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滅びの前のシャングリラ 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2024/01/23 |
| JAN | 9784122074712 |

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滅びの前のシャングリラ
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商品レビュー
4.1
462件のお客様レビュー
終末を迎える世界で、残された一ヶ月をどう生きるかを問いかける作品。小惑星の衝突が迫る中、いじめを受ける友樹や、過去を背負う信士、逃げる静香など、様々な人々が描かれ、彼らが最後の時をどう過ごすかに焦点が当てられています。読者は、家族を思う気持ちや生きるための選択に直面し、切実な感情が共鳴します。柔らかな装丁からは想像できない緊迫感が漂い、希望を抱きながらも絶望的な状況に向き合う姿が印象的です。終末というテーマを通じて、幸せの本質や人間の強さを再考させられる一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
隕石追突で人類滅亡まで、後1ヶ月となった時から、人類滅亡の手前までの物語。 登場人物たちが、極限状態の中、今までの人生振り返り、いろいろなことを、本当にたくさんのことを考えている。自分の死は確定なのに、いや確定しているからこそ、みなさん勇気が出ていた。死ぬと決まったら元気になる...
隕石追突で人類滅亡まで、後1ヶ月となった時から、人類滅亡の手前までの物語。 登場人物たちが、極限状態の中、今までの人生振り返り、いろいろなことを、本当にたくさんのことを考えている。自分の死は確定なのに、いや確定しているからこそ、みなさん勇気が出ていた。死ぬと決まったら元気になるのだろうか? 登場人物目線で各章に分かれてて、章を追うごとに人類滅亡に近づく構成。 私は「静香」の章が一番よかったと思う。暴力を振るう信士から、自分とお腹の子を守るために逃げたことは弱さではない。どうか自分を責めないでほしい。一方で私はタレントや芸能人に全く興味がないので、「路子」の章は冷めた気持ちで読んでいた。「静香」の章までは星5だったけど、「路子」で締めくくられてしまったから、一気に星3。この物語の核となる、トモキの家族で締めくくられる方が私にはしっくり来る。
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シャングリラとは、「理想郷」という意味を持つ言葉らしい。 地球が滅亡するレベルの小惑星衝突を1カ月後に控えた終末世界を舞台に、それぞれが心に深い傷や辛い過去を抱えた登場人物たちが、人生の最後にそれぞれの「理想郷」を見いだしていく姿を描いた群像劇だ。 世界はやがて滅び、自分たちは...
シャングリラとは、「理想郷」という意味を持つ言葉らしい。 地球が滅亡するレベルの小惑星衝突を1カ月後に控えた終末世界を舞台に、それぞれが心に深い傷や辛い過去を抱えた登場人物たちが、人生の最後にそれぞれの「理想郷」を見いだしていく姿を描いた群像劇だ。 世界はやがて滅び、自分たちは死を待つほかないという極限状態の中で、「理想郷」にたどり着くというのはあまりにも皮肉である。 しかし、彼らが過去の絶望とどう向き合い、それを乗り越えて本当の自分や本当の居場所を見つけていくのかその過程が非常に丁寧に描写されており、物語の深みへと強く引き込まれていく。 本作の大きな魅力は、終末世界という重いテーマを扱いながらも、登場人物たちがどこか生き生きとしており魅力的である点だ。 例えば、主要な登場人物の一人である江那友樹は、いじめられっ子という過酷な境遇にありながらもどこかコミカルな愛嬌を持ち合わせている。 あるシーンで、母からの電話に出れず申し訳なく思う彼の言葉は印象深い。 お母さん、ごめん。ぼくは今、息子ではなく騎士なのです。 文庫本P.82 過去に経験した辛い出来事や、地球滅亡のカウントダウンが生み出す混乱の最中での生々しい描写が随所に散りばめられているものの、このようなクスッとなるセリフが、どこか吹っ切れた表情を見せる。 アポカリプス的な世界に翻弄されながらも、必死に生きようとする彼らはキラキラしていて美しい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
朝から一気に読んだ。最後は人類滅亡なのに何故か清々しいような。吹っ切れて今から出掛けてます。何か楽しい事しないといけないような前向きな1日の始まりになった。最初の友樹の虐められっぷりに辛過ぎたり。お父さんが助けに来た時のスッキリ感やら。私も親目線で読んでた。盛り上がりは路子の話しの辺りで更に加速。ただ泣いたのは村上のおっちゃんが最後の盗み失敗して焼け死んだと聞いた時だった。リアルな描写もなく。村上のおっちゃんは存在だけで台詞もないが、生きていたんだな。物語の中ではなんの変哲もない存在なんだが、そこはまさに2行で泣けた。
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