1,800円以上の注文で送料無料

40歳がくる!
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

40歳がくる!

雨宮まみ(著者)

追加する に追加する

40歳がくる!

定価 ¥1,870

1,375 定価より495円(26%)おトク

獲得ポイント12P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 大和書房
発売年月日 2023/12/02
JAN 9784479394143

40歳がくる!

¥1,375

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

4.1

16件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/08/21

独身の頃、ちょうど私は仕事をはじめたばかりで多感な時期でもあり、著者の作品が好きでお守りのようにしていたし全作品を読んでいた。2016年に亡くなられたときはとてもショックで泣いた。 その後私は結婚して子供を持った。自覚はないけど、著者のいう「愛を与える」ことに忙しくなった。両親が...

独身の頃、ちょうど私は仕事をはじめたばかりで多感な時期でもあり、著者の作品が好きでお守りのようにしていたし全作品を読んでいた。2016年に亡くなられたときはとてもショックで泣いた。 その後私は結婚して子供を持った。自覚はないけど、著者のいう「愛を与える」ことに忙しくなった。両親がいかに自分に与えていたのかも思い知った。するとあんなに感動していたはずの著者の作品に共感することが難しくなっていた。 私のような平凡人間は、「そこ」にとどまらないのだと思う。 非凡な人は、ある年齢でしか感じられない「そこ」にとどまって、深堀りして、傷ついて、なにかを作る。 著者は私のような気づけない人間に真実を伝えていた、そしてその真実を表現するということには代償が伴ったのかもしれない。 この本が出ているのを見て懐かしくなり久しぶりに著者の本を読んだけれど、正直若いころのような感動はない、でも、この人の本を読んでいなければ、愛を与えることについてここまで自覚的な自分にはなれていなかったと思う。だから若いころに著者の本に没頭できたという経験が、現在の私を強くしているのだと思う。私を強くした代わりに著者は代償を払ってしまったのかもしれないと思うと悲しくなる。 恋愛に悩んで、結婚相手をさがしているくだりで、『ただ永遠の恋愛をしていたい』っていう、、、こんなにも正直に言える人いる?って思った。そんなもんないだろって頭でおもっちゃうから私は言えない。そして今は結婚して長いからそんなものがないってハッキリとわかってしまえて。でも。ああ。この純度の高さよ。 『本当なら自分で考え、自分でしなくてはならないことを、雨宮さんに代わりにさせてしまったように、後めたく感じることがあります。』 元担当編集者さんの言葉が一番心に刺さった。 亡くなられた理由、その当時はぼかされていて読者としてはヤキモキしたけれど、この本を読んで、ああ、きっとこういう感じなのかな、と推測はついた。それで、安心することができた。だから、その1点だけでもこの本を読んで本当によかった。

Posted by ブクログ

2024/07/28

冷静な判断ができないくらい、雨宮さんの文章が好きだ。だからこそ、終始胸が痛む思いで読んだ。感想は言葉で言い表せない。ただただ、表せない想いが漂い続ける。九龍ジョーの寄稿文の最後の一行は不意打ちというか、なんなんだかれは。あの感情をどう表現すればいいのか、私は分からないし、分かろう...

冷静な判断ができないくらい、雨宮さんの文章が好きだ。だからこそ、終始胸が痛む思いで読んだ。感想は言葉で言い表せない。ただただ、表せない想いが漂い続ける。九龍ジョーの寄稿文の最後の一行は不意打ちというか、なんなんだかれは。あの感情をどう表現すればいいのか、私は分からないし、分かろうとも思わない。

Posted by ブクログ

2024/07/26

好きな人には好きと言い、会いたい人には会えば良い。それを怠けた結果、もうまみさんには会えなくなってしまった。 この本は雨宮まみさんの遺作である。 著者が書いたのはネット連載された原稿に未発表原稿1篇、ZINE( #溺死ジャーナル )に寄稿した原稿の中から選ばれた1篇。 後は著者...

好きな人には好きと言い、会いたい人には会えば良い。それを怠けた結果、もうまみさんには会えなくなってしまった。 この本は雨宮まみさんの遺作である。 著者が書いたのはネット連載された原稿に未発表原稿1篇、ZINE( #溺死ジャーナル )に寄稿した原稿の中から選ばれた1篇。 後は著者と交流のあった人達の追悼文で埋められている。 著者の原稿はどれも良いが『東京の女王』『40歳で人生が始まる』の2篇は特に好き。この2篇は著者が生へと引き戻されているように思えるから。他の原稿は、まだ塞がっていない傷の様に痛々しく、明るく書いても常に無理をしている。 無理なんかしなくて良い。好きな人の苦しむ様を見るのが私はつらい。 私は著者の生前からのファンだ。とても仲が良かったのに、名前の連なっていない人達の事も考えながら追悼文の数々を読んだ。 雨宮まみについて語る時、彼等は自分語りをしてしまう。彼等はただ話したいだけなのかも知れない。「私の(俺の)仲間は最高だぜ」と。 九龍ジョーの自分語りは流石に長かったが、カルチャーの最前線を捕まえるのはいつも女性というくだりには頷いた。 私がこの連載を読んでいたのが20代の頃。そして今の私に迫るのは40歳という歳。もう少し生きれば40歳がくる。 好きな人には出来る限り好きと言い、会いたい人には出来る限り会いに行きたい。 体力も金も無い私には難しい事だけど、それでも目標を持つ位はしても良いと思っている。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品