悼むひと の商品レビュー
作者が、客室乗務員をしていた頃、偶然一人の乗客と知り合い、それがきっかけで戦争体験者の話を聞きまとめるというライフワークが始まった。 伝を頼ったり、紹介してもらったり、全国を飛び回るが、なんといっても皆さん御高齢で、耳が遠かったり、体調がすぐれなかったり、ご家族の理解、助けがなく...
作者が、客室乗務員をしていた頃、偶然一人の乗客と知り合い、それがきっかけで戦争体験者の話を聞きまとめるというライフワークが始まった。 伝を頼ったり、紹介してもらったり、全国を飛び回るが、なんといっても皆さん御高齢で、耳が遠かったり、体調がすぐれなかったり、ご家族の理解、助けがなくては成り立たない。 今では、色々な会の世話役などもされている作者だが、そこまでの道のりは大変だったと思う。信頼関係無しにはできる事ではないと思うから。 今年で戦後79年、体験者の方々も高齢で毎年亡くなっていかれるという。 一人でも多くの人の話を後世に伝えていただくために、こらからもがんばって欲しいと思います。 そして体験者の方々が皆さんおっしゃる、「戦争は二度とあってはならない」という言葉を肝に命じなければと思うのです。
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かつての兵士に聞き書きをする、 自称・戦友会お世話係の著者による「オーラルヒストリー」。 よくぞまあ、ここまで皆が語ってくれたものよ・・・ 昭和18年10月の、雨の学徒出陣壮行会をさぼり 日劇に生足ダンサーを観に行ったなんて、 話をしてくれる元兵士もいて・・・ かしこまった聞き...
かつての兵士に聞き書きをする、 自称・戦友会お世話係の著者による「オーラルヒストリー」。 よくぞまあ、ここまで皆が語ってくれたものよ・・・ 昭和18年10月の、雨の学徒出陣壮行会をさぼり 日劇に生足ダンサーを観に行ったなんて、 話をしてくれる元兵士もいて・・・ かしこまった聞き書きでは決して出ないような話や 思想的な話を聞かせてもらえるのは、 著者と語り手の信頼関係があらばこそ。 著者の半生も、また女性達の励みになるのではないか。
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