脳をフリーズさせない8つの方法 「言葉に詰まる」「思考が止まる」はこれで解決！

築山節(著者)

• 販売会社／発売会社: 三笠書房
• 発売年月日: 2023/09/27
• JAN: 9784837929598

商品レビュー

2024/07/24

「言葉に詰まる」ことが続くと、自分で自分が不安になる。何だかスムーズに議論ができない。スポーツ選手でいうと、イメージではもっと身体が動くはずなのに、想像通りにいかない。老いたかなとか、酒のせいかなとか。こうした脳の不具合について、脳科学的に解説してくれるわけではない。あくまで実証論として「脳に良い事」を説明してくれていて、それはそれで有難いのだが、良く聞く話で止まってしまったのが少し残念(新説が出てこない限り、そんなものかもしれないが)。

ー　繰り返し音読して話せる言葉の種類を増やす。対面での会話の方が、相手から得られる情報量が多くなり、高次脳機能の働きを高める効果が高い。

ー　こまめにメモをとって見返すことで、記憶に定着させ強化されていき、脳がフリーズすることを防げるようになる。

ー　脳の疲労は睡眠でしか取れない。

ー　脳のフリーズを引き起こす要因の一つとして、感情の問題があります。人間は強い感情的な刺激を受けると、当たり前にできるはずのことが、できなくなってしまうことがあるのです。これは感情系に脳のエネルギーが集中して、思考系のエネルギーが落ちるからです。また、感情が行動に影響するのを抑えるためにもエネルギーを割かなければならないことも関係します。結婚式のスピーチなどで極度の緊張にさらされたとき、頭の中が真っ白になってしまうのもこのためです。

感情系が興奮することを意志の力で止めることはできない。我々は、脳の中に意志とは無関係に動いてしまう動物を飼っている。他の本でも読んだが、この表現は非常にしっくりくる。動物を飼いならすようにできれば・・。

2024/03/16

最近、考えてたことを忘れてしまうなとか会話が止まった時に新たな話題が出せないなと感じていた時にこの本にであった。
この本では実際に著者が相談を受けた、いくつかの脳がフリーズしている症例をもとに8つの章に分けて症状について、その原因と改善策を解説してくれる。脳がフリーズする要因は日常に潜んでおり、気づかぬうちに脳がフリーズしてしまうことは恐ろしいことだと感じた。また、現代だから起こってしまうフリーズがあり、その原因について述べている内容は面白かった。
脳の細かい部位の機能や名称はほとんどなく、フリーズの症状や脳がフリーズしてしまう原因などにフォーカスして話が進み、特段難しい内容はなく読みやすかった。

2024/03/09

在宅ワークでパソコンばかり見て、散歩もせず、運動もせず、睡眠不足の私には刺さるものがありました……
脳がフリーズしないためにも、生活習慣の改善頑張ろう…………