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滅びの前のシャングリラ の商品レビュー

4.1

419件のお客様レビュー

  1. 5つ

    133

  2. 4つ

    179

  3. 3つ

    81

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

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2026/04/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「もし世界が終わるなら」という誰もが行った思考実験。そんな状況に置かれた時どう行動するか? 果敢になる人、残りの人生を希望に満ちたものにする人、暴力に走る人間、、それぞれの生き様が描かれます。 凪良ゆうは、表面的な人間の理解がいかに危険かを語るのが本当に上手です。 得体の知れない宗教に傾倒する人の気持ちを代弁するところは特に舌を巻きました。。

Posted byブクログ

2026/04/04

いじめられっ子だった江那くんと、その口は悪いが深い優しさを持つお母さんの存在が良かった。過酷な状況の中でも変わらない人のあたたかさが、強く心に残った。 物語は、隕石衝突によって人類が滅亡へ向かう世界を舞台に、略奪や暴動といった厳しい現実も描かれている。しかし、登場人物たちはどこ...

いじめられっ子だった江那くんと、その口は悪いが深い優しさを持つお母さんの存在が良かった。過酷な状況の中でも変わらない人のあたたかさが、強く心に残った。 物語は、隕石衝突によって人類が滅亡へ向かう世界を舞台に、略奪や暴動といった厳しい現実も描かれている。しかし、登場人物たちはどこか明るく、読んでいるうちに自然と応援したくなる人物ばかりだった。 また、本当に滅亡が迫っているのかと疑いたくなるほど、作中には穏やかな日常が流れている点も印象的だった。未来がないはずの世界でありながら、不思議とあたたかく、優しい時間が描かれている。 過酷な設定とは裏腹に、読み終えた後は心が満たされ、静かに幸せな気持ちになれる一冊だった。

Posted byブクログ

2026/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

⚫︎感想 命が無くなるその前に、人は自分の生きてきた過去と今を真剣に見つめ直す。その時寄り添いたいと思う人がいることの幸せに思いを馳せる。やはり孤独は人の心を殺すのだ。 ⚫︎本概要より 「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。 なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」 「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」。学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そして――荒廃していく世界の中で、人生をうまく生きられなかった人びとは、最期の時までをどう過ごすのか。滅びゆく運命の中で、幸せについて問う傑作。 ⚫︎内容について 最初から引き込まれた。凪良ゆうさん、やっぱりストーリーテラーとして素晴らしいなと思った。かっこ良くて強くて愛情深い母が登場人物の中で一番好きだった。「お父さん、がんばって!」のシーンは感動した。 「むちゃくちゃな暴れっぷりとは裏腹に、信士はひどく自虐的な男だ。自分を馬鹿で腕っぷししか取り柄がないと思っている。実際そうなのだが、だから価値がないということはない。愛情はそんなものとは無関係に生まれることを信士はわかっていない。幼い頃に親から愛情を与えてもらえなかったからだ。」 滅びの前のユートピア…滅びる前の生の輝きを見せてくれた。

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2026/03/29

章を読み進めるたびに人間関係が繋がっていくのが面白くて、すぐに読んでしまった 2章の最後の方泣きそうになった

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2026/03/29

1か月後に地球が滅亡する。 自分の「死」のタイムリミットを思い知らされた時、あなたはどう生きますか?と問われる作品。 今まで大切だと思っていたものは、「死」の前では価値がなくなる。 地位も名誉も、お金も法律さえもが意味を持たなくなる。 あなたがもし死に至る病を宣告され、「あと1か...

1か月後に地球が滅亡する。 自分の「死」のタイムリミットを思い知らされた時、あなたはどう生きますか?と問われる作品。 今まで大切だと思っていたものは、「死」の前では価値がなくなる。 地位も名誉も、お金も法律さえもが意味を持たなくなる。 あなたがもし死に至る病を宣告され、「あと1か月の命」と宣告されたときを想像させる。 今をどうやって過ごすか、誰と過ごすか、あなたならどうする?と問われる。 内容は、 いじめられている高校生の友樹の話から始まり、片思いの雪絵、元ヤンキーの母親、人殺しのヤクザが殺伐とした環境の中、章を経るごとに様々な人間関係、おもいが繋がっていく。 生きることに「正解」などはないことを思い知らされるが、 最後には「人をおもう心」がもしかしたら救いになるのかもしれないと考えさせられる作品。 「自分はどうしたいか」を悩む人にはお勧めの作品です。

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2026/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本当に凪良ゆうさんの描くストーリーはどれも小さな優しさがいくつもあって、読んでいて心がジワっと温まります。 章が変わるごとにこの人がこの繋がりだったの?という驚きやらなにやら、沢山あって、ハラハラしながら家族愛や友情愛も同時に楽しめました。この物語の大きな部分である「小惑星が衝突し、地球が滅びる」という設定は、もし同じ状況下に局面した時、私はどう過ごすのだろう、誰と一緒に居たいのだろうと自分と向き合いながらも読むことも出来ました。 本当にこの作品に出会えて良かったです。

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2026/03/11

もし一ヶ月後に世界が滅びたら自分はどうするのか考えさせられました。当たり前に続く日々に感謝したくなりました。

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2026/03/07

1ヶ月後に地球が滅びるとなったら自分は誰といたいのか何をしたいのか。。荒廃していく世界に正気でいられるのか。。大切な人を守れるのか。。平気で人を殺したり、お店の物を壊して盗んだり。。テロリストがでてきたり。日常が壊れていくのがよく描かれていたと思う。

Posted byブクログ

2026/03/06

電車のアナウンスが耳に入ってこない程度に没頭して読んだ。なんと読みやすい。あっという間に時間が経つ。 美しい物語だった。世界の終わりが来ることで、主人公たちは一発逆転する。平和のままでは到底手に入らないものを得る。そして暴力が全てを解決する。「普通の善良な市民」では得られないは...

電車のアナウンスが耳に入ってこない程度に没頭して読んだ。なんと読みやすい。あっという間に時間が経つ。 美しい物語だった。世界の終わりが来ることで、主人公たちは一発逆転する。平和のままでは到底手に入らないものを得る。そして暴力が全てを解決する。「普通の善良な市民」では得られないはずのものを暴力で手に入れている。 つまり、未曾有の大災害によって、みんなが我慢をしなくて良くなった。本当に優先したいことを優先した結果、色々な奇跡を経て幸せになった家族もあった、ということだろう。

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2026/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いじめの描写が苦手なのもあり、想像してたより重たい出だしに、序盤で1度離脱しそうになった。 章ごとに視点が変わるのも入り込みにくい原因で、日を空けてゆっくり読んでいた。 2章の途中で信士の忘れられない女が友樹の母と発覚。繋がりが分かってそこから一気に面白くなった。凪良ゆうさんを信じてここまで読み続けて本当によかった。 信士はどうしようもない人間だけど、なぜか憎めない。だけど、静が逃げた理由もわかる。 蕎麦屋の店主が無慈悲に殺されたりや養子の親が電話1本してこなかったり、やるせない気持ちになるエピソードも沢山あった。だけど、章ごとの主人公4人が本当に大切なものに気付いて最期を一緒に過ごせたので、暖かい気持ちにもなった。 優しくて切ない不思議な作品だった。

Posted byブクログ