invert[インヴァート] 城塚翡翠倒叙集 講談社文庫
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invert[インヴァート] 城塚翡翠倒叙集 講談社文庫

相沢沙呼(著者)

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invert[インヴァート] 城塚翡翠倒叙集 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2023/11/15
JAN 9784065337899

invert[インヴァート]

¥715

商品レビュー

3.9

116件のお客様レビュー

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2026/03/04
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※このレビューにはネタバレを含みます

あの『medium 霊媒探偵城塚翡翠』の続編。今度は倒叙モノ。 綿密な犯罪計画により実行された殺人事件。 アリバイは鉄壁、計画は完璧、事件は事故として処理される……はずだった。 だが、犯人たちのもとに、死者の声を聴く美女、城塚翡翠が現れる。大丈夫。霊能力なんかで自分が捕まるはずなんてない。ところが……。 ITエンジニア、小学校教師、そして人を殺すことを厭わない犯罪界のナポレオン。すべてを見通す翡翠の目から、彼らは逃れることができるのか? 前作ではすっかり城塚翡翠に騙され、果たしてあのオチから続編が書けるのか…?と思ったら普通に出てきた。 無論、もう読者は城塚翡翠がどんな人なのか知っている前提なので前作と同じノリではない。 今回は「城塚翡翠の推理を推理しろ」とのこと。いや分からんて。 元々ミステリで犯人当てみたいなことをせずに読むタイプであるため、普通に犯人側の視点で読み進めて無事に翡翠が嫌いになったw いやこの娘性格悪いよね。 相棒の真さんが可哀想。 内容的には中編集であり、最初が割とストレートな倒叙モノ。ただ犯人のアリバイはクラウドサービス側の監視ログ見れば一撃ではなかろうかという気がしないでもない。 二編目は犯人側に限りなく正義というか、100人いたら97人ぐらいは被害者◯したくなるよねって話。 ただ翡翠さんはどんな理由であれ殺人は絶対に許せないという主義主張の持ち主。 二編目の犯人に対しては最後に自首扱いにしてあげてるあたり、それなりに翡翠さんも思うところがあったのか無かったのか。全部演技と言われたらもう元も子もないが。 三編目は元刑事による完全犯罪&翡翠の「霊能力者」ブラフがまったく効かない、論理に論理で返してくる手強そうな相手。 途中で翡翠が思うようにいかないのを見てちょっと溜飲を下げたのはナイショである。 …が、最後にまたやられた。さすがにズルくね?翡翠が翡翠じゃなくて真で、梓が翡翠だったのだよ最初からね、って。あと動体視力と記憶力がトンデモなさ過ぎてちょっと。 三遍ともに犯人は完全犯罪を試みて、主観的にはほぼ完璧なんだけども翡翠から見ると穴だらけという構図。そうそう完全犯罪なんてできませんよという事か。 それにしても繰り返しになるが城塚翡翠のキャラが良くも悪くも秀逸。腹立たしいけど誰も勝てない。本気で慌てる翡翠さんが見たいものである。

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2026/02/23

また騙された! mediumの時と一緒で、途中まで面白いけど普通だなって思ってしまったのに最後の最後でまたひっくり返された。小説を読んであんまり感じたことの無い「すっごい」って感想が素直なところ。パフォーマンスを見ているようだった。また次も楽しみ

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2026/02/10

2026.02.10 読了 #51 倒叙というジャンルの読了は本作が初となる。 個人的に本作は、mediumの続編という点において少なくとも2つのハンディキャップを背負っていると考える。 ・mediumの続編という、圧倒的な期待値 ・城塚翡翠が何者たるかを知っている この圧...

2026.02.10 読了 #51 倒叙というジャンルの読了は本作が初となる。 個人的に本作は、mediumの続編という点において少なくとも2つのハンディキャップを背負っていると考える。 ・mediumの続編という、圧倒的な期待値 ・城塚翡翠が何者たるかを知っている この圧倒的なハンディキャップの中で、引き続き面白い作品であることに驚愕する。帯に「すべてが、反転。」と書かれているが、「仰る通りです。」という気持ちだ。 倒叙なので、犯人の視点で描かれるわけなので我々読者は犯人の動機や犯行を既に知っているし、鉄壁と思われるアリバイ工作についても理解している、いわば神の視点から読み進めることができるわけだが、 いかんせん我々は翡翠ちゃ…翡翠さんのことを知っているので、「完璧だと思っていてもすぐバレるよぉ…。。あぁもう絶対バレてるよぉ」という気持ちになる。犯人に同情せざるを得ない(笑)ほんとどんまい、相手が悪すぎた。 面白かったが、「犯人を逮捕するための動かぬ証拠」を城塚翡翠と同じ点で考えるということは、自分にはできなかったため、恐らく本作を楽しみきれていない。 「推理小説は、推理を楽しむよりも、驚くことが目的となって読まれているんじゃないか、意外な犯人に意外な結末。推理小説といいながら、驚きの犯人や意外な結末さえ示されれば、探偵の論理なんてどうでもよい」と、作中で語られた翡翠の考えに、自分自身もそうなのかもしれないと感じた。 続編(invert Ⅱ)はしっかり推理に向き合ってみたいと思います。 読む目的は人それぞれ、楽しければそれで良いと言う風には思ってはいるけれど、もっと深く推理小説を堪能できる読者でもありたい。

Posted by ブクログ