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小野寺史宜(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2024/02/09
JAN 9784396636593

うたう

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商品レビュー

3.7

65件のお客様レビュー

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2024/11/05

うたうこと。 それが母の好きなことで、 私が傷つけてしまったもの。 淡々と進んでいきながらも、コロナ禍などでの苦しい思いが伝わってくる作品。

Posted by ブクログ

2024/10/04

言葉のナイフで母を傷つけてしまったことを後悔 その母が子宮がんで亡くなってしまう 母を傷つけたことを、ずっと後悔しながら音楽を続け大学生でバンドを結成し解散するが 社会人になって母が大好きだったコーラスを始める 言葉のナイフは、一番怖い 言われた方も行った方も傷つく

Posted by ブクログ

2024/09/29

母がわたしを産んだ歳になった。 今、わたしに、湧き出るものがあるー 二十七歳の古井網枝には、晴らすことのできない後悔があった。中学生の頃、地域の合唱団に所属する母に「一緒にうたおうよ」と誘われたものの、撥ねつけてしまったのだ。 母が秘めていた想いも知らに・・・。 大学時代、絹枝は...

母がわたしを産んだ歳になった。 今、わたしに、湧き出るものがあるー 二十七歳の古井網枝には、晴らすことのできない後悔があった。中学生の頃、地域の合唱団に所属する母に「一緒にうたおうよ」と誘われたものの、撥ねつけてしまったのだ。 母が秘めていた想いも知らに・・・。 大学時代、絹枝はバンドを組んでいた。 ギター担当は伊勢航治期。バンド解散後もプロを目指したが芽が出ず、だらしない日々を送っていた。 ベース担当は堀岡知哉。バリバリ働く妻がいるが、自分はバーテンダーとしてアルバイトの身で、音楽への未練も僅かにある。 ドラムス担当は永田正道。大学卒業後、父が越えられなかった資格試験の壁に挑もうとするが・・・。 かつての仲間が、次の一歩を踏み出そうとする物語。 小野寺さんの作品はどれも文章が淡々としていて、大袈裟な形容表現などがなくとても読みやすい。中学時代の絹枝の視点から始まり、大学からのバンド「カニザノビー」のメンバーそれぞれの解散後が描かれる。バンドを解散し、プロを諦めた4人の新しいスタートを描く。大きな出来事はないが、やはり温かい物語。よかった。 東京の駅名や街並みが詳細に描かれていて、暮らしたことのある人はより楽しめるんだろうなあと感じた。

Posted by ブクログ

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