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構造と力 記号論を超えて 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2023/12/21 |
| JAN | 9784122074484 |
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構造と力
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商品レビュー
3.5
22件のお客様レビュー
80年代にニューアカブームを巻き起こすきっかけの最先鋒となった書籍。2023年についに文庫化しており、Kindleもなかったので日本帰国時に書店で真っ先に購入。そんな経緯ももあり、楽しみながら読んだ。内容理解度はさておいて。 千葉雅也先生の解説が秀逸。まずはこちらを先に読むこと...
80年代にニューアカブームを巻き起こすきっかけの最先鋒となった書籍。2023年についに文庫化しており、Kindleもなかったので日本帰国時に書店で真っ先に購入。そんな経緯ももあり、楽しみながら読んだ。内容理解度はさておいて。 千葉雅也先生の解説が秀逸。まずはこちらを先に読むことを強くおすすめする。 浅田彰が本作で論じる前近代→近代へと移る潮流をコード化→超コード化→脱コード化という順序で進めてるんだよ、って教えてくれる。この主張を基底に経済・社会・個人の主体性といった話題を展開しながら、繰り返し主題の確からしさを論考する。 この手引きがあったおかげで、浅田の衒学的も言っていいであろう難解な用語の洪水を主題を見失わずに渡りきることができた、深謝。 現代に生きる人々にとって、浅田の理論はどう解釈すべきか。絶対的な象徴秩序が崩壊した構造は、今も続いていると感じる。より個人責任偏重の傾向が強まっている。 個人と個人のぶつかり合いでより前進したものが勝津といった資本主義社会での生活に疲弊している。浅田の提示した脱コード化社会はより強固なものになり、だからこそ「リゾーム」であり「遊戯」であることの重要性はさらに高まっているのである。まだ人類は浅田が突き付けた現代病に対する解決策を見つけられていない。 折しも、敵対を避けより豊かに生きるための道を模索するという態度がみられる「令和人文主義」がブームになている。「衝動」「趣味」「批評」というキーワードが並ぶが、これらが意味する先に浅田の「力」が合流し現代人にマッチした思想へと昇華していくのではないか、という現代人文系文筆家たちへの淡い期待が立ち現れる。楽しみである。
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今までに二回、第三章で挫折し、Geminiの手を借りながら三度目の正直でようやっと読了。 基本的には前提知識がなくとも大雑把に対立図式を追っていけば理解することができるが、第三章のラカン、これが曲者で、単純に字面から意味を推測することは不可能であり、ここだけは一冊ラカンの入門書を...
今までに二回、第三章で挫折し、Geminiの手を借りながら三度目の正直でようやっと読了。 基本的には前提知識がなくとも大雑把に対立図式を追っていけば理解することができるが、第三章のラカン、これが曲者で、単純に字面から意味を推測することは不可能であり、ここだけは一冊ラカンの入門書を読んでおくのが良い。 構造をめぐる前近代と近代の説明は非常に明快だが、同じことが何回も繰り返されるので冗長。全ての章は独立して読むことができると言っているが、そんな配慮いらん。 全体としてあまり一冊の本としての完成度は高くないと思うが、後の思想への影響を考えると読む価値はある。
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解説にあるように、ポストモダンに言及するのは最後の章でそれ以外は近代の話、また普段耳にしない用語が次々と登場するが、用語の理解よりも、その用語と対になるもの、すなわち二項対立を意識しながら読むといいなど、情報量が多い本として読まないことが本書を読み切るポイントである。
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