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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2023/10/10 |
JAN | 9784163917610 |
- 書籍
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うるさいこの音の全部
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うるさいこの音の全部
¥1,760
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商品レビュー
3.4
95件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「おいしいごはんが食べられますように」に続いて2作目の高瀬さん作品。 前作に引き続き、ところどころ共感できる部分はあるのに、読みながらずっとテーマがぼんやりしていて、捉えどころのないまま、どんどん主人公の様子がおかしくなっていく話という印象。そして、決して後味が悪くなった口直しをしてくれない結末。 テレビで小説家として取り上げられたことから、地元の市長から電報が来たり、作り話のエピソードなのに当事者が発生したり、おかしくなりそうな事件はあれど、どんどん不穏になっていくストーリーにヒヤヒヤしていた。
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なんだか自分に難しかった。 恐らく作者さん自身も似たような経験をされたことがあるのではと思えてきた。 途中だんだんと小説なのか、現実なのかわからなくなってきて混乱。世間が求めているのはどっちの自分なのか? ゲームセンターの同僚も苦手な部類だし、途中出てくる元教員も嫌な感じ。でも...
なんだか自分に難しかった。 恐らく作者さん自身も似たような経験をされたことがあるのではと思えてきた。 途中だんだんと小説なのか、現実なのかわからなくなってきて混乱。世間が求めているのはどっちの自分なのか? ゲームセンターの同僚も苦手な部類だし、途中出てくる元教員も嫌な感じ。でも一番嫌だったのは親友かな。 あまり好印象の人物が出てこないなか、編集者の瓜原さんだけには心を開いてほしかった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
【二重生活で引き裂かれる自己同一性】 ナガイ朝陽は 学生時からバイトをしていたゲームセンターに勤務している。 そして、早見夕日としてデビューした新人小説家でもある。 文学賞を受賞した後にさまざまなメディア取材に答える中での葛藤が描かれる。 ・・・ どうして小説を書いているのか、と聞かれて、分からない、と答える自分が小説家っぽくない、でも嘘をつくのは良くない… いつしか彼女は、相手が求めていることを答えるようになっていた。 その理由はもっと売れたい、とかそういうのじゃなくて、お金をもらってしていることだから、面白くないといけない、と、 とことん真面目な主人公だったと思う。 文章ではたくさんの言葉を紡げるのに、 話すことが苦手だったり不慣れだったり。 「人に伝えた瞬間に事実になる」 って言っていたけれど、 言葉を発することの責任、 それにより、人の幸不幸に影響を与える、ということでもあった…。 上司のナミカワさん、 編集者の瓜原さん、 イズタニさん、 アドさん…
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