1,800円以上の注文で送料無料
いつかたこぶねになる日 新潮文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-02-01

いつかたこぶねになる日 新潮文庫

小津夜景(著者)

追加する に追加する

いつかたこぶねになる日 新潮文庫

定価 ¥693

330 定価より363円(52%)おトク

440 (2/13時点の価格) 値下げ前価格の説明を開きます

獲得ポイント3P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品【送料無料】

店舗到着予定:3/29(日)~4/3(金)

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

3/29(日)~4/3(金)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2023/10/30
JAN 9784101047218

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

3/29(日)~4/3(金)

いつかたこぶねになる日

¥330

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

4.3

33件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/02/28

詩も俳句も難しくて苦手だし、漢詩なんて触れたこともなかった。 本書はエッセイとともに漢詩が紹介され、小津夜景さんの素敵な翻訳とともにわかりやすく解説されている。 それでもよくわからないものもあったけど、わかるものもいくつかあったので、初めて詩を楽しめたことが嬉しかった。 訳し方...

詩も俳句も難しくて苦手だし、漢詩なんて触れたこともなかった。 本書はエッセイとともに漢詩が紹介され、小津夜景さんの素敵な翻訳とともにわかりやすく解説されている。 それでもよくわからないものもあったけど、わかるものもいくつかあったので、初めて詩を楽しめたことが嬉しかった。 訳し方がおしゃれで、たとえば 「春宵一刻値千金」という漢詩をこう訳す  ↓ はるのよの ひとときは かけねなき ゆめごこち また、エッセイの中の作者の感嘆の表現が豊かで良い  ↓ 「なんて紙ヒコーキの香りのする詩なのだろう。」 「実力派の無駄とはここまでくだらないものなのかとじーんとする。」 「わあ、まるでたましいの薬だね。と心の中でつぶやいた。」 エッセイでは、作者が公道を裸で歩いて家に帰った話や、洗濯機にお湯を入れてお風呂にしていた話など、さらっと信じがたいエピソードが紹介されるので驚いた。 母親がブロンドの長い髪を梳かして、ブラシについた毛を茂みに置き、鳥がその毛を使って作った金色の巣の中に卵があった話というが素敵だった。 肝心の漢詩では、以下の2つが良かった  ↓ 『蜘蛛の巣づくりを見る』 島田忠臣 『水中の影』 桑原広田麻呂 この翻訳も素敵  ↓ 日暮れ 蜘蛛が巣をつくっている 目を編むのになぜたった一本の糸を材料とするのだろう 骨組みがきれいで 君のしわざとは信じがたく 織機もつかわずに 誰が引いた糸なのかこれは 秋の寒さに露をつらねて 珠玉をとおした紐となり 風の払った花をくっつけ 綾絹の帷みたいにゆれる 四方に結びついて つゆも獲物を逃さないけれど 殷の湯王を思えば 抜け道を残しておくのが理想だ

Posted by ブクログ

2026/01/31

本書の著者は、私の認識では“俳人”だった(句集「花と夜盗」(書肆侃侃房/2022)で初めて知った)のだけれど、俳句よりも先に“漢詩を読む人”だったらしい。なるほど、それなら「花と夜盗」内の漢字三文字の句群「水をわたる夜」も腑に落ちる。漢詩というものが背骨のようにある人の俳句であっ...

本書の著者は、私の認識では“俳人”だった(句集「花と夜盗」(書肆侃侃房/2022)で初めて知った)のだけれど、俳句よりも先に“漢詩を読む人”だったらしい。なるほど、それなら「花と夜盗」内の漢字三文字の句群「水をわたる夜」も腑に落ちる。漢詩というものが背骨のようにある人の俳句であって、ぽっと出のミュータント俳句ではなかったのだ。 本書はエッセイ集で、各編に大体1作品ずつ、漢詩一編とその翻訳が付けられている。読み下し文でなく、翻訳というのが良いところ。本書内の一編「翻訳とクラブアップル」でも触れられているけれど、翻訳なので、漢詩を海外文学として受け取ることが出来る。

Posted by ブクログ

2025/11/01

1冊で美術作品のような味わい。飾りたくなる感じ。 言葉と言葉のあわいをふんわり結び、形にしようとすると崩れてしまいそうな想いを繋ぎ止めてくれる。穏やかに晴れた日の昼下がりに読めばいいと思う。読んでる自分も高尚な人になったようでドヤ顔できる。 常に漢詩が入って来るため高尚感に拍車...

1冊で美術作品のような味わい。飾りたくなる感じ。 言葉と言葉のあわいをふんわり結び、形にしようとすると崩れてしまいそうな想いを繋ぎ止めてくれる。穏やかに晴れた日の昼下がりに読めばいいと思う。読んでる自分も高尚な人になったようでドヤ顔できる。 常に漢詩が入って来るため高尚感に拍車がかかる。ちょっと訳してみようかなんて思うととても時間がかかる(し、結局できない)。 でも、学校で習うものよりやはり面白いし人間味があるし可愛らしい。 これがおフランスで書かれてるって日にはもう…ねえ。

Posted by ブクログ