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この世界からは出ていくけれど
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2023/09/20 |
| JAN | 9784152102683 |

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商品レビュー
3.9
37件のお客様レビュー
何だろね、この胸の奥から自然と湧き上がってくる切なさと盛り上がる涙。 堪え難い別離の瞬間がひどい哀しみを持ちつつも祝福のようでもあって。 読後にほんのり広がっていく温かさがやっぱりたまらない。 広大な宇宙にある星の数だけ、そこにしかない物語が存在するんだなって思える楽しさ。 ...
何だろね、この胸の奥から自然と湧き上がってくる切なさと盛り上がる涙。 堪え難い別離の瞬間がひどい哀しみを持ちつつも祝福のようでもあって。 読後にほんのり広がっていく温かさがやっぱりたまらない。 広大な宇宙にある星の数だけ、そこにしかない物語が存在するんだなって思える楽しさ。 はーーーーキム・チョヨプさんのお話好き!!!2冊目もめちゃくちゃ楽しめました。未読があと2冊ある幸せよ 「最後のライオニ」「古の協約」がこの中では残ったかな〜 「認知空間」のやるせ無さも割とつっかえてる あとカシワイさんのイラストが表紙含めどれもやっぱりめちゃくちゃ佳いんだよね。 それぞれのお話にあるイラストも読み終わった後にもっかい見るとなんかぐあーーーってなっちゃうのたまらんです。それで言ったら今回のだと「認知空間」のやつがもう凄い好き。押さえるポイントが
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SFのギミックを用いて、社会のマイノリティにいる人たちを描いた短編集。それは身体的障害に付随するものが多かった。 「古の協約」の語り口や、惑星から時間を分け与えられているという世界観がとても好みだった。 しかし、タイトルの秀逸なこと。今のこの世界に適応出来ていないのだけれど、それ...
SFのギミックを用いて、社会のマイノリティにいる人たちを描いた短編集。それは身体的障害に付随するものが多かった。 「古の協約」の語り口や、惑星から時間を分け与えられているという世界観がとても好みだった。 しかし、タイトルの秀逸なこと。今のこの世界に適応出来ていないのだけれど、それはこの世界から出ていくことなのだと。あくまでも主体性を手放さない。大切な心持ちだと思う。
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キム・チョヨプさん2冊目。デビュー作に続き7篇を収録した短編集です。SFの設定の中で、多数派や常識として認識している世界と、未知(少数派や障がいをもつ者など)の世界が交差します。全編に共通する、弱者への視点が読みどころになっている気がしました。 原題は『さっき去ってきた世界...
キム・チョヨプさん2冊目。デビュー作に続き7篇を収録した短編集です。SFの設定の中で、多数派や常識として認識している世界と、未知(少数派や障がいをもつ者など)の世界が交差します。全編に共通する、弱者への視点が読みどころになっている気がしました。 原題は『さっき去ってきた世界』だそうですが、日本語版タイトル『この世界からは出ていくけれど』の方が、感情を重視した深み・余韻が感じられ、日本人の好みに合っているかもしれません。 交差する2つの世界として、未来(現在)と過去の時制の違いもありますが、多数派と少数派の相容れない状況・過ごす世界の差異を描きます。共感や理解し合えそうでできないもどかしさの描写に、優しさと温かさ、切なさが同居しています。 人は、それぞれ異なる認知的世界の枠を越えると、生物学上は攻撃・排除に向かうものなのでしょうか? それでも理解し関わろうとし、関わり合うわずかの時間もあるのだと、(困難の裏にある)少しの希望を抱かせてくれるのが救いな気がします。 離れる、出ていくけれど……終わりや決裂、空虚や孤独のみで締めない筆致がよく、自分の身の回りのマイノリティもスルーしていたかも…と気付かせてくれます。著者の"相互理解"という根本姿勢の一貫性を感じる一冊でした。
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