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妻に稼がれる夫のジレンマ 共働き夫婦の性別役割意識をめぐって ちくま新書1773
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妻に稼がれる夫のジレンマ 共働き夫婦の性別役割意識をめぐって ちくま新書1773

小西一禎(著者)

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妻に稼がれる夫のジレンマ 共働き夫婦の性別役割意識をめぐって ちくま新書1773

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2024/01/11
JAN 9784480076052

妻に稼がれる夫のジレンマ

¥550

商品レビュー

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2024/06/24

様々なパターンの駐夫さんのインタビューが掲載されていたが、お互いの希望するキャリアを話し合えていた夫婦の工夫を知りたかった。 共働き夫婦が「大黒柱」や「今やり遂げたい」をうまくバトンタッチしながらキャリアを繋いでいけたらいいな、と思いつつも、「転勤」は本当になかなか難しいイベン...

様々なパターンの駐夫さんのインタビューが掲載されていたが、お互いの希望するキャリアを話し合えていた夫婦の工夫を知りたかった。 共働き夫婦が「大黒柱」や「今やり遂げたい」をうまくバトンタッチしながらキャリアを繋いでいけたらいいな、と思いつつも、「転勤」は本当になかなか難しいイベントだな、と思う。 帯同にもいろいろなかたちがあり、そういうキャリアの繋ぎ方もあるのだなと知ることができたのもこの本からの収穫。 大きなライフイベントは、自分のキャリアを見つめ直す貴重な機会。自分を振り返っても確かにそう思うが、当事者真っ只中の時には正直苦しかった。 男女問わずキャリアの再考を前向きに受け止めいける人が増えたらと願わずにはいられない。

Posted by ブクログ

2024/04/30

労働年数が延び、人手が足りないなか、人生を見つめ直したり、スキルを身につける場として、駐在する妻に帯同することを選択できる人たちに新しい生き方が広がるのはもっともだと思う。大きな葛藤がなくても、子供たちの世代では多様な選択できる世の中になることを願う

Posted by ブクログ

2024/04/24

自らも駐夫(海外駐在員の夫)となった経験のある著者が、妻のキャリアを優先し、自身のキャリアを中断することとなった駐夫経験者10人にインタビューし、彼らの意識変容や就業行動、キャリア設計に向けた道筋を浮き彫りにする。加えて、経済力や社会的立場で妻よりも劣っていると自認する男性2人に...

自らも駐夫(海外駐在員の夫)となった経験のある著者が、妻のキャリアを優先し、自身のキャリアを中断することとなった駐夫経験者10人にインタビューし、彼らの意識変容や就業行動、キャリア設計に向けた道筋を浮き彫りにする。加えて、経済力や社会的立場で妻よりも劣っていると自認する男性2人にもインタビューし、男らしさをめぐる葛藤(モヤモヤ)を明らかにしつつ、新たな夫婦像や男性のキャリア形成観を提示する。 自分は男性で、駐夫になることや自分より妻の収入が上回る可能性はあまり考えられないという状況なのだが、あまり話を聞く機会のない立場の人たちであり、夫婦の在り方などを考える上でも、本書で紹介される12人のインタビューはとても興味深いものだった。 自分自身は、仮に駐夫になる可能性が出てきた場合は、「男は仕事」という価値観への呪縛というよりは、今の仕事が好きでそれを中断したくないという理由で躊躇するだろうが、妻のキャリアはできる限り尊重したいし、妻の収入や社会的立場が自分より上回ることについては特に何も思わないと考えているのだが、自分の潜在意識の中に男性性への呪縛がないかどうか見つめなおすきっかけになった。 本書で取り上げられているのは駐夫となることを決断した人などであり、どちらかといえばジェンダー平等意識が高い人たちだと思うが、それでも男性性に囚われている側面があることが示されており、そうではない多くの男性についてはもっと男性性の呪縛は強いのではないかと想定される。男女とも生きやすいジェンダー平等な社会を実現するために、若い世代はだいぶ変わってきているとは思うが、本書で指摘されているように性別役割に対する男性の意識変革が求められるし、本書でも指摘されていたが、女性の側も「男性が稼ぎ手」という意識を改めていく必要があると思う。男性の長時間労働を前提とし、そのキャリア中断を想定しない日本的雇用慣行の見直しも急務だ。そして、夫婦が一体となってキャリアを築き、家事育児をともに担うという夫婦像が当たり前のものになっていってほしいと考える。 なお、気になった点として、本書での個々のインタビューに対する著者の解釈は、推測で「男性性の呪縛」を読み込みすぎな気はした。著者が男性性にこだわりすぎているように感じ、ちょっと社会学の研究としては、バイアスがかかっていて、客観性に欠ける部分があるのではないかと思った。

Posted by ブクログ

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