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令和版 現代落語論 私を落語に連れてって
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ひろのぶと/サンクチュアリ出版 |
| 発売年月日 | 2023/10/31 |
| JAN | 9784801492639 |
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令和版 現代落語論 私を落語に連れてって
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
落語の本をいくつか読むが、単なる落語論ではなく、事態に合わせて柔軟に変えていくのが落語だということをはっきり分からせてくれた。これは落語に限らず、音楽、演劇、芸術のみならずテレビや報道でも同じことなのだろう。
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談笑よる短い落語論と、談笑版の古典改作の説明。そして最後に中江有里との対談が載っている。 古典改作の部分は、この人の思考がわかって面白い。そのほかは、印象が残らなかった。
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家元談志が「落語が能かなにかのような伝統芸能になってしまう」ことに危機感を抱いていたのに対して、談笑が論じるのは「元来、落語はその時代その時代に応じて変化してきたものだ」という点だ。 そもそも、落語における「伝統」らしきものを作ってしまったのは、録音技術があらわれて生まれた...
家元談志が「落語が能かなにかのような伝統芸能になってしまう」ことに危機感を抱いていたのに対して、談笑が論じるのは「元来、落語はその時代その時代に応じて変化してきたものだ」という点だ。 そもそも、落語における「伝統」らしきものを作ってしまったのは、録音技術があらわれて生まれた「名人上手のレコードである」という視点が目新しくうつる。名人上手の、ひいては(先達に)教わった通りにやればいい、という思考は、ある部類の人にとってはとてもありがたいもので「それさえやっていれば食いっぱぐれない」という姿勢を産み、行く末としては停滞しか産みださない。このあたり、きわめて卓見だと思った。 ただ、ファンからすると「志ん朝談志だけ聴いていれば俺ァ満足だ」という心理もわかるんだよなぁ。「あのフレーズだけ聞いていたい」という心理とは別に、時代は前に進んでいくのだけど……。
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