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凡人のためのあっぱれな最期 古今東西に学ぶ死の教養 幻冬舎新書718
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2024/01/31 |
JAN | 9784344987203 |
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凡人のためのあっぱれな最期 古今東西に学ぶ死の教養
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あっぱれな奥様だったのだと思う。 年取って病を得たりして身近になってきた死について考えたり、無くなった奥様が同年代だったりしたこともあったので、久々に小説以外のものを読んでみた。 国、時代、宗教、哲学…色々な考え方、結局、生き方に対する考えや思いが、そのまま死の受け止め方に繋がる、まあ、当たり前といえば当たり前だけど、そんなことを思った本だった。 さて、私はどんなふうに生き、筆者の奥様のようにあっぱれに死にたいのか? ちょっと考えるきっかけにはなった。 そして、後書きにもあったけど、奥様、ぷんぷん怒ってそうですねwww 私とは友達になれそうにない性格の奥様、でも家族みんなにはとても愛されてたんだなあと、ちょっと難しい内容ながら、ほっこりしてしまった。
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あっぱれな最期。 つまり潔く死に臨むためには、極めて大雑把にまとめると、自分などちっぽけな人間だと自覚し、自然の流れを感じながら身の丈に合わせた暮らしをすることと言えると思います。 人間はもちろん、生物は必ず死ぬ。 生き切ったのだから当然と言う自然な流れを、受け入れることが出来...
あっぱれな最期。 つまり潔く死に臨むためには、極めて大雑把にまとめると、自分などちっぽけな人間だと自覚し、自然の流れを感じながら身の丈に合わせた暮らしをすることと言えると思います。 人間はもちろん、生物は必ず死ぬ。 生き切ったのだから当然と言う自然な流れを、受け入れることが出来ると言うことでしょうか。 かつて別の本で、医師である著者の方が患者さんに、死とは何ですか?と訪ねたところ、「変化だよ」と即答されたと言う話を思い出しました。 生と死の研究は、本書でも紹介されていますが無限の考え方が古くからあります。 誰も答えを知れないこそのことですが、それらを読めば読むだけ、死後には何も残らないのかもと、悲しい気持ちに僕はなりました。 僕は、死後何かしらの世界があると考えています。 そこには死を恐れる気持ちがあることを、読みながら気付きました。 何も無くなるなんて、悲し過ぎます。 しかしこの考えの根底には、僕は特別であり死ぬなんてもったいないと自惚れているのかも知れません。 よく、(僕は)自分が可愛いもんねと指摘されます。 僕の自意識がこうさせたのかと思うと同時に、自意識を膨らませる装置の多いことよ!と責任転嫁してしまいます。 そこから距離を取るのも、潔い死には有効と思いました。 死に自然に移れる生き方。 もちろん身の回りだけは誠実な態度を取ることは忘れずに、心掛けたい。 こう思いながらも僕は、やっぱり死は今のところ恐れてしまうのです。
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