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トゥルー・クライム・ストーリー 新潮文庫

ジョセフ・ノックス(著者), 池田真紀子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2023/08/29
JAN 9784102401545

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商品レビュー

4

31件のお客様レビュー

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2024/05/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全編がほぼインタビュー形式の会話文で、なおかつ色々な人の会話が時系列で記載されている。 なかなか面白くはあるのだが、このタイプはどうしても展開が遅く、ページ数も多くなりがち。 最後に一気に展開が早くなり、終わり方も中途半端な印象。 結局メインテーマであったはずのゾーイはどうなった? ぼかしたままで終了。キムの誘拐も必要だった? ちょっと残念。

Posted by ブクログ

2024/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ある女子大生の失踪事件を新進のルポライターが関係者へのインタビューを重ね、事件の全貌をあぶり出すのだが、ルポライターが語り部ではなく、作者であるジョセフ・ノックスが語り部になる。 インタビューで語る人、それを書くルポライター、それを語る作者。 事件を取り巻くさまざまなことを、複数の人を通した視点で読者に提示される。 どこかで意図的にバイアスがかかっていたり、側面でしか語られないことが多いため、非常に気持ち悪い状態で物語は進む。 最後は一応の決着はつけるが、すべての伏線は回収されない。 肝心要の失踪事件は未解決のまま終わる。 700ページ近く読ませての消化不良感は半端ない。 でも読ませる。 インタビュー形式で浮き上がってくるのは、人は第三者として事件を語るとき、見栄を張り、自分をよく見せようと飾り立てることである。 そして、不利なことには口を閉ざす。 そのインタビューの中に、本当の真実の犯罪者の声がある。 単なるミステリーではなく、人の業の深さをインタビュー形式で炙り出す物語でもある。

Posted by ブクログ

2024/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

メタフィクションというのか…現実で起こったみたいな気持ちになる。このミスで知って図書館で借りてみたら、あまりの厚さにちょっとしりごみしてしまったが(愛用のブックカバーがパツパツ)、地の文はなく、インタビューしたものを時系列に繋げていく感じで進むので読みやすかった。世界観に入り込めた。登場人物みんなが疑わしい。けどあまりにいい人すぎて、ん?って思ってたらやはり…。犯人は判明してもゾーイはどうなったのか…。取材してたイヴリンの事件も解決していないが現実だったらそういうものか。双子の片割れのキンバリーが呪縛から解放されて?自分の人生を生きていることが救いです。

Posted by ブクログ

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