息子が生まれた日から、雨の日が好きになった。 の商品レビュー
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2023年75冊目『息子が生まれた日から、雨の日が好きなった。』幡野広志 読了。 幡野さんの言葉も写真も、スッと心のなかに入ってくる上に、確かに残る素敵なものばかり。 自由を手にするために文章がある なんか、よく「ことばにできないことを写真にする」みたいな、エモいことを言う 人がいるんですよ。でも、それって言語化能力が足りないだけですよね? しかも言語化能力が高くなるほど、写真自体がよくなっていくんですよ。 ぼくは写真家にとって最も大切なのは、カメラや写真を使わずに「自分が見 たもの」を伝えられる能力だと思っています。 たとえば、お蕎麦屋さんに行ったとしますよね? それで「こんな蕎麦を食べまし た」って蕎麦の写真を撮ったら、いちおう記録になるし「蕎麦を食べたんだな」とわかる じゃないですか。でも、蕎麦の写真を撮らず、撮ったとしてもその写真を見せずに、「こんな蕎麦」をことばで伝えられ るか。その能力が大事なんです。 もしも「こんな蕎麦」を文章で伝えられたら、そのぶん写真が自由になるんですよ。 そうじゃないと、どうしてもみんなお蕎麦屋さんで蕎麦の写真を撮って終わっちゃ ことばで説明できることの強みは、「離れること」なんです。 たしかにぼくのまわりにいる写真家たちも「よくそんなとこまで見てるな」っていうくらい、観察しています。ただ、いちばん大切なのは、好奇心じゃないですか。 #読書記録2023 91週間前
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題名でときめいて思わず手に取った本です。 写真が散りばめられたエッセイでオーディブルなどでは魅力が半減すると思います。 病気のことや子供との関わり方について共感や勉強になることが多くあった。お年玉でお金の教育の話や児童憲章の話はとても心がぐっと掴まれました。 個人的に大好き...
題名でときめいて思わず手に取った本です。 写真が散りばめられたエッセイでオーディブルなどでは魅力が半減すると思います。 病気のことや子供との関わり方について共感や勉強になることが多くあった。お年玉でお金の教育の話や児童憲章の話はとても心がぐっと掴まれました。 個人的に大好きでハマっていた食べ物を香典返しにするという件は確かになぁと声が出るほど関心しました。
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大人にならなければ気づかなかったこと、とあるけど、大人になってからも気づけないことはある。好奇心を持ち続けたい。カメラやってみたい、回らないお寿司屋さんに行きたい、東京タワー見に行きたい。
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タイトルでめちゃくちゃグッと来て一気読みしてしまった。 後書きでも触れられているが、これぞフォトエッセイというか、文章と写真の比率が抜群に良い。 作者がガンに罹患しているという背景情報があるので、言葉の端々に物悲しさを勝手に見出してしまうのだが こうして思考の文章化がされている...
タイトルでめちゃくちゃグッと来て一気読みしてしまった。 後書きでも触れられているが、これぞフォトエッセイというか、文章と写真の比率が抜群に良い。 作者がガンに罹患しているという背景情報があるので、言葉の端々に物悲しさを勝手に見出してしまうのだが こうして思考の文章化がされているというのは、万が一何かがあった時に残された人達の気持ちを癒す一助になるなと思った。 昨年割と仲の良かった友人が若くして亡くなったのだが、やつが普段何を考えていたか、どういうことを思っていたのかを知る術が失われてしまった。もう記憶の中の振る舞いでしか彼を思い出せない(そして、その記憶は悲しいことに徐々に薄れていくだろう)のがなんともやるせない。もしやつが何か文章を残していてくれたら…と読みながら思った。
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幡野さんの作品は今まで何冊か読んだ。 なぜ読みたくなるのか。 それは、考えがブレない、しかしマイナスなことも伝えてくれて、肩ひじ張った感じじゃない内容と、家族への愛に魅力を感じるからだ。 そして、伝えてくれる内容は芯があるが、ひと通り読むと、誰も傷つけてはいないとこが、読んでいて...
幡野さんの作品は今まで何冊か読んだ。 なぜ読みたくなるのか。 それは、考えがブレない、しかしマイナスなことも伝えてくれて、肩ひじ張った感じじゃない内容と、家族への愛に魅力を感じるからだ。 そして、伝えてくれる内容は芯があるが、ひと通り読むと、誰も傷つけてはいないとこが、読んでいて安心できる。 そして、自分の親や親戚を、公の書籍でここまで伝えてくれる方って、信じられる人だと思った。 今回、幡野さんの写真がたくさん載っていて、じっくりと見た。 おじいちゃんやビルにうつる東京タワーの写真が印象に残った。 おじいちゃんの笑顔、最高。 そして、優くんが自分で入学式に写真を撮れば、周りの人の表情は優くんに向けられたものだということだからってとこが、本当にその通りだ。自然に微笑んでしまうよね。そんなこと思いもしなかったよ。 そして、プロの写真家さんからの言葉で安心したことがある。 わたしは写真を見ても、善し悪しが分からない。もしくは、どれもいい。 そういう目がないと諦めていた。 しかし、幡野さんの言葉から、言葉より写真は伝わらないことを言われると、自分の見方で良いいんだと納得した。 読んだあと、心地よかった。
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p029 100円札って今もあるんだね!子ども銀行券みたい。 p39 塩とかよくわからないお茶よりも、本人が生前にドはまりしたものを光電返しにしたほうが僕は素敵だと思う →いいね! 短めのエッセイ集。 あとがきにも書いてあるけど、写真がステキで、撮る人のめせんになったように思える。息子ちゃんが撮った写真とか、ほんとにグッと胸に迫ってきて、ちょびっと涙が出る。
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本のタイトルにある「息子が生まれた日から雨の日が好きになった」の文章がいちばん素敵でした それと最後の巻末の対談 新しい視点と素直な感性を与えてくれます
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写真家の幡野広志さんの写真付きエッセイ。幡野さんの本を読むのは4冊目。 病気の方の心理、余命を意識している人が、自分がいなくなった後にも息子にどんなふうに生きてほしいか色々と考えて、日常から丁寧に接している様子、そして、病気とは関係のない旅先での出来事など、色々とカジュアル...
写真家の幡野広志さんの写真付きエッセイ。幡野さんの本を読むのは4冊目。 病気の方の心理、余命を意識している人が、自分がいなくなった後にも息子にどんなふうに生きてほしいか色々と考えて、日常から丁寧に接している様子、そして、病気とは関係のない旅先での出来事など、色々とカジュアルに書かれています。 文章と関係のある写真が載っているのですが…(大変申し訳ないことに、) 載っている写真の中で一番いいなぁとしげしげ見つめてしまった唯一の写真が、まさかの、著者の小さな息子さんが撮ったものだったんです。自分でもびっくりです。 そして、一番心を鷲掴みにされたのが、巻末の、古賀史健さんとの対談でした。 最近『さみしい夜にはペンを持て』で話題の古賀さんですが、幡野さんの本を読んでいるときの気持ちよさが、松尾芭蕉の『おくのほそ道』を読んでいる時のものに似ていると発言したのです。それがものすごく納得できて、この本の良さが一気に滲み出てきた感じがしました。その話と関連して、一般に、写真集には「ことば」が足りない。「ことば」あると、写真が自由になるという幡野さんの言葉も響きました。
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エッセイみたいな、写真集みたいな、絵日記みたいなそんな本。 お年玉の話とか、みかんの話とか、羽釜の話とか そんなものあるんだ、欲しいなって思ったり。 チョココロネの話とか、じゃんけんの話とか、質問に答える話とか、子どもとの関わり方が素敵だなって感じたり。 カメラを子どもに与えて 素敵な「ぼくの卒園式」を将来に残したり。 幡野さんの人柄が短い本の中に沢山詰まった1冊だった。 ぼくは写真家だけど カメラから生まれたわけではない。 がん患者ではあるけど 病人として人生を 生きているわけじゃない。 一児の父ではあるけど 子どもに人生を 捧げているわけでもない。 ここが、ほんとにささりまくる。
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おもしろかったです。 疲れた心にすっと入ってきました。 言葉も、写真も。 この、自然体な感じがして、親しみを感じるところが幡野さんのすごいところなのだと思います。 親としての目線に共感する部分が多かったです。わが子と出会ったことで好きになったものは、私にもあって。子どもが眼...
おもしろかったです。 疲れた心にすっと入ってきました。 言葉も、写真も。 この、自然体な感じがして、親しみを感じるところが幡野さんのすごいところなのだと思います。 親としての目線に共感する部分が多かったです。わが子と出会ったことで好きになったものは、私にもあって。子どもが眼差しているものを愛おしく感じたりします。 自分の中にあるあたたかな感情、自然なありのままの感情が呼び起こされる感覚があり、安心して読める本でした。
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