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汚れた手をそこで拭かない 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2023/11/08 |
| JAN | 9784167921255 |

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汚れた手をそこで拭かない
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商品レビュー
3.8
434件のお客様レビュー
「埋め合わせ」が一番好き。ここが読んでいてピークだったかもしれない。罪悪感と焦燥、後悔と絶望のフルパンチ、芦沢央さんといえばこれこれ!となった。決して良い気持ちにはならないのだが、何故か読みたくなってしまう。 芦沢央さんはタイトルのセンスが良い。この本自体の「汚れた手をそこで拭か...
「埋め合わせ」が一番好き。ここが読んでいてピークだったかもしれない。罪悪感と焦燥、後悔と絶望のフルパンチ、芦沢央さんといえばこれこれ!となった。決して良い気持ちにはならないのだが、何故か読みたくなってしまう。 芦沢央さんはタイトルのセンスが良い。この本自体の「汚れた手をそこで拭かない」、短編の「ただ、運が悪かっただけ」など、単語ではなく文章のタイトルが印象に残る。
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五つの短編が収録されているが、どれも後味が悪く読了後に爽やかな気持ちにはなれない。けれど、この人間が内に抱える弱さや愚かさ、醜さなどを、自分に何ら被害のない形で体験し、楽しめることが小説を読む醍醐味であるとも思う。そういった意味では非常に面白い作品だった。 「ただ、運が悪かった...
五つの短編が収録されているが、どれも後味が悪く読了後に爽やかな気持ちにはなれない。けれど、この人間が内に抱える弱さや愚かさ、醜さなどを、自分に何ら被害のない形で体験し、楽しめることが小説を読む醍醐味であるとも思う。そういった意味では非常に面白い作品だった。 「ただ、運が悪かっただけ」 主人公の夫が勤める工務店では有名なクレーマーだった中西。とにかく人にケチをつけることで、自分の存在意義を感じたり、社会的な優位性を得ようとする嫌な奴。そんなんだから、私生活でも一人娘に絶縁されるほどの毒親。この中西のキャラクター造形がとにかく不快で不快で、読んでいて「早くろくでもない目に合えばいいのに」と思っていたので、彼が事故で死んだ時は正直気持ちがスッとした。しかし主人公の考察により、ただの事故ではなく娘が敢えて「脚立の故障を見て見ぬ振りして渡したからでは?」というほのかに秘められた悪意に気付いた途端、鳥肌が立った。でもまあ何にせよ、中西のように、そもそも人に憎まれ嫌われるような生き方はするべきではないと思う。 「埋め合わせ」 大体の人は今まで何らかの形で一回は「教員が不注意でプールの水を出しっぱなしにしてしまったことで、多額の損害賠償を命じられたニュース」を目にしたことがあると思う。わたしもそうだ。これはまさにそれをやらかしてしまった主人公が、どのようにして誤魔化すか右往左往する話。しかし、同僚の教員である五木田がちゃらんぽらんでダメな大人のくせに、意外と鋭くていいキャラをしている。主人公が次々に嘘を重ねる中で、のんびり飼育小屋からパクった卵を調理しながらそれらを論破していく五木田には恐れ入ってしまった。結局蜘蛛の糸にも縋る思いで五木田に頼った主人公は、五木田が妻に内緒で競馬で背負った負債を理由に裏切られてしまうわけだが……ちなみに五木田はこの後どうするつもりなんだろうか?もちろん主人公に金を貸せる余裕はないだろうし。「同僚がプールの水を出しっぱなしにして損害賠償を負ったから、金を貸してやったんだ。口座から三十万減ってるのはそういうことだ」って喧嘩した奥さんに説明して(これも大ウソだが……)離婚を取り消してもらうつもりか?それだったらやっぱり、五木田しか得をしていない。こいつもこいつで、要注意人物である。 「忘却」 隣人の家から盗電してエアコンを使っていたおじいさんが、ブレーカーが落ちたことをきっかけにエアコンが使えなくなって熱中症で死ぬ話。これはマジで自業自得だと思う。悔やむ必要なし。 「お蔵入り」 主人公のせいで人生が狂ったのは、殺された映画俳優だけじゃなくて、「肉まん」という本人の望まないキャラクターに加工されて、全国区で顔と名前を放送されてしまった女子中学生もなんだなぁ、と思う。最初は躊躇していたのにプロデューサーの森本の口車に乗って、売れない映画監督である主人公が、とにかく映画としての撮れ高や利益、名誉を優先して、段々それ以外を気にしなくなっていく、倫理観を失っていくのがなんとも狂気的でいい。オチも含めて好きな話。 「ミモザ」 既婚者、かつ不倫で付き合ってた元カレ←この時点で最悪なのに、更に女に金を無心しに来るとかもっと胸糞。というか、なぜ主人公もコイツに金を貸すのか?どうして毅然と断れない?ていうか、そもそもどうして会ってしまうの?終始共感できなくてイライラした。仕事も軌道に乗って、伴侶も見つかって、あのまま幸せに暮らし続けることが男にできるなによりの復讐だったはずなのに。やはり見下してやりたい、なんて我欲を出してしまったから、身を滅ぼしたのか。一話目に出てきた中西のように。 しかし本当に元カレがクソすぎて、読みながら「こ、ころしてまえ!」と声に出た。あー、やだやだ。
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短編集ですが、どの話も読んでいて気持ちが追い詰められるようなイヤな感じ…。というのがまさに作者さんの狙いではあるのでしょうね。 汚れた手を拭く場所を間違えて余計に始末が大変になる、という感じで、秀逸なタイトルです。
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