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すぐ忘れる日本人の精神構造史 民俗学の視点から日本を解剖
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | さくら舎 |
| 発売年月日 | 2024/02/08 |
| JAN | 9784865814132 |
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すぐ忘れる日本人の精神構造史
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すぐ忘れる日本人の精神構造史
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商品レビュー
2.5
5件のお客様レビュー
読み始めて2ページ目と6行目。 2011年2月11日の東日本大震災と書いてある。 いやまだ読んでないからわからないけどこれは何?日本国民全員が忘れないであろう日の日付を間違える? それともタイトルに対する皮肉? 単なる見過ごしだとしたら、あまりにも稚拙すぎる。 それとも私がパラレ...
読み始めて2ページ目と6行目。 2011年2月11日の東日本大震災と書いてある。 いやまだ読んでないからわからないけどこれは何?日本国民全員が忘れないであろう日の日付を間違える? それともタイトルに対する皮肉? 単なる見過ごしだとしたら、あまりにも稚拙すぎる。 それとも私がパラレル移動したとでも言うのか?
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以下、引用。 ●そのような権力者への付和雷同とそれによってできる多数派への便乗というのが、多くの日本人の特徴として身についてしまっているのはなぜか。それは、大きな権力の前ではひとりでは立ち向かえない、臆病な稲作農民としての集団労働の中に培われてきてしまった性癖であると考えられま...
以下、引用。 ●そのような権力者への付和雷同とそれによってできる多数派への便乗というのが、多くの日本人の特徴として身についてしまっているのはなぜか。それは、大きな権力の前ではひとりでは立ち向かえない、臆病な稲作農民としての集団労働の中に培われてきてしまった性癖であると考えられます。集団的な行動の中にいることが安全だと考える人たちがいちばんこわいのは、孤立することなのです。孤立を恐れる人々の傾向性を、権力者やその手先の者たちはよく知ってもいるのです。なぜなら自分たちもやはりそうだからなのです。 ●日本は、近世以降、武士と農民や町人たちの封建制の社会の中にありました。その時代には、大多数の農民が上位の領主や豪農や豪商からの政治的経済的思想的な圧迫に対して抵抗や反論をするのではなく、自分を癒やす言葉を見つけていきました。それは明治期以降も残っており、いまも伝えられています。たとえば、「一寸の虫にも五分の魂」などのことわざのたぐいです。これは公的な自己主張ではなく、私的な納得のための言葉です。他人からの同情を期待するような姿勢に見受けられます。そのなかで、社会に対して積極的に自分の意見を発信していくよりも、その危険を避けて、「私」の世界での安心をいちばんと考える思考性が培われていったのです。
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民俗学の視点で、弥生時代くらいから今に至るまでの日本の歴史から現代日本人の考え方をやや批判的に分析している、結構左寄りの本。 それぞれの時代の環境で人々の倫理観や死生観も変わってくるものだが、政治体制的には「天皇を頂いた下で」が継続されている。しかし政治体制的にはともかく、大半...
民俗学の視点で、弥生時代くらいから今に至るまでの日本の歴史から現代日本人の考え方をやや批判的に分析している、結構左寄りの本。 それぞれの時代の環境で人々の倫理観や死生観も変わってくるものだが、政治体制的には「天皇を頂いた下で」が継続されている。しかし政治体制的にはともかく、大半の国民が貧しかった頃は「他人や他国から奪う」のが当たり前だったことは強調されている。現代日本人の精神構造は主に明治~戦後の中で作られてきているようだが、長い目で見れば島国であることと気候(これは他国でも同様)が大きく作用していると思われる。 啓蒙書、というほどではないが問題提起はあとがきでかなりされている。やや極論に降れてる気がしないでもないが、物事を批判的に捉える一つの考え方として参考になった。
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