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歌わないキビタキ 山庭の自然誌
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 毎日新聞出版 |
発売年月日 | 2023/09/26 |
JAN | 9784620327891 |
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歌わないキビタキ
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商品レビュー
3.5
19件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自然を介して、心を遊ばせている描写が気持ちを穏やかにしてくれます。梨木さんの類稀な感受性の高さがこれでもかと発露されています。 所々、「老い」「衰え」に対する寂しさのようなものを感じました。 鳥の描写がとても生き生きしていて、鳥の図鑑ないしは鳥がテーマの小説を読みたくなりました。アトリ、カラ類。私は最近シマエナガが好きです。 また、外せないのが植物。木漏れ日、そして木洩れ陽という言葉も、殊更美しく感じました。 なかなかユーモアがあります。クスッと笑える独り言や、節ごとのオチ。この辺りは、小説ではなくエッセイならではの、著者との距離の近さを感じられて良いです。 好きな一文。今日から座右の銘にします。 自分が大きくなるときに誰に遠慮があるものか。妬みひがみは蹴散らしていけ (ふとしたときに顔を覗かせる著者のネイチャーな思想が、良くも悪くも、この本がノンフィクションのエッセイであることを思い出させ、ふいに現実に戻されるため、合わない人は合わないかもです。そして、書かれた時期がコロナ蔓延、ウ露戦争の始まった時期というのもあるので、それらの話題を避けている方は注意です。)
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作者の梨木さんの日々感じてこられたものや生き物への感じられ方を垣間見ることのできるエッセイ本です。 私は普段、エッセイはあまり読みません。よほど好きな作者の方のものでなければ……いえ、よほど好きな作者の方でも、ほぼ読みません。 エッセイはどこか違う誰かの物語ではなく、作者...
作者の梨木さんの日々感じてこられたものや生き物への感じられ方を垣間見ることのできるエッセイ本です。 私は普段、エッセイはあまり読みません。よほど好きな作者の方のものでなければ……いえ、よほど好きな作者の方でも、ほぼ読みません。 エッセイはどこか違う誰かの物語ではなく、作者本人に起きた事象や感情、思考であるが故に、物語の登場人物のようにいくらリアルであってもあくまで『物語』、と思えないところが苦手でした。作者本人を知ることによって、その作者が書かれた物語を純粋に物語として楽しむことができなくなる場合があることも怖かった。 けれど、今回読んでみようと思ったのはどことなくタイトルに心惹かれたからです。 『歌わないキビタキ 山庭の自然誌』特別何か衝撃を受けるようなものではなかったのですが、ふと読んでみようという気になったのです。 作者の梨木さんが、自然に生きる動物たちへ抱いている感覚が伝わる一冊でした。 八ヶ岳で、霧島で、自然の中で起きる日々の変化や動物たちとの出会い、お母様の介護のこと。 今まで敢えて深く知ろうとしないようにしてきた作者さん本人のお人柄が垣間見え、『生』とはこういうものなのか、としみじみ感じさせられました。 途中、私のまだ知らない世界の話がいくつか飛び出てきたので、いつかしっかり向き合ってみたいと思いました。世界との接点をできるだけ多く持てるようになりたいものです。
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小説家のエッセイは基本的には苦手な部類なのだが、本書からは山庭の植物や動物たちを観察しながら、思いを様々あちこちへ飛ばし、また手繰り寄せては解きほぐして、自分を納得させるような丁寧さが伝わってくる。自然の循環の一端に在る自分をあるがままに受け容れようとする姿勢に大切なことを教わっ...
小説家のエッセイは基本的には苦手な部類なのだが、本書からは山庭の植物や動物たちを観察しながら、思いを様々あちこちへ飛ばし、また手繰り寄せては解きほぐして、自分を納得させるような丁寧さが伝わってくる。自然の循環の一端に在る自分をあるがままに受け容れようとする姿勢に大切なことを教わった気がする。
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