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トヨタ中国の怪物 豊田章男を社長にした男
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2024/02/07 |
| JAN | 9784163918051 |

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商品レビュー
4.2
28件のお客様レビュー
トヨタを中国で発展させた男、服部悦雄の一代記。 満州国で農林技官の息子として生まれた彼は、敗戦により、共産党支配下の中国で27歳まで生きる。飢えと差別、そして恐怖の下で持ち前の明晰な頭脳により進学し、日本へ帰国。 母国である日本でも異邦人である服部は、中国ネイティブとして、ト...
トヨタを中国で発展させた男、服部悦雄の一代記。 満州国で農林技官の息子として生まれた彼は、敗戦により、共産党支配下の中国で27歳まで生きる。飢えと差別、そして恐怖の下で持ち前の明晰な頭脳により進学し、日本へ帰国。 母国である日本でも異邦人である服部は、中国ネイティブとして、トヨタの中国進出の尖兵となって、奥田・章男といった上司の庇護の下で辣腕を振るう。 サラリーマンとして、これ以上ない業績を上げつつも、役員に取り立てられることも、中国に帰化することもできずに、彼は日本で孤独な老後を送る。 やはり、戦後の貧しく厳しい中国共産党の支配下での生活を、日本人として詳細に語るところに最大の価値がある。現代日本はまだまだ、平和で豊かだ。
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自分は豊田章男という漢の大ファンなので、本書を手に取りました。 読む前は、豊田氏を社長に押し上げた人物の企業ドラマを想像していましたが、実際に読んで一番印象に残ったのは、服部悦雄という一人の男の生き方でした。 中国で大躍進や文化大革命を経験し、飢えや強制労働まで乗り越えてきた過去...
自分は豊田章男という漢の大ファンなので、本書を手に取りました。 読む前は、豊田氏を社長に押し上げた人物の企業ドラマを想像していましたが、実際に読んで一番印象に残ったのは、服部悦雄という一人の男の生き方でした。 中国で大躍進や文化大革命を経験し、飢えや強制労働まで乗り越えてきた過去を知ると、その後のトヨタでの行動力や執念にも納得させられます。 会社の常識や立場に縛られず、自分が正しいと思うことを押し通していく姿は、危うさもありますが、それ以上に格好良さを感じました。 一方で、本人の証言を軸に進むため、豊田氏を社長にした経緯などは少し“服部側から見た物語”に寄っている印象もあり、そのまま全部を事実として受け取るには慎重さも必要だと思います。 それでも、大企業を動かしているのは制度や肩書きではなく、最後はやはり人なのだと感じました。 トヨタの裏側を知るというより、逆境の中でも自分のやり方を貫いた、一人の男の人生を語る一冊でした。
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トヨタ自動車の中国事業を牽引した服部悦雄のノンフィクション。 服部は戦前の満州で生まれ、官僚の父親の意思で戦後も中国に残り、27歳まで中国で過ごした。当時の中国は中国共産党が暴政を強いた時期。中国社会で生きてきた彼は中国人の本質を「好死不如懶活(きれいに死ぬより惨めに生きたほうが...
トヨタ自動車の中国事業を牽引した服部悦雄のノンフィクション。 服部は戦前の満州で生まれ、官僚の父親の意思で戦後も中国に残り、27歳まで中国で過ごした。当時の中国は中国共産党が暴政を強いた時期。中国社会で生きてきた彼は中国人の本質を「好死不如懶活(きれいに死ぬより惨めに生きたほうがまし)」という。 トヨタ自動車入社後、奥田碩に認められた服部は日本人とは異なる手法で実績を上げていく。進出に遅れていたトヨタの中国事業においても、知己の合弁候補先や政府要人との折衝を通じ事業成長の道筋をつける。当時社長就任前のポジションでアジア地域を統括していた豊田章男には大きな手土産を残した結果となる。しかしながら伝統的日本企業の枠を抜けきれなかった、服部は厚遇されることがなかった。 中国事業に絡む人間ならぜひ読んでおきたい一冊。
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