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この世界からは出ていくけれど
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2023/09/20 |
JAN | 9784152102683 |
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この世界からは出ていくけれど
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商品レビュー
3.9
18件のお客様レビュー
なんだか新しい文学に触れられた気がする。自分の感覚や認知は当たり前に他人とは違っていて、そんな他人を完全に理解することはできないけれど、心が通じたり交わったりするほんの一瞬のために人は生きていくのかもしれないなと作者あとがきから感じた。
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久しぶりに読んだSF。 物語の内容を把握するまで私には少し難解だったかな。 物語を通して語られる「見えないけれど存在するもの」「同じに見えるけれど異なるもの」のような、私たちの五感では感じることない未知の感覚について考えさせれました。 作中の登場人物と一緒に最初は頭をひねらせ...
久しぶりに読んだSF。 物語の内容を把握するまで私には少し難解だったかな。 物語を通して語られる「見えないけれど存在するもの」「同じに見えるけれど異なるもの」のような、私たちの五感では感じることない未知の感覚について考えさせれました。 作中の登場人物と一緒に最初は頭をひねらせて考えていたけれど、もっと感覚を研ぎ澄ませて捉える作品だったなと思います。 タイトルに沿って、この世界では生きていけないけれど、ここに自分の居場所はないけれど決して全てを嫌いなわけじゃない。自分が自分であるために違う世界に旅立っていくよ…という共通のテーマがあると思いました。 個人的には、ないはずの3本目の腕の感覚がある少女のお話「ローラ」と、「ブレスシャドー」の話が好きで、最後のシーンにはうるっときました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
カヴァーの内側に書かれている「社会の多数派とそうなれない者とが理解と共存を試みる、彼女たちの選択7篇」ということばが最も簡潔に内容を示している。マジョリティとマイノリティのうち、どちらかが「この世界からは出ていくけれど」、お互いに殺し合わないし、完全に相手のことを理解できなくても理解しようとし、敬意も抱いている、と。「君は君、我は我、されど仲良き」という武者小路実篤のことばを思い出しながら、他者との共存と寛容という同一のテーマを粘り強く七回繰り返す本書にいたく感銘を受けた。
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