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夜明けのはざま
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夜明けのはざま

町田そのこ(著者)

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夜明けのはざま

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ポプラ社
発売年月日 2023/11/08
JAN 9784591179802

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商品レビュー

4.1

476件のお客様レビュー

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2025/12/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

町田さん、43歳の作品。 本屋大賞をゲットする前後に、「うがった見方」でいえば、令和の社会、世相を巧く切り取って行く力を醸成していった方と思えた。 場面設定、登場人物、そして会話∼数冊読んで一つずつしっかり会話技巧、作品の筋、伏線回収の何たるか、見事にステップアップされて行っている。 元来、本屋大賞物は好きでなかった私・・それもあって筆者の作品は避けていた。 お涙頂戴的、受けを狙ったややもするとエキセントリックなキャラ設定‥この連作短編集も、そういった人が出てきていないと言えばどうだろう。 なつめ、楓子あたり、そういった臭いしなくもない。 今、どのエリアを歩いていても「家族葬」の看板が増えて行っている現象は明らか。 昔の盛大な葬儀に比べると経済的理由からも、社会の上下関係の敬遠、希薄化から見ても時の流れとしてはそうなって当然の趨勢だろうと思える。 人物的にコアは佐久間真奈か? 拠点は芥子実庵 死を見つめて、生の新たなスタートを見つめて・・syジュのパターンはあるだろうが人生のクロスロードにある芥子実庵。 その名前の通り  芥子の実がない家などどこにもない‥のである。 だが現実は小説と些か異なり、誰しもが「死を現実的に突き付けられ」新たな性へのスタートを切るなんてきれいごとはない・・と思っている。私自身の業務の一部に、孤独死、困窮死、生保の人々に関わる仕事の背板、何を見聞きしても、「作家のつくる世界」のフェイク臭は忌避してきた。 親交のある方でシングルの女性が家族葬のち~さな会社を経営している。 何時も昏い、笑顔を押し込めたような表情の彼女を見ていると、家族葬が持つ重さ、深淵を覗き見るような思いにさせられる。 だが、こういった作品によって、限りなく、そういった世界の深淵に近づいて行ける事は素晴らしい事。 死を、遺体を恐れる純也の気持ちがわかる、かといって真奈の気持ちにも沿える。 ヒトってその場、状況、裏面、いろんな立場で考えも発する言葉の意味も、どうかしたら何から何まで変えて動くことあるよね・・答えを出せないもどかしさがあって当然。母子だから、夫婦だから、身内だから・・理解して、理解されて当然という時代ではないとつくづく思うだけに、政界の出なかったこの作品、どの人物も瘡蓋を剥がし剥がされる痛みを共感できてよかった。

Posted by ブクログ

2025/12/08

好きなジャンルのお話。自分の体験できない職業を、文字を通して擬似体験できる、本の特権を存分に生かして書いてくださった作品。死ぬ時、こんな人たちに送り出されてみたい。と、ちょっと思う物語。

Posted by ブクログ

2025/12/06

葬儀屋さんに関わる人たちのお話 死に向き合うようなライトなテーマではないし、読むと気持ちが重くなることもあるけど、そういうのも受け止めて乗り越えていくもんなんだよなぁと思ったりもしている。 町田そのこさんって、重い話でも読んでよかったと思えるから不思議。

Posted by ブクログ