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悪なき殺人 新潮文庫
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悪なき殺人 新潮文庫

コラン・ニエル(著者), 田中裕子(訳者)

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悪なき殺人 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2023/10/30
JAN 9784102403518
関連ワードコラン・ニエル / 田中裕子 / 小説・エッセイ・ノンフィクション(文庫)

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商品レビュー

3.6

17件のお客様レビュー

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2025/08/22

フランスのミステリ。 田舎町で起きた失踪事件、関係者たちの思惑は‥? 雪深い時期、山間の町で富豪の妻エヴリーヌが失踪した。 遭難とも考えられたが‥ 農場育ちで農協のソーシャルワーカーをしている中年女性アリス。 人嫌いの羊飼いジョセフ。 デザイナー志望の若い娘マリベ。最近、引っ越...

フランスのミステリ。 田舎町で起きた失踪事件、関係者たちの思惑は‥? 雪深い時期、山間の町で富豪の妻エヴリーヌが失踪した。 遭難とも考えられたが‥ 農場育ちで農協のソーシャルワーカーをしている中年女性アリス。 人嫌いの羊飼いジョセフ。 デザイナー志望の若い娘マリベ。最近、引っ越してきた。 アリスの夫で、農場を営むミシェル。アリスの父から農場を継いだが、行き詰っている。 そして、遠くアフリカに住み、ネットで詐欺を行っている若者アルマン。これは犯罪者なわけですが、他に仕事がないような状況という。 邪悪な人間は誰もいない。 愛を求め、なぜかうまくいかない関係に悩み、仕事の重圧にも時に押しつぶされそうになっている。善意とも言い切れない、願いに突き動かされているのだけれど。 不満を抱き、あがいている、でも何か少しは希望も抱いている… 視点が変わる度に、人物それぞれトーンが書き分けられているのがリアル。だんだんと、いきさつが描き出されていきます。 思わぬ成り行きと、誤解、皮肉な結末。 フランスっぽい印象はありますね。 [読まなくてもいい注: この「sanaの本棚」の分類では、「ミステリ(未分類)」というカテゴリーに入ってます。 ミステリが多いので基本、ヒロインとヒーローとに分けてるのだけど、どっちつかずのもあるので。 男女二人が主人公の作品も、ここに入れてます。 わかりにくくて、すいません~。]

Posted by ブクログ

2025/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 確かに登場人物全員、悪意からではなく愛情が歪んでしまったが故に罪を犯すに至っていたから、その点で言えば悪はない殺人だったのかも。  愛情を建前にした悪意であった可能性も捨てきれないけれど。感情って0か100に振り切れるものじゃなく、混じり合ってグラデーションのようなものだと思うから。

Posted by ブクログ

2025/04/28

なにが面白いって、登場人物がみんな少し狂ってる。 殺人事件は起こるが、名探偵も、地道な努力でホシをあげる警官も出てこない。 ひとつのできごとを、関係者それぞれの視点での語りによって、少しずつ真相に近づくこの形式、楽しい。 登場人物たちの置かれた現状の厳しさと、にも関わらず、...

なにが面白いって、登場人物がみんな少し狂ってる。 殺人事件は起こるが、名探偵も、地道な努力でホシをあげる警官も出てこない。 ひとつのできごとを、関係者それぞれの視点での語りによって、少しずつ真相に近づくこの形式、楽しい。 登場人物たちの置かれた現状の厳しさと、にも関わらず、なぜかたまにフッと笑えてしまうコミカルさの加減もよい。フランスの吹雪の寒さから、アフリカの太陽へと移るコントラストの強さも印象深い。 終わり方(の狂いっぷり)もよい。

Posted by ブクログ