木おすしさんの絵柄はかわいらしさと暖かさがあるイラストレーターさんらしい良さであふれている。コマ割りや演出がストーリー漫画で見られるような王道なものであるので漫画を読み慣れているとスラスラ読めた。 日本のどこに住んでるかもわからない、人生で交わるはずのない他人の嬉しい体験を漫画で読める嬉しさ。追体験とは少し違う。この漫画を読むことでここに書かれた人達の喜びを祝福しているような嬉しさを味わえる。嬉しいことがあった誰かに「良かったね」と言えることは幸福だ。 個人的に好きなのは、マーベラスのももさん。私も過去に園児の母だった。立場が似ていた人の経験に自分の記憶を重ねてしまう。 子供を産み、彼ら彼女らの人生を最初から見守っていると自身が世界の主役ではないような錯覚を覚えるときがある。自分自身というひとりは自分の世界の主役には違いないのだが、子供の衣食住を世話しながら可能性を広げ続ける子供を見続けることで、子供の人生のわき役である自分が自分の人生の主役だと忘れてしまうのかもしれない。幼児の母は自分と子供の人生の世話で時間が全く足りないし、人によってはマミーブレインが現役だしで忘れっぽい。大事なことも忘れてしまう。 マーベラスの回が特に好きなのは89ページにある。一人の母親であるももさんが「主人公になった気がして…」ではなく、感謝や喜びの中で本当の主人公として表現されているからかもしれません。本当に素敵なページだと思う。 描き下ろしはヨシタケシンスケ氏と佐久間宣行氏にインタビューをおこなった上で描かれた漫画2本。彼らの子供時代からの人生が描かれており、ページ数が多いこともありwebで連載されていた今までの漫画とは趣が違う。彼らの取り出せる褒めは人生や仕事に直結している。はっきり言って重い。ヨシタケさんのは特に。漫画も長い。正直言って読みたいものではなかった。なんか違った。現在と繋げるなら笑顔の天才のセロさんくらいは良かった。 クオリテイが高ければ良いというものではないし、クリエイターのむくわれる苦労話(最後は成功があるので安心して読める)を上手く漫画化しても求めていなければあんまり楽しめないんだなということがよくわかった体験だった。 ももさん以外では ・ミジンコ発見/手羽先さん…ささやかだが、たしかにこういう褒めが子供の日々の悲しさを支えていたと思う。 ・アイドルうさこ/しょうじさん…泣いた。人が人を好きになる。それを伝えるとはなんと素敵なことなんだろう。最後の大ゴマでフォトフレームがうさ耳っぽく描かれているのも上手い。 ・鬱陶しい職場/グリルチキンさん…単に面白い漫画として上手すぎた。キャラデザが素晴らしい。 ・投稿!特ホウ王国/どんべエさん…これは「褒め」の記憶というより「客観的に見た自分の価値」に気付いた瞬間を描いた稀有な漫画だと思う。ドンベエさんのキャラデザの「どんべエ」と名乗ってる感も上手い。あとこの漫画のおかげで特ホウ王国にウンナンが出てたことを思い出した。懐かしい。

Posted by ブクログ

2024/10/12

人生のふとした瞬間、誰かに褒められる時。その褒めがずっと心に残る事がある。そんなエピソードを拾い集めた、ほっとする漫画。「誰かに褒められた事あったっけなあ」と考えたくなった。

Posted by ブクログ

2024/06/30

めちゃくちゃ元気でる めちゃくちゃほっこりする 素敵な感性だ 漫画終わりの著者の一言ページのとこも良すぎる もっと読みたい

Posted by ブクログ

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