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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2023/12/20 |
JAN | 9784334101756 |
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商品レビュー
3.6
22件のお客様レビュー
雑誌「ジャーロ」に2022から2023に掲載された短編6編 雑誌をほぼ読まない私は、全く知らなかったけど ミステリー小説専門誌 実はミステリーと知らずに読みまして 逆に岩井さんの知らなかった魅力がより大きく 気がつかないうちに引き込まれる闇 闇でもがく人を描いた六編 「海の子」...
雑誌「ジャーロ」に2022から2023に掲載された短編6編 雑誌をほぼ読まない私は、全く知らなかったけど ミステリー小説専門誌 実はミステリーと知らずに読みまして 逆に岩井さんの知らなかった魅力がより大きく 気がつかないうちに引き込まれる闇 闇でもがく人を描いた六編 「海の子」 72歳、妻に先立たれた夫 一人息子は 訳ある養子だった 息子に乞われ、その時の状況を語る 見知らぬ女が妻に乳飲子を引き渡し去っていった 養子のはずの息子は父親にそっくりになっていく 真実を確認した息子の報復 「僕はエスパーじゃない」 妻を労りよく気が利く夫 キャリア志向の妻と一人息子 妻の顔色 世間の風潮を読み 行動する夫 妻の望み通りの夫と育つ 妻はそのあまりの空虚さに別れを決意する どーすりゃいいのよ! 「捏造カンパニー」 捏造した会社で融資を受け続ける三人組 突然の税務調査に慌てふためく どーにか会社の体裁を整えて迎えた税務署員 そっちも捏造 「極楽」 パチンコの借金から逃げる為認知症を偽る 本当の認知症患者と共に過ごすうちに そうなれば極楽 「蟻の牙」 家電メーカーに勤める夫が過労死 夫は会社の不正製品検査証を残していた 妻は、それを証拠として会社の隠蔽工作と闘う 書簡体小説で 手紙、メール、記事、議事録と 様々な文章形態を使い会社の不正に近づく 足元の蟻にも牙があります 「堕ちる」 地方都市に学芸員の職を得た主人公 地方画家の個展を任される その作家の絵を見て 精巧さに惚れ込む 妻だけを描き続けた作家のプロフィールを探し始めた主人公は 未発表の絵を発見し 自分の思いを止められず 罪を犯す
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タイトルの『暗い引力』は、収められている6編の短編の表題にはなっていないんですね…。6編全てひっくるめて『暗い引力』ということなのかと思いました。 「海の子」: 妻に先立たれ養子の息子にその経緯を話すことに…。 「僕はエスパーじゃない」: 仕事と育児の両立、夫の...
タイトルの『暗い引力』は、収められている6編の短編の表題にはなっていないんですね…。6編全てひっくるめて『暗い引力』ということなのかと思いました。 「海の子」: 妻に先立たれ養子の息子にその経緯を話すことに…。 「僕はエスパーじゃない」: 仕事と育児の両立、夫の助けもあって妻は順調にこなしていたが…。 「捏造カンパニー」: 同級生3人がペーパーカンパニーを設立、突然税務調査が入ることになり…。 「極楽」: パチンコの借金から逃れるため、老女が考えた策とは…。 「蟻の牙」 長時間勤務で夫に先立たれた妻の復讐劇とは…。 「堕ちる」 地方の美術館で学芸員として個展の準備に奔走するうちに…。 どの作品も、ダークでその世界観に読んでいて気づくと堕ちている…。連作短編ではなく、どの作品も全く異なるテイストなのに、引き込まれている…。なんか、スゴイ作品でした。まさに『暗い引力』でした。
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岩井圭也の六篇の短編集です。どの作品も素晴らしいですが、最後の作品の「堕ちる」は衝撃的な作品です。この一片だけでも読む価値があると思われます。 この短編集を読み、岩井圭也という執筆者に歓心を持ちました。他の作品も是非とも読みたくなりました。 何か久しぶりに良い出会いに巡り合ったよ...
岩井圭也の六篇の短編集です。どの作品も素晴らしいですが、最後の作品の「堕ちる」は衝撃的な作品です。この一片だけでも読む価値があると思われます。 この短編集を読み、岩井圭也という執筆者に歓心を持ちました。他の作品も是非とも読みたくなりました。 何か久しぶりに良い出会いに巡り合ったように思われます。
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