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息子が生まれた日から、雨の日が好きになった。
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2023/08/23 |
JAN | 9784591178720 |
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商品レビュー
4.3
13件のお客様レビュー
大人にならなければ気づかなかったこと、とあるけど、大人になってからも気づけないことはある。好奇心を持ち続けたい。カメラやってみたい、回らないお寿司屋さんに行きたい、東京タワー見に行きたい。
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タイトルでめちゃくちゃグッと来て一気読みしてしまった。 後書きでも触れられているが、これぞフォトエッセイというか、文章と写真の比率が抜群に良い。 作者がガンに罹患しているという背景情報があるので、言葉の端々に物悲しさを勝手に見出してしまうのだが こうして思考の文章化がされている...
タイトルでめちゃくちゃグッと来て一気読みしてしまった。 後書きでも触れられているが、これぞフォトエッセイというか、文章と写真の比率が抜群に良い。 作者がガンに罹患しているという背景情報があるので、言葉の端々に物悲しさを勝手に見出してしまうのだが こうして思考の文章化がされているというのは、万が一何かがあった時に残された人達の気持ちを癒す一助になるなと思った。 昨年割と仲の良かった友人が若くして亡くなったのだが、やつが普段何を考えていたか、どういうことを思っていたのかを知る術が失われてしまった。もう記憶の中の振る舞いでしか彼を思い出せない(そして、その記憶は悲しいことに徐々に薄れていくだろう)のがなんともやるせない。もしやつが何か文章を残していてくれたら…と読みながら思った。
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幡野さんの作品は今まで何冊か読んだ。 なぜ読みたくなるのか。 それは、考えがブレない、しかしマイナスなことも伝えてくれて、肩ひじ張った感じじゃない内容と、家族への愛に魅力を感じるからだ。 そして、伝えてくれる内容は芯があるが、ひと通り読むと、誰も傷つけてはいないとこが、読んでいて...
幡野さんの作品は今まで何冊か読んだ。 なぜ読みたくなるのか。 それは、考えがブレない、しかしマイナスなことも伝えてくれて、肩ひじ張った感じじゃない内容と、家族への愛に魅力を感じるからだ。 そして、伝えてくれる内容は芯があるが、ひと通り読むと、誰も傷つけてはいないとこが、読んでいて安心できる。 そして、自分の親や親戚を、公の書籍でここまで伝えてくれる方って、信じられる人だと思った。 今回、幡野さんの写真がたくさん載っていて、じっくりと見た。 おじいちゃんやビルにうつる東京タワーの写真が印象に残った。 おじいちゃんの笑顔、最高。 そして、優くんが自分で入学式に写真を撮れば、周りの人の表情は優くんに向けられたものだということだからってとこが、本当にその通りだ。自然に微笑んでしまうよね。そんなこと思いもしなかったよ。 そして、プロの写真家さんからの言葉で安心したことがある。 わたしは写真を見ても、善し悪しが分からない。もしくは、どれもいい。 そういう目がないと諦めていた。 しかし、幡野さんの言葉から、言葉より写真は伝わらないことを言われると、自分の見方で良いいんだと納得した。 読んだあと、心地よかった。
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