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世界インフレ 日本はこうなる SB新書637
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | SBクリエイティブ |
| 発売年月日 | 2023/12/07 |
| JAN | 9784815623104 |

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世界インフレ 日本はこうなる
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商品レビュー
3.1
12件のお客様レビュー
世界インフレについて池上彰が解説した一冊。 世界的にインフレ傾向にあり、日本もその例外でないことがよくわかった。
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多作の池上さんだから仕方ないかもしれないが、軽い、あまりに軽い。わかりやすさ第一の入門書読んで何を言ってるだけど…成長神話に縋る必要あるの?それにしても、不景気といいながら東京の道はバブル時代以上にバブリーな高級外車が目につく。平均では見えてこない格差社会こそが…。
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分かりやすさに定評のある池上彰氏だが、本書はそこからすると、やや薄味という印象。 例えば、「戦後、最も円が値上がりしたのは2011年10月です。その額は1ドル=75円台でした。これはリーマンショック (2008年)や東日本大震災(2011年)の影響などで円が買われ、円の価値が上...
分かりやすさに定評のある池上彰氏だが、本書はそこからすると、やや薄味という印象。 例えば、「戦後、最も円が値上がりしたのは2011年10月です。その額は1ドル=75円台でした。これはリーマンショック (2008年)や東日本大震災(2011年)の影響などで円が買われ、円の価値が上がると見込んだ人が多かったためといわれています。しかし、円高が行き過ぎると、反動が起きて円安になることがあります。1990年代以降は、その繰り返しで円相場は動いてきました。」という記載がある。なぜ、円の価値が上がると見込んだ人が多かったのか、の掘り下げが欲しい。リーマンショックのような世界的な事象はともかく、東日本大震災であれば、日本市場の先行き不安感から円の価値が下がる人がいてもおかしくなさそうだ。 ― 「日本はアメリカに遠慮して、なかなか国債を売れないだろう」多くの人がこう考えています。ということは、これから日本政府がまた為替介入を検討したとしても、海外の投資家はもう足元を見ているのです。日本にはそこまでの介入資金はないと思われれば、この先も円安がじわじわと進んでいく可能性は十分あります。円安の1ドル=145円が行き過ぎだとしたら、いくらぐらいがちょうどいいのでしょうか。これは、前にも述べたように、いくらなら円安で、いくらなら円高というのは、特に決まっていません。したがって、円安でも円高でもない適正な水準というのも決まっていないのです。ただし、1ドル=105~110円の頃、当時の経済界の人たちは「これぐ、ちょうどいいお風呂の温度だな」という言い方をしていました。 上記も、国債を売る事が現状の日本にとって望ましい判断であり、アメリカにとってデメリットのある為替介入である、という点の説明が欲しい。保有するアメリカ国債を売却することで、日本はドルを得ることができ、そのドルを外国為替市場で円転すれば、円安に歯止めがかけられるという事。しかし、日本がアメリカ国債を売却し、大量のアメリカ国債が市場に放出されると、供給が需要を上回り、国債の価格が下落する。そのため、利回り(つまり金利)が上昇する。金利が上昇すると、企業や個人が借り入れる際のコスト、例えば住宅ローンの利子なども増加するため、投資や消費が減少し、経済成長に悪影響を及ぼす可能性がある。だから、アメリカは日本に国債を売ってほしくない。そしてそうあった時に、過去にも要請を受けた事例があったのだ。 ただ、実際に。政府が「これは行き過ぎだ」と思うくらいの円安になった時に、円を買う為替介入を実行し、一時140円台まで円高になっている。そして、政府はこれを続けたわけだが、結局効果は限定的で、その後は再び円安に転じていく事になる。為替介入で知っておかなければいけないのは、外貨準備が190兆円あるからといっていくらでも介入資金に使えるわけではないという事だと。いろんな側面で、そう思う。
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