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悼むひと 元兵士と家族をめぐるオーラル・ヒストリー
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悼むひと 元兵士と家族をめぐるオーラル・ヒストリー

遠藤美幸(著者)

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悼むひと 元兵士と家族をめぐるオーラル・ヒストリー

定価 ¥2,530

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 生きのびるブックス
発売年月日 2023/11/24
JAN 9784910790152

悼むひと

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商品レビュー

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2025/04/29

 2000年代の初めから拉孟・ビルマ戦場経験者の聞き取りを続けて来た著者による研究日誌的なエッセイ。著者がこのテーマにのめりこんでいくきっかけも書かれていて、「学問」がしばしば偶然の遭遇から始まっていくことを実感させられる。筆致こそ軽妙だが、長きにわたる著者の実践経験をもとに紡が...

 2000年代の初めから拉孟・ビルマ戦場経験者の聞き取りを続けて来た著者による研究日誌的なエッセイ。著者がこのテーマにのめりこんでいくきっかけも書かれていて、「学問」がしばしば偶然の遭遇から始まっていくことを実感させられる。筆致こそ軽妙だが、長きにわたる著者の実践経験をもとに紡がれたことばは考え抜かれたもので、ほんとうに勉強になった。    本書はある意味で2000年代以降の「戦友会」の参与観察の記録と言えるが、とくに重要なのは「戦友会」の変質にかかわる記述だろう。2012年の第2次安倍政権発足以後、保守系団体関係者が大挙して「戦友会」に入り込もうとする局面があり、そこで高齢の元兵士たちとの軋轢が生じた例もあったこと。また、「戦友会」の二世世代、とくに老いた元兵士である父をケアする女性たちとのつながりをめぐる記述も興味深かった。そこには戦場トラウマに苦しむ父との対立や葛藤、心理的にも経済的にも家族よりも戦友・戦没者を優先してしまう父親への複雑な思いも読み込まれる。戦争記憶の「継承」を問題にするなら、少なくともこの一冊は通過しなければならないと思う。

Posted by ブクログ

2024/01/31

作者が、客室乗務員をしていた頃、偶然一人の乗客と知り合い、それがきっかけで戦争体験者の話を聞きまとめるというライフワークが始まった。 伝を頼ったり、紹介してもらったり、全国を飛び回るが、なんといっても皆さん御高齢で、耳が遠かったり、体調がすぐれなかったり、ご家族の理解、助けがなく...

作者が、客室乗務員をしていた頃、偶然一人の乗客と知り合い、それがきっかけで戦争体験者の話を聞きまとめるというライフワークが始まった。 伝を頼ったり、紹介してもらったり、全国を飛び回るが、なんといっても皆さん御高齢で、耳が遠かったり、体調がすぐれなかったり、ご家族の理解、助けがなくては成り立たない。 今では、色々な会の世話役などもされている作者だが、そこまでの道のりは大変だったと思う。信頼関係無しにはできる事ではないと思うから。 今年で戦後79年、体験者の方々も高齢で毎年亡くなっていかれるという。 一人でも多くの人の話を後世に伝えていただくために、こらからもがんばって欲しいと思います。 そして体験者の方々が皆さんおっしゃる、「戦争は二度とあってはならない」という言葉を肝に命じなければと思うのです。

Posted by ブクログ

2024/01/12

かつての兵士に聞き書きをする、 自称・戦友会お世話係の著者による「オーラルヒストリー」。 よくぞまあ、ここまで皆が語ってくれたものよ・・・ 昭和18年10月の、雨の学徒出陣壮行会をさぼり 日劇に生足ダンサーを観に行ったなんて、 話をしてくれる元兵士もいて・・・ かしこまった聞き...

かつての兵士に聞き書きをする、 自称・戦友会お世話係の著者による「オーラルヒストリー」。 よくぞまあ、ここまで皆が語ってくれたものよ・・・ 昭和18年10月の、雨の学徒出陣壮行会をさぼり 日劇に生足ダンサーを観に行ったなんて、 話をしてくれる元兵士もいて・・・ かしこまった聞き書きでは決して出ないような話や 思想的な話を聞かせてもらえるのは、 著者と語り手の信頼関係があらばこそ。 著者の半生も、また女性達の励みになるのではないか。

Posted by ブクログ

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