バイバイ、サンタクロース 麻坂家の双子探偵

真門浩平(著者)

• 販売会社／発売会社: 光文社
• 発売年月日: 2023/12/20
• JAN: 9784334101763

商品レビュー

2024/08/06

登場人物がみんな大人っぽい。小学生とは思えない。
双子探偵は特にすごい。キレッキレの頭脳にはコナンくんもびっくりすると思う。
最終話『ダイイングメッセージ』がいきなり物騒な話で驚いた。

2024/06/04

真門浩平さん、デビュー作。
はぁー。久しぶりに虚無感に襲われる。
前に読んだ作品｢ぼくらは回収しない｣もそうですがタイトルが秀逸。
しかしなぁ、大人になるのが早すぎないか。いや正確には子どもっぽくないように見えるだけかな。
それも違うかな。
ネタバレしたくないからこれ以上書きません。

でもね…
サンタクロースはいるの、代理人含めてね。
現実に夢を少し足したぐらいの遊び心のある考え方でいいと思う。

2024/05/21

この謎を解いたら、もう子どもではいられない。
Ｚ世代による、これが本格ミステリのネクストステージ！

双子の小学生の圭司と有人。同級生と探偵団を作って事件を解く。
同級生が入院している病院の桜の葉が切られていたり、大事なフィギュアが盗まれたり、同級生の父親が殺された事件、遊びに行った先で起きた密室殺人事件、学校で起こった理科準備室での密室殺人事件、そして探偵団の仲間の転落死。さまざまな事件を双子が解決する。

なんというか…とにかく、双子の兄である圭司の性格がすごくクソ。小学生だからって許されるレベルではないし、そもそも圭司自体が自分は誰よりも偉いし優秀と思っている。実際、そうなのかもしれない。人の気持ちなんて分からないと作中で、弟の有人に言うところがあるが、そうはいっても言い方とかはあるし、もう少し気持ちに寄り添うということはできないのだろうか。と思ってしまう。

父親は父親で、なんだか少し圭司に舐められているかんじがして、なんだかなぁってかんじ。いくら警察官で忙しいとはいえ、もう少ししつけというか教育をどうにかしてくれ。あと、どうでもいいけど、お父さんは警察官というか殺人課（捜査一課？）の警部さんらしいけど、クリスマスに休みって取れるの？とかどうでもいいこと気になった。

小学生らしい事件からどんどん殺人事件に発展し、同級生の父親は殺され、しかも同級生は2人死んだ。事件が大きくなってきてるし、それを小学生が解決するのすごい。そんな小学生、某コナンくんぐらいしか知らない。

なんか読むのが辛かった。最後は、なんかすごかった。結局、弟は性格悪すぎる兄である圭司には勝てなかったのか…あのあと、あの家族はどうなったんだろうって結構気になっている。

2024.5.21 読了